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Blogmas(4), Dec 6th- Song frequency and Body mass

今日は午前と午後で二つバイト。明日には部屋も引き払うのでそのための荷造り等も相まって非常に忙しいです。なので今日は今までに見た中で一番短い記事をざっと読みました。まさかの1ページ。割と古めの1980年出版、題は "Correlation of song frequency and body weight in passerine birds" です。

記事も短いのでざっくりと。90種のスズメ目の鳥を歌の周波数と体重でデータ採ったみたいです。その結果のプロットがこちら 

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まあ簡潔に言うと体重が重くなればなるほど歌の周波数も下がるということですね。経験則的にも分かり易いかと思います。鳴鳥のカナリヤや風琴鳥なんかみんな小さいですし、大きいガチョウやカモ類はグエッとか鳴きますものね。これは解剖学的にも証明が可能で、体重が重いと必然的に体も大きい、そうすると気管も長くなるしまず肺活量が変わってくる、それらの要因が絡み合って周波数は低くなる。

ちょっと気になったのが体重は時に無視される要因と成り得る - "Studies reported previously, however, express one-sided points of view: body weight is either totally or partly ignored thus giving ecological factors priority in the selection process, or as in the case of other authors 9 it is assumed that only body weight influences vocalization." てところでしょうか。Ecological Factorとしてこの記事にあげられているものの一つが居住空間の開放性、空間がより開放されていればいるほど (牧草地とか)は予想よりも高めの周波数で歌うらしいです。ヒバリとかを考えるとまあそうなのかな?という気はしますけれど直感的に納得はし辛いです。

ということで今回の記事でした。40年前の記事なので信頼性は確かではないのが一番のネックかなと思います。ここまで4本読みましたけれど、データ分析勉強しないとなという気持ちが募るばかり。未だにp-valueとか使いこなせないのです。定義的には理解しているんですけれど。まだまだ精進が必要だなと感じました。

明日はバイトしてからそのまま空港に行くので読めないかもしれません、そうなると次回の論文は19日になります。もっと鳥のさえずりについての論文、探しておきます。

今回の参考文献はこちら↓

Wallschläger, D. "Correlation of song frequency and body weight in passerine birds." Experientia 36.4 (1980): 412-412.

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