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国際ロマンス詐欺……最近のトレンドは台湾とNFT ART

久々に某SNSへアクセスしたところ、フレンド申請とともに定型文のような挨拶が……そして視界へ飛び込んできたのはモデルのようないでたちのアジアンな美女。登録された彼女の国籍は台湾、年齢は27歳。

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なかなかオールドスクールな詐欺師がコンタクトしてきたと失笑。英語と翻訳アプリ丸出しの日本語のやりとりを数回したらLINE交換しませんか、ときた。

どの辺りで化けの皮が剥がれてくれるのか期待しながら待っていたが、数日経過しても回収モードの話にはならない。

ヨガの教室に行ってきました、〇〇というショップに友達と買い物にきました、北海道はまた行きたいです、今度東京へ行ったときはあなたが案内してくださいね!みたいな。

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定期的に写真を送ってくるサービスも忘れない。

ある日、今日は何してたの? という質問がきた。適当に返信して君は? と、返すとNFT ARTスクールに通ってるというじゃないか。

この日を境に、今日は幾ら儲けました、とスクリーンショットを送ってくるようになった。

連日連勝一週間でテスタロッサを買えるくらいまで資産が増えてる。ここまで儲けるとしたら種銭はいくら必要なの? とツッコミそうになったが、やめておいた。ちなみにビットコインはダダ下がり真っ最中。

で、あなたにNFTアートを教えてくれる私の先生を紹介しましょうか?ときた。教えてくれたサイトが下記のもの。怪しさ抜群なんでちょっとしかアクセスしなかった。

んで、私の先生とやりとりするならTelegramをインストールしろという。ロシア製のアプリを入れるのはさすがにちょっとおっかないし、面倒なんで断った。数日は食い下がってきたけど、そのうちフェイドアウトしてくれた。

すでに検索して知っていたが、こういうのは国際ロマンス詐欺という名称でコロナ以降かなーり増えてる手口らしい。増えてるってことは、騙されてる人が多いってことだね。

SNSやマッチングアプリで知り合う→早い段階でLINEを交換したいと言われる→しばらくやり取り→金の話→仮想通貨の送信を誘導。

本当に台湾人がやってるのかもしれないし、中国人かもしれない、北朝鮮やアフリカの可能性もある。ひょっとしたら日本人の可能性すら……

日本人は台湾人に対しては良いイメージを持っているからそこを突いてきたところにオリジナリティを感じた。

昨日、フィードで更新されてたニュースを読んでいたら昨年アメリカで仮想通貨関連の詐欺が10億ドル突破したとあった。年寄りほど被害額が大きいらしい。投機の詐欺以外にも、ロマンス詐欺もあったそうな。純情という名の妄想や性欲をつつく犯罪はいつになってもなくならないものだなぁ。いやはや、もはや騙される方も悪い。


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