「刻む」
あけましておめでとうございます。いま日付がかわって1月6日、夜が明けたら仕事始めという丑三つ時に今年の抱負などを少し。
昨年は「変える」「流されない」というテーマを設定していた。とくに「変える」に関しては1月から3月にかけて転職活動をしたり4月から職場が変わったり、さらには件の社会情勢でいろいろ「変える」こととなり、まさしくテーマ通りの1年だったと言える。
で、いろいろ考えて、今年は「刻む」という2文字にした。
べつに薬味をザクザクと包丁で細かく切ったり、なにか彫刻で作品を残したいわけではない。「刻む」を辞書で引くと、これら以外にも「強く心にのこってわすれない」「一つ一つくぎって進んでいく」という意味も載っている(『チャレンジ小学国語辞典』第三版より)。
この「刻む」の意味合いとして近いのは「一つ一つくぎって進んでいく」である。
いきなりだが、人間はえらく中途半端なところで何かを止められると続きが気になる、という心理効果を「ツァイガルニク効果」という。テレビを見ていたらよく出てくる「CMのあと、まさかの事態に!!」っていうテロップがまさしくそれだ。で、このツァイガルニク効果は、こうして作業も中途半端なところで止めると、「早く続きをやりたい!!」という気持ちが駆り立てられて、いざ再開したときにぱっと取り掛かりやすくなることが実証されている。
なんでこんな話をしたのかと言うと、自分はどうしてもなにか物事をはじめるとキリのいいところか最後までやりきってしまうところがある。時間に余裕があるときはべつにいいのだが、だらだらと進めてしまうことも多くて最近それがかえって時間の無駄になっている気がしているのだ。
昨年はZoomのコミュニティにも多く参画するようになり、それらは今年も引き続き運営していく。そんな中で、以前から所属していたNPOのスタッフとしての仕事がどうにも疎かになっている感じがあった。ほかにもnoteで書評書いたり、ほかの細々とした作業をしたいのにそれも放置しがちになっている自分がいた。
1日1時間とまでは言わないが、どこかで時間を作ってNPOの仕事を回したりしなきゃなあ、と思ったときに、時間を区切ってどんどんやっていく、という半ば灯台下暗しのような方法を思いついた。文章を書くにしろ、ツァイガルニク効果で中途半端なところで止めて、早く続きを書きたいーーー!!!ってなったらしめたものだ、と思う(こう書いてしまうところに自分の意志の弱さを感じる)。
昨年は、あるZoomを終えた5分後に違うZoomに入ることも月に1度くらいあって、そのたびに「忙しそうですね~」などと言われたりもした。Zoomは人と接する機会なのでなるべく入るようにしているのだが、たまに個人作業をダラダラと長引かせてしまっただけなのに「忙しそうですね~」と言われることもあって、あ、いや、そういうわけではないんですと思ったことも正直、あった。
元来(適度に暇はほしいが)忙しくしている方が性に合っている人間なので、だからこそ今年は物事を一つ一つ区切って「刻む」ことで、仕事、NPO、Zoom会、物書き、読書、などなど、なるべく多くの物事に触れる時間を作っていきたい。
厳密に言うとさっき1記事アップして消しちゃったんですが(後日あらためて書き直すために)、一応これが2021年最初の記事ということで。本年もよろしくお願いいたします。あとCanvaから直接サムネイルに落とす機能めちゃくちゃ便利だったのでみんなも使ったほうがいいよ(このサムネもそれでつくりました)。
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