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失ったいま

”ナマステ”

左手と右手、両方の手の平を合わせて、相手の目を見ながら挨拶をする。
この”間”が異国民のボクとネパールの方を繋いでくれる。

どこの国から来たかも分からないボクに、
あたたかな表情で手と手を合わせて挨拶するネパール人。

ボクはそんなネパールの人々がくれる”間”をありがたく、
それとどことなく申し訳なさを感じる。

その申し訳なさは、
自分がその”間”に合わせられない、
何かに追われているような感覚がボクに罪悪感を抱かせる。

何かに間に合わせなきゃいけない、
そんな人生を送っているうちにボクの人生は
”いま”に間に合わなくなっていたのかもしれない。


ボクはこの地で失いかけていた”いま”を取り戻しつつある。




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