【休養も大事】20代に読んでおいて良かった本⑤

休養も大事だ、という話。
自分は働き過ぎたり、頑張りすぎたりする癖がある。働きすぎてぶっ倒れることもあったり、10代で運動している時は練習のし過ぎでたびたび怪我をしていた。

幼少期にはこんなこともあった。皆で芋掘りしてる時、周りの大人を無視して、大量に芋を掘って、自分の力のみで大量に自宅もって帰ったら、脱腸して入院したこともあった。

何かに熱中している時は、他のことを忘れて、心身がボロボロになるまで頑張りすぎる習性がある。

20代半ばくらいまでは、「疲労」という概念を持っていなかった。体力はある方だから、周りより頑張れる自信もあった。まだ身体的な疲労はありえても、精神的な疲労というのはこの世に存在し得ないとまで思っていた。

自分は日々の行動を記録する習慣があったので、いつもぶっ倒れる前には、知的負荷の強い日々を送っていることを発見し、頑張りすぎると駄目なのだと、そこではじめて分かった。

そこで自分なりに色々研究した結果、休養はめっちゃ大事だし、むしろ週に1〜2日程しっかり休んだほうが、全体としてパフォーマンスは向上することを知った。学術的なアプローチで文献を読んでいったが、脳科学や運動生理学的観点からも間違いない。

同様の主張をしているビジネス書のキャプチャがあったので下記に貼る。(書名は忘れてしまった)

これを意識し休養を挟みながら、日々を過ごすことで、ぶっ倒れることがほぼなくなった。

画像3

定期的に休暇をとる。コーチング会社では、毎年一二〇日から一五〇日の休みを取るよう勧めている。最初のうちは、誰も本気にしない。とうてい無理だ、そんなに休めるはずがない、忙しすぎるからといった調子だ。それどころか、もっと休みを減らして、溜まるいっぽうの職務を片づけたいと言第9章健康で快適な生活習慣しかし、もし心と体の充電のために、完全週休二日の習慣をつけると、それだけで休日の数は年に一〇四日となる。ここに国民の祝日を加えると、六日(訳注・日本では二〇〇五年現在、一五日)ブラスで一一〇日(日本では一一九日)。毎年、六週間から八週間を休暇に費やし、その問まったく仕事にかかわりを持たなかったら、気づかないうちに一二〇日から一五〇日の休みは取っているだろう。
きちんと休みを取ると、あなたの仕事には少なからず変化が訪れる。まず、頭がすっきりして、回転がよくなる。知力と創造力が増す。アイデアと洞察が次々に湧いて、周囲に大きく差をつけることができる。つまり就寝時間を早め、定期的に休暇を取るなどして休む機会を増やし、しっかり休んだほうが、人の生産性はアップし、ミスは減少し、出世のスピードも速まるということにならないだろ

画像1

全米で最も高収入を得ている成功者たちが使っているテクニックを紹介しよう。
ひとつ目は、週に1日は完全に休むことだ。この分野のあらゆる研究が、1週間ぶっ通しで働くよりも週に1日か2日休むほうがはるかに偉大な楽績につながることを示している。職場の人間関係や困難な状況で精神的な疲労が蓄積している場合は、週に1日は休みをとるべきである。疲れていては最善の仕事はできないから、悩みを忘れて心身をリフレッシュすることが大切だ。休んでいるときは仕事から離れて、家族や友人と過ごそう。あるいは、散歩やスポーツ、テレビ、映画鑑賞などの趣味を楽しんだりして週に1日は仕事の緊張から心身を解き放つといい。
ふたつ目は、3か月に一度は3日間の休暇をとることだ。その期間はいっさい仕事をしてはいけない。少しでも仕事をすると、精神的に緊張して休養と仕事の両方が中途半端になる。
3つ目は、1年に少なくとも2週間は休みをとることだ。この期間に少しでも仕事をすると充電が不十分になり、休暇から戻っても疲れがとれていないことになりかねない。気分転換は英気を養う素晴らしい方法だ。自然の中を散歩してリラックスしよう。しばらく散歩をしているうちに、心が癒されていく。
ここで3つの提案をしよう。
1.前もって計画を立て、完全にリラックスする日を少なくとも週に1日は予定に組み込んでおく。その日は仕事をしないようにしよう。
2.何か月も前に休暇の予定を立ててお金を払って予約をする。いったんお金を払うと、延期するより行くことを選ぶはずだ。
3.オンとオフの切り替えをはっきりする。仕事をするときは徹底的に働き、休むときは徹底的に休もう。オンとオフの切り替えはとても大切だ。成功へのアドバイス定期的に休んで心身をリフレッシュしよう。英気を養って充電することが、仕事に励む活力を生む。

https://amzn.to/38Bpmgl

自分は普段は鈍感な性格なのだが、仕事になるとパラノイア的に極度の心配性になる。それはそれで別にいいのだが、心配の度を超えて、ネガティブな思考になってしまうことがある。こういう時は大抵、とても疲れている時だ。

それゆえに、しっかり休むことで、こういうネガティブ感は容易に解決される。そういった心身の状態をみながら、自己管理することは、とても大事だなと最近はよく思う。

休み方も大事らしい。脳科学かなんかの本で読んだが、普段自分がしていない領域で休んだ方が、回復力が早まるらしい。積極的休養とかいった気がする。日頃よく使っている脳の領域とは、違う領域を動かした方が、普段の脳領域がよく休まるらしい。

とはいうものの、自分は比較的仕事人間で大した趣味もないわけで、とりあえず妻の要望に沿って休日を過ごすことで、気づいたらリフレッシュしているパターンが多い。

また、重要な視点として「認知資源」という考え方がある。

1日に意思決定出来る回数は制限がある、と主張する専門家がいて、自分もこれに同意する。上記記事は、それゆえに成功者は、いつも同じ服を着ることで、洋服選びという意思決定を省いている、という内容だ。

運動している時は、身体的には疲労が体感的に理解出来るのだが、知的労働はそれを感じにくい、知らず知らずのうちに、メンタルを壊してしまう人もいるだろう。

でも、精神面でも、RPGゲームでいうMPみたいのが確実に存在するし、それを俯瞰して把握しならが、現実世界のゲームの進めるがクレバーな戦い方だと思うのだ。

人生が面白いのは、このMPは、日々の鍛錬によって、徐々にその総量が増えていくし、なんなら、身体性を向上させマネジメントさせることでも、その総量は増える。疲労でMPを使い果たしても、適切に休養を取れば、ちゃんとMPは回復する。

だから、どういったタイミングで、どう休むかは大事。

そういった諸々の考え方を、この数年でようやく自分の中で落とし込めることが出来る、コントロール出来るようになってきた実感値があり、それにより、随分と楽になった。



人生は長い。
途方もなく長い。
100年時代なら、自分はまだ3分の1にも到達していない訳で。

刺激的でエキサイティングな経験や思い出って、苛烈な仕事の日々の中で、強烈に脳裏に残るもので、気づいたらそれを再び求めてしまうことがよくある。

それはそれで、とても素晴らしいものなのだけど、その隙間にあるなんでもない時間、ボーッとしてる時間、くだらない時間、安堵している時間、そういった日々も、きっと苛烈な日々と共にとても大事なのだと思うのだ。

自分がやりたいことを比較的仕事に出来始めているので、とても幸いなことに、仕事とやりがいが非常に近い距離にある。それゆえに、休養というのは、仕事における、回復の時間と捉えがちであり、実際にそうである。

でも、学生の時に、欧米,東南アジア,中華圏と色々回ったけど、色んな価値観があるんだとそん時思った。もちろん、仕事中心の人もいたけど、仕事は人生の一部であり、遊びや休暇が人生の軸の人だっていた。

自分は当分はそうならないとは思うけど、そんな世界も存在するし、自分も選択肢に入れられなくはない、くらいの感覚で、余裕をもって日々を過ごしたいものだ。


話が若干脱線してしまったが、惰性で忙しい日々に流されることなく、自分を客観的に捉え、定期的に心身を休めることは大事なんだぞ、という話である。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?