見出し画像

0歳児で仕事復帰する前の気持ち

0歳の我が子の保育園入園が決まった。

ほっとすると同時に、母の訝しい顔を思い出してしまう。
母に認可保育園の申し込みをしたことを伝えたとき、「そんなにすぐ預けるの?もうちょっと一緒にいてあげた方が…」と言われたのだ。

私が保育園に入ったのは3歳で、その頃の母は専業主婦だった。しかし今はむしろバリバリ働いているので、そんなふうに言われたことが少なからずショックだった。そして、預けることが絶対に子どもにとっても私にとってもいいと自信を持っているのに、不快な気持ちになってしまったことで、その自信が揺らぐように感じてしまった。

子育ては楽しい。産む前の想像をはるかに超えて楽しく、可愛い。

昨日より少し髪が濃くなった気がする、寝返りをした、卵を食べられるようになった、はいはいができるようになった、今日はよく笑う…

小さな仕草や成長が飛び上がりたくなるくらい嬉しくて、愛おしい。
我が子の成長を全部見たい。すべて堪能したい。

同時に、早く仕事に復帰して、中断されることなく脳みそをフルに動かして、ガンガン議論や折衝をして、夜は「あー今日も働いたー」という達成感と共に眠りたいとも思う。

その気持ちに、「子どもより仕事が大事なの?かわいそう」という言葉が呪いのようにつきまとう。呪いの言葉は刷り込まれた反射であり、そうではない理由を思い出すことを繰り返す。
社会的な刷り込みとは、なんと面倒なものなんだろう。


まあ、そんなことを思っているという心の整理はしつつ、今は子どもとの時間をしっかり楽しみ、仕事復帰も楽しみにしていよう。

分からない未来を想像して不安を感じたり、深刻ぶるのは悪いクセだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?