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Seattle

誰を書こう。と、なると億劫だったので、

大好きなSeattleの大好きな人たちと。
今日は、静かに写真で。

Seattleでは、いつも友達の家に泊めてもらってんだけどさ。

ってゆっても、狭いリビングのソファに寝てて。

でも朝、すごい気持ち良くて。

バックヤードで淹れてくれたコーヒー飲みながら、「今日どこ行く〜?」とか言いながら。

「あ、イアンのお父さん亡くなったんやで」

「え、近いやんな?ちょっと乗せてってや。花でも買ってくわ」

と、そんな流れでいつも動くんだけど。


イアンのお父さんは、Seattleでは超が付くお洒落で有名な人であり、ビンテージのディーラー。

その息子(ってゆっても30代のおじさん)のイアンとフリーマーケットで出会い、彼の自宅へ仕入れに入った事がある。

いやー。見直してみても洒落てる。イアンの家。

イアンは、会社への帰り道必ずリサイクルショップに寄って帰ってる。
それを何十年も。そこで、コレクションされた物たち。

古着屋さんが何で洒落てるのか分かる。
古着屋のバイヤーはこの様な景色、家を度々見る。仕入れながら空間も見るのだろう。
作られたホテル、ショールームではなく、リアルな洒落た人の家に入れてもらう。

羨ましい仕事だよなー。
ハードで、ストイックで、体力仕事。
古着屋さんのピック、バイイングの集中力には何時も脱帽です。

古着屋さんに、仕事の声をかけてくれる事もあって嬉しい限りです。

で、イアンち行ったんだけど。花買って。

「まあ、普通日本やったら線香買ってくるんやけど、わからんかったから花買ってきたわ」

って、ゆうたら

「親父は世界中のバイヤーと取引先してたけど、親父死んでから、花持って訪ねてきた奴はいなかったわ。」「ちょっと行こや」「親父の倉庫行こう」「遺品整理」と。

こんなガレージで服が3つ。
家具が2つ。

まあ、彼も「またいつでも来いや。しゅんのために置いとくから」
って、言ってたんで


誰か私をSeattleに連れてって。

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