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【ふせん会議術5】いい解決策が出て、皆がどんどん実現してくれる!

 IBMで学んだ、プロジェクトが進む・はかどる・決まる!
問題→原因・根っこ→解決策→活動計画という一連の流れをご紹介します。


 関係者が集まって解決策を考えたのに、なかなか実現しない、と言ったプロジェクトの経験、ありませんか?

 企業では

  • 売上が昨年より減ってきた

  • お客様満足度が低下した

と言った問題が少なからずありますよね。

 こういった問題には、必ず「原因」があります。 例えば、

  • 売上が減ったのは、お客様が競合メーカーにとられたから、

  • 競合メーカーにとられたのは、わが社の対応に不満があったから、 などです

 これらが事実なら、その原因を根元から解決する策が求められます。例えば、、、

  • 競合メーカーにとられないように、どうすればいいか?

  • わが社の対応への不満をなくすには、どうすればいいか?

 これらの解決策を検討し、確実に実行される計画を作る、いい方法があります。

 それが、私がIBM社で学んだ、CPS(Customer Planning Session)という手法に「ふせん」を使うことを加えた会議術です。

 私は、お客様の問題を解決する策をみんなで出し合い、みんなでそれを実行する計画をつくる「ふせん会議」を、300回以上実施してきました。

 この方法を取り入れたお客様からは、

  • 今まで半年かけて検討して、進まなかったプロジェクトが、わずか2日でまとまり、参加した関係者全員のやる気が出ました

  • 自分が何をやらなければいけないかが明確になった

  • 価値観の異なる部門(製造と販売など)が仲が悪かったが、一緒に検討した結果、部門の壁がなくなった

と言った感想をいただいています。

 このように、「ふせん会議」は実践的な手法ですが、これをマスターするには、ちょっとしたコツがあります。

解決策と活動計画を作る流れ

 下の記事「問題をわかりやすく表現する手法」を使い、根となる原因が明らかになったとしましょう。

 問題の根から、解決策・優先度・活動計画をつくる手順が、下図の赤枠の部分です。

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