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Interviews

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#家族

Interview19/人生を映画のように

グスタボ(ブラジル人・語学学校教師) 語学学校の担任、グスタボ先生は、 ポジティブな雰囲気でいつも生き生きしていて、 生徒からよく慕われていました。 明るさはラテンアメリカ人のイメージそのもの。 でも細やかな気配りは、イメージと少し違うような。 先生は授業中によく、 楽しそうに家族の話をしていました。 「うちの嫁が怖くてさあ」とか 「思春期の娘がね」とか。 その話は、日本でもよく耳にするような内容で、 どの国でもお父さんはお父さんなんだなと 少し意外に思いました。 カル

Interview 17/"小さな地球"に暮らす

リナ(ホストマザー・アフガニスタン出身) ルイス(ホストファザー・メキシコ出身) バッキ―(2人の愛犬・ポメラニアンとハスキーの雑種) 「人種のサラダボウル」「モザイクシティ」 「マルチカルチャー」など さまざまな国籍の人が集うトロントは、 いろんな言葉で例えられます。 私のお気に入りのたとえは「小さな地球」です。 大袈裟に聞こえますが、これが結構本当で、 カナディアンに会うのがちょっと難しいくらい、 町はいろんな国から来た人でないまぜになっていました。 地球をミニマムサイ

Interview2/まっすぐに自分が好き

吉野 わいさん(元葬儀会社勤務) 20年以上同じ家で暮らし、ほぼ毎日顔を合わせてきた姉が ついに一人暮らしを始めました。 家族にとってはちょっとしたニュース。 いい節目なので、まだ荷解きが終わっていない新しい部屋で、 今の心境とこれまでの自分について振り返ってもらいました。 姉は昔から、自分のことが好きだと断言できるタイプです。 自己嫌悪に陥りやすい私には、どうしてそれができるのか不思議で、羨ましくも思っています。 いつもより少し真面目に話しをする中で、それがなぜできるの