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「ブランディング・シンキング:論理的思考と感性の融合」

ブランディング(ブランド戦略)とは、未来やマーケティングの視点を加味したビジネス及び経営戦略であり「ロジカルシンキング」と「デザインシンキング」を往復し、企業やブランドの「方向性…
なんらかのクリエイティブについて関係する、経営者/デザイナー/ディレクターやマネージャーに向けて、…
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#ブランド戦略

ブランディングとデザインとビジネスの理想的融合を行うために (スタートライン)

新しい時代を担うビジネスパーソンにとって、重要なのは卓越したブランディングとクリエイティブなデザインは非常に重要です。新たなビジネスやスタートアップ、新規事業やブランドリニューアル、コーポレートリブランディングについても、徐々に広告的アプローチよりもブランド価値を高め、セールスをしない戦略にシフトしています。 これからのビジネスシーンで成功を収めるためには、差別化や魅力のあるビジュアルコミュニケーションが必要不可欠ですし、成功しているビジネスやブランドはその融合によるブラン

ブランディング思考12./インナーブランディング

インナーブランディングについての 相談や仕事の依頼が、最近、とても多い。 ブランディングといえば、アウトプットとしてのコミュニケーションやアイデンティティの整理や構築が通常ではあると思いますが、 そのアウトプットする前に、 自分達のブランドを、どのように考えや思い、魅力などを、伝えていくべきなのか、何を伝えたいのか。まずは、社内やチームで意思統一や浸透させる必要があります。しかしながら、だいたいのクライアントさんはその整理がついていないことが多い。プロジェクトのオリエンを

ブランディング思考 8. /ブランドDNA

最近、BRAND DNA(ブランドDNA)という考え方、および、思考がなんだかしっくりきて口にしています。以前、下記の記事の「ブランドキーワード」として書いていた内容に、DNAという言葉から連想する考え方を追加したような思考法です。 実は最近、気づいたんですが、 BRAND という言葉の中に、DNA という意味が内包されているんです。

ブランディング思考 7. /スモールマス(ターゲティング)

僕および artless は、あまりマス向けのブランディングは得意ではないというか好きではないという感覚に近いかもしれません。誰にでも愛されるブランディングやデザインは、どうしても角が丸くなりますし、わかりやすさや伝達のスピードが優先されクリエイティビティやクオリティはないがしろにされがちです。しかしながら、もうマスマーケティングは効かないという話も聞きますし、ブランド価値/無形価値が必要という時代が来ていることは僕にとってはいい流れなのかなと感じていますし、今のマスは、もう

ブランディング思考 6. /ブランドコンサルティング・フェーズ

ブランディング思考 5. /デザインとは

「デザインとは戦略を備えたクリエイティビティである」 Design is creativity with strategy この言葉の戦略的デザインやクリエイティビティの集積がブランディングなんじゃないかと僕は考えています。よって、1つのデザインではなく、少なくともカテゴリリーを超えた10のデザインを同時に考える必要があり、100や1000のデザインが生まれた時に、一つの思想や空気を感じられるデザインの集合体になっている必要がある。 カテゴリーを超えデザインをする ブラ

ブランディング思考 4. /ブランド・アイデンティティについて

この回では、実際に進行中のプロジェクトを紹介しつつ、ブランドアイデンティティ構築についての参考例を書こうかなと思います。 現在進行中のプロジェクト 現在進行中のプロジェクトで、R100tokyo のリブランディングを行っています。オウンメディアでも少し語っているので、まずは読んでみてください。 前編: 後編:

p7 - ビジネスとデザインコンサルティング

ビジネスとデザインについての関係は、なかなか一筋縄で行かないことが多いかと思います。いわゆるビジネス側とデザイン側の価値観がズレることもありますし、お互いの都合もありますし。 ここ数年(たぶん5-6年くらい)、デザインとビジネスの心地よい融合や最大公約数という言葉をつかい考えていたりしています。僕はデザイン側の人とされるかとは思いますが、ビジネスやマネージメント側の視点や考え方、知識、思考などを理解しないとお互いにいい関係など生まれないだろうと自分なりに学んできました。いわ

p6 - ブランドストラテジーとブランドコンサルティング(?)

ブランドストラテジーとコンサルティングについてなんですが、クライアントワークで、ブランドコンサルの会社と仕事をすると、ちょっと、いつも引っ掛かることがありまして、そんな話をしたいと思います。

p5 - ブランディングとブランドデザイン思考

最近、少し描いてみたいなと考えていることが、デザイナーではない人のための(非デザイナーのための)ブランディングとブランドデザイン思考です。包括的な視野や俯瞰した視野でプロジェクトを見る、考えることの必要性という意味では、様々なカテゴリーのデザイナーにも必要だと思うんですが、デザイナー以外のビジネスパーソンや仕事を発注するクライアント側、営業、プロデューサーやプロジェクトマネージャーなど。様々な非デザイナーにとっても必要となる思考法なんじゃないだろうかと考えています。 そんな

ドレスコードと持ちもの

artless ではチームに「ブラック」というドレスコードを設定しています。いわゆる服は黒をベースとした着こなしでチームのトーンを揃えるということをしています。クライアントワークでもブランディングをする上でブランドキーカラーを設定しトーン&マナーを作っていますので自社ブランディングとしても同じように行っています。

ビジネスとデザイン

デザイン→アートディレクション→ブランディングと、徐々に視野や知識を広げていく内に、ビジネスやプロジェクトの上流工程のタイミングで自分が存在していないとやりたいことはやれないと、なんとなく感じ始め、ビジネスの勉強を5年前くらいからMBAホルダーの先輩からレッスンを受けるようになりました。 「経営戦略/マーケティング/ファイナンス」などの勉強で、MBAの知識を持っているアートディレクターになるという試みです。 いわゆるビジネス層やMBAホルダー達が学んできている知識や言語を