自動車教習に通い始めた超真面目な25歳看護師のお話②
前回までの教習所エピソードは上記をご参照ください。
さて、本日は続きから。
「10時10分ができてません」
10分の休憩を終えて、いよいよ技能2へ。技能1とは違う指導員さんでした。
真面目なシュリはもちろんその10分休憩も、あますことなく『エンジンをかけるまでの一連の流れ』を頭の中で復習しておりました。
その甲斐あってエンジンをかけるまでの流れは「すごいですね!一度やっただけでここまでしっかりできる方はいないです」とお墨付き()をもらえました。
さて、まずは技能1の左回りの復習です。
「任せてください!!」と言わんばかりの自信を纏いながら、ゆっくりと車を前に進めます。
カーブの始まりを意識して、道路の先を見てハンドルをきる...完璧!!!
のはずが、
「一度中の広場へ入ります」
と指導員さん。
「!?!?!?!」
このパーフェクトなハンドル捌き()に何か!?!?と驚きを隠せないシュリにズバリ、
「ハンドルを持つ10時10分ができてないです」
なるほど・・・やられました・・・(誰に)
ハンドル捌きの方に頭を持っていかれ、基本的な『10時10分』の持ち方を失念してしまっていました。
ここで天狗の鼻をポッキリへし折ってもらえたのです・・・
このまま左にしか回れない人生...?
ですが指導員さんが優しい方で、「すみませんすみません」と癖で謝る私に
「謝らないでください!できなくて当たり前です、そのために教習があるんですから。運転を楽しいと思っていただきたいんです!だから、失敗は当たり前、と前向きに練習しましょう!」
と声をかけてくださります(滝涙)。
そこからは左回りで安定して10時10分のハンドル捌きができるまで、何度も何度も左へ回り、正直『もう私はこれからの人生、左回りにしかハンドルを回せないんじゃないか・・・?』とまで思い始めました。
でも大丈夫。やっぱり指導員さんはプロですね。なんとかかんとか私の左回りを人にお見せできるレベルまで仕上げてくださり、いよいよ右回りに突入することができました。
ですが、どうでしょう。左に回りすぎたせいで右回りは10分しか練習できませんでした。困ったもんです。
『いいんだ。私はどこへ行くにも、左へ回って曲がり続けることで、目的地へ向かうんだ・・・』と悟りを開きかけたところで指導員さん。
「どうでしたか!?運転、楽しくなってきましたか!?」
シュリ、苦笑いです。言えません、これから左にしか回れないと思います、口が裂けても言えません・・・
「はいっ!とっても楽しいです😃!」
でも確かに、楽しい
苦笑いで「楽しい」と答えたものの、不安しか残っていませんでした。
でも、免許を取れば愛犬とドライブへ行けて、両親を飲みに連れて行ってあげられて、友達や1人でもお出かけができる...
そんな未来を考えるだけで胸が躍る感覚がありました。
よし!頑張るぞ!の気持ちを胸に、無事に技能2を終えられましたとさ。
まだまだ先は長い
さて、まだ技能2が終わった段階ですが、正直まだまだ道のりは長いです。
指導員さんに言ってもらったように、「運転楽しい!」と思いながら教習へ通えるよう、ぼちぼち頑張ろうと思います。
それでは今日はここまで。ありがとうございました。
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