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八一王戦A級 第3局 対honourさん

honourさんには、数か月前の対局で変則的な出だしから駆け引きの末こちらが居飛車を採用し負けています。


序盤・予定通りの進行と嫌な予感

冒頭の負けた対局より前の対局(こちらは勝ち)をベースに対策を考えていました。
お互い振り飛車党なのと何局か対戦があるので、戦型は予想通りで、こちらの予定手順になりました。

1図

1図まではほとんど想定していた手順で進行しました。
ここでなぜか飛車先の歩を交換しませんでした。
この時点でうっすら嫌な予感がしていましたね(ひどい話ですけど)。
普通に交換するべき場面なのになんで交換しなかったんだろうと今でも思います。
慣れない形で神経質になりすぎたのはあるかもしれませんが・・・。
1図は先手作戦勝ちといえる局面だと思います(金が先手の方が玉に寄っている、角を打ち込むスキがない)。

中盤・弱さが出る

2図

進んで2図。
こちらだけ角を手放しているので、なにかしら利を得ないといけない局面ですね。
実戦は2択で悩み、香取りを防ぎつつ桂を捌く6五桂を選びましたが、最善は2択のもう一方、2一飛でした。
玉形は金駒の枚数で勝るためたたき合いで勝負ということで、以下9九飛成に3一飛成と金取りに成ります。
4一香と受けますが、玉頭を空けてから2枚替えし、4四角、3一竜、7七角成、3五竜と駒を取り合って、駒得を主張してこれからの展開でした。
(こういう局面で正着を指せないから勝ちきれないんだよな・・・)

終盤・勝負手を逃し折れる


3図

最後のチャンスが3図でした。
ここまでミスが多発していると対局中に感じていて、メンタルがかなりやられていたので、強く勝負することができませんでした。
ここでもう、ぽっきり折れてしまった感じがします。
8一歩成と攻め合って、玉頭からかなり攻められますが、5七が空いていてなおかつ粘れそうなので、ここで勝負しないと勝ち目はなかったです。

総括

序盤の歩交換を謎に躊躇った時点でもう終わっていましたね。
メンタルが弱すぎる。
最近は序盤で作戦勝ちにしたはいいけど、中盤以降崩れて負ける将棋が続いている感じがあります。
そのあたりを意識して、次戦に臨みたいと思います。

評価値


32手目から

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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