おばちゃん

田舎のおばちゃん

と言うと、わたしにとっては
母の兄弟七人、その中の長男のお嫁さんのこと。

長男さん(跡取りさん)なので、私にとっておばあちゃんと一緒にすんでいた。
だから夏休みになると
わたしはいつもおばあちゃんところへきていた。

まだわたしが小学校のころはおばあちゃんも元気だったけど、
食事の用意はおばちゃんがしてくれてた。
朝起きて、ラジオ体操をしたり
して
おばちゃんに言われるまで朝御飯をたべなくて
それはきっと子供こころに遠慮してたんだと。
でも食べないわけにはいかず
たべてはいたけど、

忙しかったおばちゃんは
きっと
早くたべればいいのに!とおもってただろうな。

言葉数がすくなくて、いつもなにかしらしていて、
おばちゃんと一緒にどこかへいったとかもあまりなかったけど
いまだにおもいだすんだ。
おばちゃんが自室で新聞をよんでる姿を。
細く小さいおばちゃんが
めがねをかけて、すわってる姿を。

おばちゃんが庭に植えてた花を夏になればおもいだすよ。

おばちゃんの晩年、訪ねたとき、一緒にうつした写真の笑顔がとてもかわいくて、やさしくて、
もうその顔も姿もみれないのは、とても寂しいよ。

コロナ禍で
三年訪ねることができてない。

お墓参りだけはこっそりといったのだけど、

夏の思いでの家、いきたいな。
おばちゃんのつくったごはんたべたいな




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