【第8の習慣】20代に読んでおいて良かった本①

名著として有名な7つの習慣は10代の時に読んだ。

12年続けていた野球。高校3年の時に最後の夏が終わり、高校に行く理由がなくなったので、サボって、近所の図書館で様々な本を読んでいた。その一つがこれだった。

特に高校時代に、野球が上手くなれたのだが、その要因は本だった。

野球は不思議なスポーツで、特にバッティングにおいては、
人によって、思想や教え方が極端に変わることがよくある。

中学時代に、右打ちから左打ちに変えてから、全然打てなくなり、
各コーチに指導を仰いだが、言うことが皆まるで違う。

それに辟易し、高校に入ってからは、人の言うことを聞くのを辞めて本を読んだ。

本屋に行って、片っ端から全部立ち読みした。気に入ったを買い込み何度も何度も読み込んだ。特に、科学的な観点からの説明が多かった、手塚一志氏の本は素晴らしく、擦り切れるほど読んだ。


これがブレークスルーだった。
書籍に忠実に練習を重ねることで、格段に上手くなれた。
最後の夏は4番になれた。

そんな成功体験があったからだろう。
高校野球が終わり、学校がくだらなく思え、図書館で見つけたのが7つの習慣だ。

世界中の成功哲学集めてつくったって、最強じゃんと思った。
実際、20歳を超えてから、成功法則本の類いは、殆ど読んだ記憶がない。

特に好きなのはここ。

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自分の関心の輪はとても広い訳だが、大事なのは、影響を及ぼせる輪の中で、頑張っていこうという内容。
端的にいうと、「自分の出来るベストを尽くせ」ということ。
頑張っている時って、色んな不安や心配事が頭をよぎる。


でも、自分の出来るベストを尽くし続ければ、気づいたら自分の出来る範囲は格段広がっていて、不安や心配事は解決してますよ。という理解。

事実、実際にそうなることが多かった。
不安な時こと、目の前のことにベストを尽くす。
極めて本質的で効果的なメッセージだ。


第8の習慣は、7つの習慣の続編だ。
A4サイズの7つの習慣と違い、第8の習慣はA3サイズとバカでかい。
これはマネジメントやリーダーシップに関しての本だ。
それらが、7つの習慣の理論を元に、理路整然と書かれている。

自分のマネージャーやリーダーとしての自己評価は
残念ながら高くないのだけれど、それゆえに
人や組織の本質をこの本から吸収することはとても多かった。

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リーダーシップとマネジメントの違いから始まり、素晴らしいリーダーシップとは、7つの習慣を基盤に模範となる人格の上で、「方向性を示し」「組織を整え」「エンパワーメントを進める」ことで発揮される。という内容が分かりやすい図や事例を元に展開されている。

数多ある組織論の書籍を包括したような内容になっており、これを読んだ上で、それらを読み進めることで、より一層理解が深まると思う。

Kindle版がなく、でかくて重いので持ち歩くのが不便なのが、残念なのだけど、何度も読み直すことで、今後の自分を支えてくれそうな骨太な書籍だ。





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