shun_oka

中国IT領域11年,35歳。大学卒業後,中国WEBマーケ領域で起業し約3年。当時,講談…

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中国IT領域11年,35歳。大学卒業後,中国WEBマーケ領域で起業し約3年。当時,講談社現代ビジネスやTechwave等で記事連載や登壇。➡︎中国ユニコーン企業子会社MGR約3年。➡︎日本広告会社の中国法人社長4年目+北京大学MBA生。HSK6級HSKK高级。東洋経済連載。北京在住。

最近の記事

この一年で

世界が大きく変わる気がする。 コロナによる変化がむしろ可愛らしかったくらいに、世界が大きく変わっていくように思う。 今年は世界中が選挙の一年だが、二つの大きな戦争やそれによる経済構造や人々の価値観の変化で、歴史的にみても世界が大きく変わらざるを得ない1年になるように思う。

    • 塞翁が馬

      という諺があるようだが、まさにそうだなと思う。 とてもいいことが起きたなと思ったら、それが大きな歪みのはじまりだったり。とても悪いことが起きたなと思ったら、それが幸運のはじまりだったりするし、もちろんそのどちらでもないこともあるし。 物事には良し悪しの両面があって、そのどちらにもなり得るわけで、一面だけを捉えて一喜一憂する必要はないのだと思う。捉え方だけでも、認識はどうとでも変わる。 年を取ると、更に人生は複雑で多様になっていき、仕事だけじゃなくて、家庭や健康やプライベ

      • 北京は肌寒くなってきたなぁ

        10年前くらいに書いた記事を少し読み返す機会があったのだが、今と考えていることもやっていることも大して変わってないなと思った。 ただ、似つかわしくないたいそうな肩書きや責任だけデカくなってしまった気がする。どちらも脱げ捨てたくなることもあるのだが、これらは10年前の自分が求めていたことのような気もする。 自分みたいなアホな奴がこんなとこにいれるのは、もちろん頭が良かったからでも、優れた人間だからでもないと思う。 卒業した大学は偏差値35くらいだし、むかし起業して失敗もし

        • 2022

          雑記。 去年野球を久しぶりにやって気づけて良かったことは、意外に昔のことを心身ともに覚えているということだった。 試合では周りに迷惑をかけないようにコンパクトなスイングをしていたが、練習の時は思いっきりフルスイングをしてみたところ、めちゃくちゃ打球が飛んで嬉しかった。もちろん高校時代と比べれば遠く及ばないものの、明らかに筋肉不足の身体でここまで飛ばせたのは、当時身体に染み込ませた技術がまだ残っていたということなのだろう。当時アホみたいに練習しまくったからな。 チームの四

        この一年で

          12年振りにヒットを打った

          北京での草野球に参加して久しぶりにヒットを打った。どれくらい久しぶりかと言うと、なんと12年振りだ。やっぱヒットを打つのは嬉しいなぁ。先月から参加して3試合で9打数5安打。大振りすると脇が開いて空振りか引っ掛ける癖があるので、逆らわずに左方向を意識してバットの芯に強く当てることも意識したのが良かったのだろう。昨年参加した時は全然バットにボールが当たらなかったので、自分なりに意識を変えて臨んだのが良かったようだ。昔の感覚が僅からながら戻ってきた気がする。 そうか、気づいたらも

          12年振りにヒットを打った

          備忘録20220328(久し振りに)

          コロナが沈静化と思いきや世界は相変わらず慌ただしい。戦争も政治もよく分からないが、何よりも平和であるであって欲しい。でも、メディアが発する一律的な雰囲気には違和感も感じる。世の中の風潮に流され過ぎないようにと思う。 イラク戦争、ジャスミン革命、雨傘運動、東北原発事故などなど。振り返ると当時の社会の一方的な世論は必ずし正解ではなかったように思うからだ。戦争も侵略も弾圧もすべて断固反対だが、複眼的かつ長期的な視点は忘れてはならない。 さて、日本への一時帰国を果たし、久方ぶりに

          備忘録20220328(久し振りに)

          中国ネット業界で仕事して、気づいたら約10年。

          この業界に入って気づいたら10年経っていた。 そもそも10年前にこんな業界はなかった。ただ中国ネットへの驚きと好奇心からブログを書き始めたのがきっかけだった。 10年前はただブログで気になる中国ネットサービスを紹介してただけなのに、今は中国の広告会社の社長として、テンセントやアリババなどのネットサービスを日本ユーザーに認知させる仕事をしている。 小中高と野球を12年間やったのだが、もうすぐそれを超えちゃうんだな。 自分はビジネスマンとして特別な能力が正直ないのだが、今な

          中国ネット業界で仕事して、気づいたら約10年。

          中国に来て半年が過ぎた。生活や仕事や時代のことなど。

          北京での生活が半年を経過し、中国法人社長に就任して1年が経過した。駆け抜けた半年であり1年であった。だが、あっと言う間に過ぎ去ったという感覚はなくて重い1日1日を積み重ねて、ようやく1年経ったという感じだ。 東京では緊急事態宣言2回目の時期だった今年1月に中国北京に移住をした。今は緊急事態宣言4回目に入っている。東京ではコロナ感染者数が過去最高を超えてしまった。 中国渡航に伴っての唯一の悔いは、東京五輪を直接見られなくなることだったが、実際には無観客開催になったので、中国

          中国に来て半年が過ぎた。生活や仕事や時代のことなど。

          急性胃腸炎から復活

          1週間ほど苦しめられた。 永遠に下痢が止まらず、日中は身体が怠くて、吐き気や頭痛もした。胃痛で寝られない日もあった。一晩中下痢してた。市販の薬で数日で治るだろうと、甘く考えてしまった。仕事への影響も少なからず出てしまい反省している。このせいで、ワクチン2回目の接種も拒否られた。予約しなおさなければ。 結局は、病院に行って点滴打って、処方された薬を飲んだら、結構すぐに治った。もっと早く病院いけば良かったと思ったが、身体が怠すぎて行く気になれなかったのも事実。心身しんどい時に、

          急性胃腸炎から復活

          社会人初日の思い出

          8年前の4月月初。 社会人初日はすき家でアルバイトをしていた。 大学卒業前から自分で事業を開始していたのだが、早々に立ち行かなくなり、近所のシフトに融通が効くすき家で牛丼を提供するアルバイトをしていた。 当時もyahooニュースやtwitterで、社会人初日に関するニュースが多く流れており、それを見て、「そうか、就職していたら今日は入社日なのか、、。そんな日に俺は牛丼を作っている、、。」と淋しげに思ったのを覚えている。 バイト帰りに公園のベンチで少し休もうと向かったら、

          社会人初日の思い出

          ようやく中国での生活がはじまった。

          ようやく中国での生活がはじまった。 4週間の隔離生活が終わり、北京での生活も慣れ始めたところだ。 だいぶ前から中国赴任の準備をしていたとはいえ、まさか緊急事態宣言中に、家から出るなというタイミングで、国を出ることになるとは思わなかった。 少しばかし落ち着いてきたので、最近思ったことを書いておこう。 安全で自由な国に来た。隔離明けに近くの定食屋で飲んだビールと飯がやたら美味かった。出所明けはこんな感じなのだろうか。 今では、普通に出社して、普通に人と会って仕事をし、普通

          ようやく中国での生活がはじまった。

          きっと何かがおかしい

          アメリカ民主主義の本丸である議会において、暴動が起こり人が亡くなるとか、大統領のSNSアカウントが凍結されるとか、 コロナ感染者の数が大暴騰して、経済が疲弊し、失業者と倒産数が増え、自殺者も増えているのに、何故か株価も大暴騰していることとか、 きっと何かがおかしい気がする。 世界が大きく変化する瞬間を今まさに目の当たりにしているのだろう。

          きっと何かがおかしい

          中国とのきっかけ

          初めて中国に行ったのは2009年だった気がする。もう10年以上前か…。 你好しか話せない状態で、天津に交換留学生として赴いたのが、中国との関わりの始まりだった。 中国関連の仕事をしていると、中国との関わりのきっかけをよく聞かれる。正直言って「なんとなく」である。 でも、何度も何度も聞かれる中で、自分の中でちゃんと言語化出来る様になってきた。 3つある。 大学受験の失敗高校は都立新宿高校。 めちゃ凄くはないけど、そこそこの進学校だった。野球部では4番だった。プライドも

          中国とのきっかけ

          2020年を振り返る

          今年をダラダラと振り返っておきたい。 毎年毎年大変だったなと年末はいつも思う。今年も例に漏れず大変だった。特に今年はよく乗り切ったと思う。自分への労いの気持ちと、周りへの感謝の気持ちがより強い1年だった。 父になり、社長になった 後年振り返ると、変化の大きな1年だったと思うに違いない。人生に対する覚悟が深まり、社会に対する視座を上げざるを得ない環境になった。 父になった。立派な父になれたらいいな。せめて、恥ずかしくない父になれたらいいな。この子が大人になった時の日本や世

          2020年を振り返る

          なぜ中国はこれからも勝ち続けるのか

          中国が今後もしばらく勝ち続ける理由は、突き詰めると下記3つだ。コロナは時代を早送りしたに過ぎない。 ①どこよりもデータがある世はビックデータ時代。良いITプロダクトはどれだけデータを保持しているかに依存する。そして、あらゆる製品はITと繋がっていく時代である。 GAFAが強いのは、保有データが多いからだ。 だがしかし、民主主義圏において、このスタイルを維持するのは難しいのではないか。事実、欧州を中心に反GAFAの動きは加速しているように思う。 一方、官民一体の中国スタイ

          なぜ中国はこれからも勝ち続けるのか

          中国法人の社長に就任して3ヶ月経った

          職位は董事兼総経理。 日本で言うところの、代表取締役社長に就任して3ヶ月経った。濃密で刺激的で大変で、もう2度と経験したくない3ヶ月だった。 ざっと振り返っておきたい。 まず、正式就任の10日前くらいに共有された財務諸表を見て背筋が寒くなった。社長就任に対する喜びの気持ちが一転、その時からずっと緊張感が抜けない。実質的には不採算事業の立て直しとも言えよう。 朝も夜も土日も、仕事をしているか、仕事のことを考え続けるようになった。この3ヶ月、ほぼ毎日仕事のことが夢に出てくる

          中国法人の社長に就任して3ヶ月経った