”Will”のイメージ

英語で未来の話をするときはおなじみの"will"ですね。この"will"ですが一概に「未来の事」という日本語で片付けると、よくない気がしたのでそのことについて書こうと思います。

予定

I will have curry at this night.
I'm going to go shopping with my friend.
I'm going back to my parent's house next week.

 今後の予定について話すときは上のように基本的なもので3パターン挙げられます。ですが、”I will ~” だけは予定と言うよりかはむしろ、「今晩はカレー食べよっと!」「カレーにしようかなー」と言うニュアンスでその場でさらっと決めた感じがあります。「意思」ですね。しかし"I'm going to ~", "I'm ~ing + 未来の時間"はきちんと「予定」として決められたニュアンスがあり、「友達とショッピングしに行くつもりだよ」「 来週は実家に帰るつもりだよ」 と言う意味になります。

 確度としては"I'm ~ing + 未来の時間"一番高いです。もう確実に予定として決定事項な感じがします。次に"I'm going to ~"ですね。こちらはあくまでも予定はそうだけど、実際どうなるかはわからない感じが若干含まれているように感じます。”I will ~”は結構軽いですね笑。

予測

It will (probably) be sunny tomorrow.
You (probably) won't need an umbrella.

 これは主語が自分以外になると、意思と言うよりは予測っぽくなります。「明日は(たぶん)晴れだよ」「明日は(たぶん)傘いらないと思うよ」と言うように”probably”をつけることでややボカした予測をすることができます。

 ちなみに、肯定と否定によって”probably”の位置が変わるみたいですね…肯定文だとwillの後にprobablyが通常くっついてきます。否定だとwon'tの前にくっついてきます。

依頼

Will you help me?
Would you lend me a pen?

  疑問文で使うと依頼の意味にもなります。「手伝って〜」「ペンを貸していただけませんか?」と言う感じです。willの方がラフで砕けた感じで、 wouldの方が丁寧です。しかしあんまり両者に根本的な違いはないと思います。

結局何?

 willを日本語で表すと「未来」「予定」「意思」「予測」「依頼」...ですが、正直英語を日本語に直して覚えるのはよくない気がします。

 今よりも先の情景を三人称視点で頭に思い浮かべます。そこには自分もいるし、「あなた」もいるし、その他のモノ、人、コトなど色々な組み合わせがあると思いますが、その想像(確度は高め)の中で起こっていることを今この場で説明するときにwillを使う気がします。

 りんごを食べている自分を思い浮かべて"I will have an apple." 「今よりも先の未来の自分はりんごを食べているんだ」と言う訳し方だとなんか不自然ですが、実際そのまま日本語に直すとこんな感じで使っているのではないでしょうか?
 自分にペンを貸してくれる友達のことを思い浮かべて”Will you lend me a pen?” そしてそのあとその友達も同様に同じ情景を思い浮かべます。”Yes!” となれば、同じ情景を思い浮かべることができたのでしょうね。ペンを貸してくれるはずです。"No"と帰ってくれば、貸しているところが想像できなかった。つまり貸せない理由があったのでしょう。

 では"You will lend me a pen"だと、もう自分の中では友達が自分にペンを貸しているところが想像できる(しかし相手は知らん)と言う感じで、日本語だと「ペン貸してくれるよなー!(ひょいっとペンいただき)」みたいなになるのかなと笑

 でも気持ちちょっとモヤがかかってるようなそうでもないような、やっぱい曖昧さはある気がします。それに比べて"I'm going to ~", "I'm ~ ing next week"とかだと結構はっきり情景を頭の中でイメージできていると思います。

 文字で書くのは難しいですが、やっぱりググってみると絵付きで似たようなことを解説してくれている記事も結構あったので、あーやっぱりそうなのね!みたいな気持ちになりました。

 日本語って結構視点は一人称で話すことが多いのですが、英語って基本三人称視点なんですね〜

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