注文住宅を建てたい人のためのnote①

こんにちは、おすし父さんです。


現在、私は北関東の県庁所在地に住んでいますが、大学進学で東京へ出て
そのまま東京で就職した会社を1年で辞めて地元へ戻りました。
辞めた理由云々は後々このnoteで書くとして、その後、実家暮らしをしながら地元の会社へ就職し、今に至ります。

長男である私が家を継がず、土地を探して家を建てることを考えた理由は
色々ありますが、大きな要因としては「自分の理想の家を持ちたい」という気持ちが強かったことです。大学時代に東京のオシャレな生活に感化され、「〇〇の部屋はおしゃれだね」と言われることがアイデンティティでしたので・・・


嗜好としては、実家の洋風なデザインよりも現在のモダンで洗練されたデザインの家に強烈な憧れがありました。前職が住宅関係だったこともあり、「ある程度の知識もある」ということも持ち家への憧れを加速させました。

そんなわけで、最初から私の頭には「注文住宅」という選択肢以外は無く
「建築条件なし」の土地探しがスタートしたわけです。

・建築条件とは?

販売されている土地には「建築条件付き土地」と「建築条件なし」の

2通りがあります。


条件付きの場合は、土地の売主による条件があります。この場合の売主は、不動産屋でありハウスメーカーなので要するに「この土地を買う場合、ウチで建物を建ててね」という条件が付いています。私のようにモダンな家が建てたいのに、土地の売主が「国産木材を使った日本家屋」がメインのハウスメーカーだった場合、理想とはかけ離れた家を建てざるを得なくなってしまいます。


また、多くの場合は土地の売買契約から3か月以内の家の契約となっているようで注文住宅の内容をじっくり考える時間は無さそうです。

ただし建築条件付き土地の場合は、同じ地域・同じ広さの条件無しの土地と比べてかなり割安で販売されているので、売主のハウスメーカーが気に入れば購入するのも手です。私の住んでいる地域の地価は、街の中心で坪45万、そこから1~2駅の住宅地で坪17~20万が平均てところですが、建築条件付きの土地の場合は半額程度になる場合もあります。


・土地の探し方
私の土地探しは次のような条件で行いました。

①私の実家と妻の実家が近いこともあり、あまり離れすぎない範囲かつお互いの職場に通いやすい所
②学校やスーパーなどが近く、暮らしやすいところ
③ハザードマップにかからず、過去に川や沼・田んぼで無かったところ
④広さ200平米以上
⑤1500万円以下

①、②に関しては、勝手知ったる地元であるので必然的に絞り込まれました。
住んでいるアパートも職場への通いやすさで選んでいたので、アパートを中心に半径2~3kmで探しました。


方法としては、スーモやアットホーム等のサイトで売られている土地に目星をつけ、休日のウォーキングついでに見に行くというもの。
町を歩くのはとても重要で、うるさい犬がいたりしないか、ゴミ屋敷のような家が近くに無いか、素行の悪そうな住民がいないか等を肌で感じることが出来ます。


また、売られている土地の近くに別の空き地があったり、「売地 〇〇不動産」などと看板があったりネットに出ていない情報を得ることもできます。
こまめにネットを見ながら町を歩くことで、その地域の相場と割高・割安感が見えてくるはずです。個人的には、公示地価より高くても周囲の環境が良ければ買って良いと思ったので公示より坪2万円ほど高く購入しました。スーパー、学校、病院、駅すべて徒歩圏で夜も静かな住宅地です。

歩きながらさりげなくと思いつつ、じっくりと見ていたので不審者と思われないようにしましょう(笑)

土地は売主の事情により価格が下がることがあります。
私はネット掲載の価格が少し高いな、と思っていた矢先に10%の値下げが入り購入に至りましたが、売主と直接交渉することで値下げができるケースも少なくはないようです。予算ギリギリの場合、「〇〇万円なら決めます」と相手に伝えることで値下を引き出すことが出来るかもしれません。

③は、天災の被災率を下げるためです。
どんなに堅牢な家を建てたとしても、被災すれば元の生活はままなりません。
東日本大震災の時は、大きな川の西側(太平洋側)と東側では建物の損壊具合が全く違いました。
また、集中豪雨による鬼怒川の決壊の時に、ヘーベルハウスの家が流れずに残っている映像が非常に印象的でしたが、家の中は水浸しとなり復旧までに1年近くかかったとか。
想定できる被災は100%避けられる土地を探すべきです。
・・・震災から9年が経ち、大損害が出た地域に建売の分譲地がバンバン出来ているのを見るとなんだかなぁ・・・という気持ちになっています。

「先祖代々の土地があり、そこに住まねばならない」という方もいるかと思いますが、自由に土地探しができるなら、川の近く・山のふもとを避け、できれば高台で地盤の固い土地を選ぶことをお勧めします。


また、上記のヘーベルハウスのように鉄筋コンクリートの家だから多少地盤が弱くても大丈夫!と思われるかもしれませんが、それは大きなミステイクです。
鉄筋の家は木造に比べ丈夫な分、非常に重たいのも特徴です。軟弱地盤に建てる場合はマンションのような地盤補強・杭打ちが必要となるため、かなりの費用がかかります。
地盤の固い土地が見つからず、鉄筋への絶対のこだわりが無いのであれば木造をおススメします。
ちなみに地名として、〇沼、〇田、川〇、稲〇などがついている場合、昔そこが水田や川だった場合が多くあります。一般的な大きさの住宅を建てるとして、地盤改良費で50~100万は見ておいた方がよいです。


④の広さ200平米=60.5坪以上ですが、これは完全に私の我儘です。この地域の分譲地は大体が50坪代で駐車場が2台と小さな庭があります。それで満足するのであれば建売買います。
満足しないから土地を探して注文住宅なのです。
私と妻の2台の車+来客用の1台(将来の子ども用でもある)が必須と考えており、玄関アプローチとそれなりに楽しめる庭も欲しい。となると60坪は必要でした。
広ければ広いほど良いと思っていた時期もありましたが、最終的に67坪の土地を購入。実際に住んでみると駐車場3台と庭・アプローチが実現できたのでベストな広さでした。


⑤の予算ですが、結婚してから共働きで全力で溜めた貯蓄が1500万でした。
「安いに越したことは無いけど、気に入った土地が予算内に納まれば良し」としていたので。予算は人ぞれぞれですが、無理して土地を買って建物にかけるお金が無い、となっては本末転倒です。


さてさて、文字ばっかりですが土地の探し方は以上の通りです。

次回へ続きます!



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