マンデリンへの心持ち
ヒトは多かれ少なかれ好きなこと、趣味を持っています。好きが深まると、それをもっと知りたくなります。
私もそうです。
父の影響でコーヒーが好きになり、今では休日にコーヒーショップによく通っています。
そうして行くと色んな国のコーヒーを見聞きするようになります。マンデリンもそのひとつです。
インドネシア産のコーヒーがブランド化されて
マンデリンと呼ばれるようになったと知りました。飲む前は東南アジアの熱帯気候の国というだけで、濃厚なコーヒーなんだろうなと単純に想像してました。
けれど2年ほど前に豆を買って自分で抽出して飲んでみると、思っていた以上に個性的な香りと味わいなのが分かります。
マンゴーのような南国系フルーツの香りに仄かな酸味、程よい苦味、そして特徴的な土っぽい風味を感じました。この土っぽい感じがアーシーな風味なのだとも理解しました。
正直、マンデリン特有のアーシーさは少し苦手でした。エチオピアやコスタリカとかのはこれまで何度も買い続けましたが、インドネシアのだけはリピ買いせずにいたのです。
好きなものの中でも苦手なのはあるものなんですね。
ただ、マンデリン単体は敬遠してましたが、
それが使われるブレンドコーヒーは何度も買ってきました。特に、堀口珈琲さんの定番ブレンド♯4は気に入ってます。
好きなイエメンのコーヒーの風味を引き立てるようなブレンドだからです。それにマンデリンが使われていることを知って飲み続けるうちに、
マンデリンに対しての苦手意識が少しづつ好感へと変わってきました。
そんな感じに心境が変わったからか、先月に堀口珈琲狛江店さんに行った時にマンデリンを試してみたくなりました。今回のマンデリンは特別なロットのようで、ブレンド♯4も普段とは違う風味になっていたみたいです。
どれほど特別な風味なのか?実際に飲んでみるとマイルドな苦味の中にマンゴーのような甘みがあり、余韻に紅茶の様な香りと渋みがあるユニークな味わいでした。
「マンデリンって、何だが不思議だけど面白いかも」
そう思って、自宅で自分でも淹れてみたくなり、オンラインストアで注文してもみました。
この夏は不思議なマンデリンと共に過ごして見ようと思っています。
FIN😊
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