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代々木八幡 Creator's Meetupオンラインの作り方。7月に3本やったオンラインミートアップでわかったこと。

いちど6月末に代々木八幡 Creator's Meetupの立て付けについてはまとめたので、今回は実際どうだったのかを中心にまとめてみた。

テーマを決める

自分が興味を持ったテーマでなければ、登壇の依頼ができないし、何しろ当日自分で話ができない。今だからこそ、コロナ禍の働き方についてまず自分が気になる、問題だとしているテーマを拾っている。

代々木八幡 Creator's Meetup #4:広告会社の役割
代々木八幡 Creator's Meetup #5:オンラインコミュニケーション
代々木八幡 Creator's Meetup #6:オンラインで仕事を作る

誰と雑談するか考える

これはテーマと共に同時に考えてる場合が多い。告知する際に最も引きになる要素なだけに、自分の知り合いの中で誰がもっとも適任か、もしくは誰に話して欲しいか参加者が面白いと思うかなど、テーマとのバランスでいくつかの角度から考えている。

しごとバーとPeatixから学んだもの

ちょっと話はそれるが、ナカムラケンタさんのしごとバーとイベントプラットフォームPeatixの主催イベントには大きく影響を受けた。しごとバーは4月緊急事態宣言後から、ほぼ毎日オンラインイベントを行っていたし、Peatixはもともと90%以上リアルイベントだったものが、2月中旬からどんどん中止に追い込まれどうなるかと思いきや、オンラインイベントをサポートするだけじゃなく、自らイベントを頻繁に開催しオンライン化をけん引し始めたのだ。この対応力には正直驚いた。自分も立ち止まっている場合ではないと、頭を殴られた気分になった。
しかも他のオンラインイベントに比べてPeatix藤田祐司さんのイベントやしごとバーは何かがちがった。参加してて楽しい。自分がリアルに会ったことがある人だからだけではない。一つはチャットなどを利用してゆるく参加させる仕組みが上手。それともう一つは何より登壇者の方々が自ら楽しんでること。これが伝わってくるので、参加してるこちらも楽しい。このことは、自分でイベントを開催するうえで大きく影響している。

ゲストと楽しい話ができれば、見てる人も楽しいはず

つまり、雑談ゲストの選出には、自分がぶっちゃけた話ができるような人じゃないと失敗する。つまらないものになるということだと。

交渉する

連絡はメールやSNSを使う。自分のやり方は最初からがっつり想いの詰まった企画書にして送る。代々木八幡 Creator's Meetupとは何か、今回のテーマと狙い、なぜあなたにお願いしたいか、そしてゲストの方にメリットを感じてもらうのが重要。当たり前だが出演料がないので何かメリットを感じてもらえなければ出演しない。

#4:寺田裕史さん(NKB取締役)
#5:阿部広太郎さん(コピーライター&作詞家)
#6:徳力基彦さん(noteプロデューサー/ブロガー)

#4の寺田さんは6月の緊急事態宣言明けに直接聞いたスマイルフードプロジェクトの話を、これからの広告会社の役割や仕事のスタンスにつながる発見や共感がものすごくあったので、是非とも他の人にも聞かせてあげたくて、その場でオンラインミートアップへの出演を依頼した。
「オンラインでのコミュニケーション」は、一般的なビジネスに寄せると固くて興味を持たれないと思い、クリエイティブディレクターやそもそもオンラインイベントを開催してるクリエーターが良いかなと思って探しました。Facebook友達やEightでリストを出してみたりして『コピーラ イターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』という本を出した阿部さんなら、画面越しのコミュニケーションで言葉をどう選ぶか、どうすればうまく伝わるか、教えてもらえるのではないかと思い、メールで連絡した。OACのアワードで審査員をお願いしたのがきっかけでつながってたのもあり、快諾いただけた。
「オンラインで仕事を作る」では、そもそも自分がどうすれば良いか試行錯誤してるなかで方向性が定まっていない状況の中、徳力さんが『「普通」の人のためのSNSの教科書』を出版するという投稿をたまたま見つけ、サブタイトルにある『自分の名前で仕事がひろがる 』に「これだ!」と感じた。リアルイベントで何度かお話させてもらったのでFacebookやEightでつながってはいたものの、特に親しいわけではないけどメッセンジャーで連絡し、こちらも運よく快諾いただけた。

日程の設定

ゲストの都合が優先だけど、月金は避けて、自分の仕事の影響も考えて、21時スタートが良いと考えた。寺田さんの時はいち早くやりたかったので金曜日だったが決めた。

Peatixで募集

無料なのでSNSだけで告知というのもあるが、属性を知りたいのでPeatixで募集する。アンケートは#3までと同じ、企業名、肩書(職業)、名前。カバー画像には雑談ゲストの写真が大きく配置するのと、問いのコピー(今回一番聞きたいこと)を大きく入れた。内容がわかるイベントタイトルとは敢えて変えた。

寺田さん、そのエネルギーってどこから来るんですか?
阿部さん、オンラインでも伝わる超言葉術教えてください!
徳力さん、どうやったらSNSで仕事ひろがるんですか?

リアルイベントの場合、3週間前には募集開始するようなスケジュールだったがオンラインでは1週間まえにPeatixで公開されてればいい方で、SNSで告知されててもPeatix検索にかからないことも多い。申し込みもリアルは1週間前がヤマになっていたが、オンラインでは募集を開始した日かイベント前日当日が多いようだ。フォロワーの多いゲストに積極的に告知してもらえると(阿部広太郎さんのように)集客の心配いらない。もっとも無料だしオンラインだと参加人数による何か変更の心配はなく、ゲストのモチベーションが下がらない程度の申し込みがあれば良しとできる。合わせてtkoのFacebookイベントページにも同じ内容を掲載し、申し込みにはPeatixのリンクを貼る。オンラインイベントで掲載してしまうとリンクが貼れないので注意。よく間違えるのだが未だに変更の仕方がわからず、削除して作り直している。
告知効果はほぼないがもちろん毎回noteにも記事として告知はしている。

イベント当日

配信場所は当初1F入口付近か会議室を想定していたが、人の通りや雑音を考えると出社人数のほぼいない2Fの打ち合わせテーブルが今のところベスト。20時前から機材のセッティングをスタート、20時半ごろからゲストと打ち合わせしスタンバイする。
代々木八幡のおススメスイーツの紹介は当日の昼に買いだししている。配信セッティングは、仕事で使ってるノートPCでzoom、セカンドモニターでYoutube studio、スマホで配信画面、となんとかワンオペでギリギリの機材。wifiは使わずLANケーブルでHUBから引いてるので安定感はあった。今まで大きなオペレーション事故がなく、その点は運が良い。課題としては、チャットでの質問を捉え切れてないこと。その点はもう1台モニターを追加する環境にしないと難しいだろう。
スタートしてしばらくは一人でしゃべるので、どうも活舌がわるく、波に乗れない。一人で配信画面もチェックしながらやるので、ついつい遅延を気にしてしまう。

交流会

配信終了後にZoomで交流会を行った。参加者はPeatix申込時に別チケットで受け付けてる。参加人数が多いときは4~5人のブレイクアウトセッションで、3回行った。全員と交流するのはランダムで何回か繰り返せば良いのだが、徐々にグループの参加人数は増やすのが良いと思う。慣れてくるし一度会った人が含まれる可能性もあるからだ。最後は全員でしゃべってもなんとなく成立している。あと記念写真は撮れてるか絶対確認すること。zoomを使う限り交流会は30人くらいがベストだと思う。

交流会は30人がちょうどいい

代々木八幡 channel

配信の動画は、配信終了後自動的にYouTube代々木八幡Channelに格納される。若干編集で調整して、公開設定をする。編集はサーバーに保存されるまでできないので、翌日の作業になる。

noteイベント後記

ゲストのためにもnoteにキャプチャを中心にイベント後記として要点をまとめている。どちらかというと自分が印象に残った部分を書いている感じ。

参加者

無料オンラインイベントの参加率は50%と思った方が良い。早々に売り切れた交流会の30名であっても、参加率は変わらなかった。リアルの時よりも歩留まりは悪い。

無料オンラインイベントの歩留まりは5割

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