有馬記念予想 アルゼンチン共和国杯

 東京2500mの重賞のアルゼンチン共和国杯。同じ舞台設定の目黒記念より、後に G1を勝利する馬が多いイメージがありませんか?

目黒記念を勝利、2着して、後に G1を勝利、2着した馬

2016年2着マリアライト 2016年宝塚記念1着

2009年2着ジャガーメイル 2010年天皇賞春1着

2008年2着アルナスライン 2009年天皇賞春2着

2006年2007年連覇ポップロック 2007年メルボルンC2着、有馬記念2着 2008年宝塚記念3着、ジャパンC2着

2000年1着ステイゴールド 2001年香港ヴァーズ1着

 マリアライトはこの前の2015年にエリザベス女王杯を勝利していた。そのため目黒記念は2番人気。この次走宝塚記念を8番人気で勝利(2着はドゥラメンテ3着はキタサンブラック)。スタミナ持ちの牝馬なので適正コースを求めて目黒記念を年明け初戦に選ぶ。ジャガーメイルは前年にアルゼンチン共和国杯を2着。香港ヴァース3着している。年をとっても健在で7歳ジャパンカップで14番人気3着。8歳香港ヴァーズで10番人気2着している。アルナスラインは前年に菊花賞2着。その前に京都大賞典を3歳で挑戦して3着(この2着がポップロック)。ポップロックはG1勝ちきれないがいつも2着にいるイメージ。ポップロック、デルタブルース、ハットトリックは2001年生まれの同級で角居厩舎初期の活躍馬。ステイゴールドは目黒記念を勝つ前に1998年天皇賞春2着(10番人気)、宝塚記念2着(9番人気)、天皇賞秋2着(4番人気)、有馬記念3着(11番人気)。1999年宝塚記念3着(7番人気)、天皇賞秋2着(12番人気)という成績なのは有名である。

 この馬たちを見渡すとやはりスタミナタイプというイメージがある。勝ちきれない部分もある。しかし、消耗戦となると一流馬を負かす馬たちである。あとステイゴールドは気性部分に悩ませる部分もあった。

アルゼンチン共和国杯を勝利、2着して、後に G1を勝利、2着した馬 

2017年1着スワーヴリチャード 2018年大阪杯1着、2019年JC1着

2016年1着シュヴァルグラン 2017年天皇賞春2着、JC2着。2018年天皇賞春2着。2019年ドバイシーマクラシック2着。

2015年1着ゴールドアクター 2015年有馬記念1着。2017年宝塚記念2着。

2014年1着フェイムゲーム 2015年天皇賞春2着。

2013年2着アドマイヤラクティ 2014年コーフィールドC1着

2010年1着トーセンジョーダン 2011年天皇賞秋1着、JC2着。2012年天皇賞春2着。

2009年2着アーネストリー 2010年宝塚記念1着

2008年1着スクリーンヒーロー 2008年JC1着。2009年天皇賞秋2着。

2007年1着アドマイヤジュピタ 2008年天皇賞春1着

 目黒記念が5頭、アルゼンチン共和国杯が9頭。やはりアルゼンチン共和国杯のが多い。もちろんフェイムゲームのようにアルゼンチン共和国杯を勝ち、天皇賞春2着して、目黒記念を勝利した馬もいる。菊花賞を勝ち、JC2着し、晩年にアルゼンチン2着したオウケンブルースリもいるが、このG2を連対した後に G1連対という条件を掲げたので今回は含めない。アルゼンチン共和国杯を勝った3歳、4歳馬の今後を注目してみたいと思う結果である。わたしはそういう目でレースをみて、結果を出した馬が G1にでてきたら、買目に入れたり、本命にすることが多い(2.3歳の東京マイル重賞も今後活躍馬が多く、注目している、今後コラムで書く予定である)。スタミナ指向が強いのは2500mになることで東京競馬場の直線の坂の途中からスタートがあるためである。そのため東京2400mよりタフなコースとなることが理由である。フェイムゲームみたいな追い込み馬もいるがやはり先行馬が多い印象もある。これはまたコラムとして語ろうと思うがある年はほとんどの馬が後に G1や重賞を制覇するという伝説のアルゼンチン共和国杯の年もあった。

 今年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬のオーソリティも先行馬。そして、好走馬の多い三歳馬。このステップで勝利したのはゴールドアクター。斤量面だとゴールドアクターはアルゼンチン共和国杯で56kg、有馬記念で57kg。オーソリティはアルゼンチン共和国杯54kg、今回の有馬記念55kg。斤量の上げ幅は大きくない。そして川田騎手。過去の騎乗馬ハープスターは追い込みの印象だが、やはり先行馬(キャプテントゥーレ、ビックウィーク、ラブリーデイ、モーリス)乗ったときに力をより発揮する川田将雅騎手。圧倒的に先行馬でのG1勝利が多い。グレナディアガーズが強い競馬で勝利に導いたのは記憶に新しい。オーソリティは本命ではないが今後の期待込みで買いたい一頭である。父のオルフェーヴルは8馬身、母父のシンボリクリスエスは9馬身突き放して有馬記念を勝って引退というのもいいじゃないですか。




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