いわき、天皇杯3回戦進出

天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 2回戦

 サッカーのいわきFCは12日、アウェイのソユースタジアムでブラウブリッツ秋田と天皇杯の2回戦を戦い、2対0で快勝した。明治安田J2リーグの日程変更で10日ぶりの公式戦を迎えたいわきは、ケガ明けの照山ら主力選手が先発。35分に有馬が先制点を挙げると、73分には山口が追加点を決め、Jリーグ参入後初めて秋田に勝利した。いわきが天皇杯で白星を飾るのは第100回大会の1回戦以来、4年ぶり。3回戦へと駒を進めたいわきは、7月10日にJ1のサンフレッチェ広島と対戦する。

希望湧く勝利、アジアの果てを目指して

 秋田戦の入場者数はわずか872人。同じ東北とはいえ、平日アウェイのナイトゲームに現地参戦できたサポーターは限られていた。それでもいわきを応援する10代女性はインターネットで結果を知り、「おめでとう!」と賛辞を送った。天皇杯の優勝チームには、次回から新方式となるAFCチャンピオンズリーグエリートへの出場権が与えられる見通し。リーグ戦で未勝利だった秋田から白星を挙げ、次はJ1で3度の優勝を誇る広島との一戦が控える。その向こうに見えるアジア、世界を目指す浜通りの挑戦に、胸は躍るばかりだ。

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