ありがとう

いつもの道を左に曲がると我が家がある。
シャッターのまえに三角の場所があってそこに
自転車をとめる。
右にいくと門扉があって、ギギっと音がするのをあけて、数段の石段。

旦那が会社で怪我をしたとき、上り下りに手すりが必要になりつけた手すりがあって、そのしたにはわたしのコレクション?多肉植物や寄せ植えや、反対側の壁がわには
亡き母がこの家をかうときにくれた
カポックの植え込み。大きくなったなぁ。

玄関外には傘がたくさん。

玄関とびらは
一度リフォームして
木製から金属製にした。そのとびらは、黒で
夏になると朝陽でやけるのだ。

玄関内は靴がたくさん。

娘に孫、私たち夫婦と
ところ狭しとならんでいる。

はいってすぐの和室は居間。大きなタンス、テレビ、棚など
家族が揃えば座る場所もない。

セキセイインコが一番
良い場所にいる。

階段挟んで台所。リフォームしたので
システムキッチンだ。
食洗機もついてるけど壊れてそのまま。

けど横に広くつかいやすい。
浴室もトイレもリフォームをしたので
まだまだきれいだ。


2階は6、4.5,3と狭い和室。
ベランダはそこそこ広い。

屋根も二回なおした。
壁もサイディングをはってる

お金はかけてる家だ。
しかし
耐震診断をしたら
ひどいものだった。


南海トラフがきたらきっとつぶれる。

その時に、子どもたちが大きくなり手狭になった我が家に居候をしてた娘の独立問題がでてきた。

独立をしてもお金はかかる。
なら、建て直しをしたらどうかとなる。旦那にきいてみる。

構わないという。

28年暮らした家、母がなくなり泣きあかした。
弟もなくなり、旦那のけが、長女のゴタゴタ、ホントにいろんなことがあった。
柱には孫や娘たちの身長をしるしたキズ。

牛乳がきらいでグダグダいう長女に
旦那がきれて牛乳を撒き散らした跡。
家族の軌跡がのこっている。

その大事な家とさようならをした
2024.1.11

涙がでた。ありがとう


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