点と点

ラランドニシダさん脚本/サーヤさん主演の短編映画「点」を見ました。

私も受験期を通して不安というものが常に纏わりついてきた時期がありました。この映画でも描かれている通り、不安や苦悩の形は本当に人それぞれで他人と比べられるものでは無いですが、多くの人がきっと私の方が辛いはずと思ってしまうことが多いのだと思います。

「あの子は幸せそうだな」「自分はなんでこんなことをしているのだろう」

人間である以上、嫉妬や妬みは消し去ることの出来ない感情の1つだと思います。

「点」と言うタイトルは
点数をつけられること
点と点が繋がっていくこと
明かりを点すこと
から来ているそうです。

点数をつけるというのは非常にわかりやすく、現代では勉強・運動の能力など余りにも淡々と評価されていきます。この映画は点数が全ての受験という世界で対照的に人と人の繋がりという点数を付けられない事象に焦点を当てているものだと思います。

主人公を取り巻く世界の99%は変わっていなくても友人や家族との繋がりが強固なものになることによってやる気が湧き、明るくなれる。人間とは不思議な生き物だと思います。

いままでもこれからも自分という点を中心に多くの手を伸ばし、家族・親友・パートナー・同僚などお互いを尊重し頼れる存在が多ければ多いほど強く自己を持ち自分が正しいと思える道に明かりを点して行けるのだと思います。

普段から自分が考えていることとこの映画の描写から感じるものが重なり書かせて貰いましたので本当の主旨とはそれている事があると思いますがご了承ください。

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