村上さん顔うちわお焚き上げ❼「夏だ！ツアーだ‼︎ワッハッハー!!!KANJANI∞LIVE TOUR2008」

前回の記事をたくさんお読みいただきありがとうございます。

娘役さんという現代社会において危うい存在を愛する意味みたいなことが、私なりに残せたらと思って書かせてもらいました。というか、改めて先日の某世界的大会の閉会式の反響で感じるのは、宝塚歌劇団そのものが現代的に危うい存在であると言うことを自覚していないファンの方は多いのだなと言うことです。そんな中においては、私の娘役考ももはやマイノリティなのかもしれません。

私が宝塚ファンになったばかりの頃は、宝塚ファンとはニッチでちょっと奇特な趣味の人たちの集まりでした。もとい、いわゆる“オタク文化“と言うものがここまでファッションになってしまうなんて想像だにしなかった。

ファッション業界で「イノベーター」や「アーリーアダプター」と言った客層が、仕掛けた流行に先に辟易して離れていくと言うモード・トレンドの流れはセオリーですが、それと全く同じことがオタク業界でもあるのだなと実感した夏になりました。“イケてる人“が「人が同じことやってんのまじで醒めるわ」と言っている意味が実感できたというか。

好きで熱狂したものが他人の手によって浅い解釈で犯されるのって、気分が良くないですね。自分のハタケであるファッションや美容も、先端のイノベーターたちにとっては、自分の産んだカルチャーが毎日大衆に犯されていくわけですから、辟易する地獄のような毎日なのかなと想像などしました。

それはそうと、普段は村上くんの顔うちわをお焚き上げている人です

そう言ったわけで、前回記事からアクセスもフォローしてくださる人も増えたのですが、ここのところのライフワークは基本的に「村上信五さんの顔うちわお焚き上げ」です。詳細はこちらに書いているのですが

今年5月の転居に際して、10年分のジャニオタ時代の顔うちわの処分に困りましてね。処分する前に供養しようと言うことになり、1公演ずつ思い出を語っているものになります。

ですので、多分宝塚ファンの方は見ていただいてもわからないと思いますので……と、言いかけたのですが、、これも何の因果か。

この2008年に関ジャニ∞に限らず、死ぬほどYou&Jのコンサートに通っていたのには、ちょっとだけ宝塚のことも関係あるのでした。

まあそんなわけで今回のだけ読んでいただいて、次回からはそっとしておいてください。

自界隈の谷と別界隈のピークが共鳴するという奇跡

前回記事で、私は2008年、これまでにないくらいの現場参戦をしたと言う話をしました。

ご覧の通り、ジャニーズ事務所発行のチケットの半券です。しかも、2008年単年の。
この1年、半券が札束に見えるほど（単価でかけるのはお控えください）ジャニーズの現場に通ったのは、表面的な事情と私個人の突っ込んだ事情との二層構造だったなあと、振り返るとそんなふうに思うのです。

この二重構造のうちの1つ、“表面的な事情“は、この段で話した通りYou&Jという楽しい遊び場との邂逅でした。

男子で、アイドルという天上人で……という格差はさておき、同世代が七転八倒しながら自分の道を探す様を間近で見られたのは、今でも得難い経験だったと思っています。あの頃、たとえば関ジャニ∞のファンクラブに属していたら関ジャニ∞のコンサートや舞台しか見られませんよということであれば味わえないような、たくさんの同世代の生き様を目の当たりにしました。

道を変えた人もいるし、道を誤った人もいます。正直、まだまだ甘いなという人もいます。同世代ですもん、思うところはたくさんある。

それでも、普段生活している上では会えないようなキラキラした世界の中でも、みんな必死に生きてるんだなと思ったのは、そんな“天上人“だと思っていた彼らのたくさんの挫折や失敗からでした。

で、もう１つの事情。それはもう1つの界隈、宝塚の方の“推しごと“が個人的に暗澹たるもので、とにかく「鉛の足取りで通った」と言ってもいいくらいの暗黒時代だったから……というのがあります。

具体的な感情を記すことは誰かを傷つけることにつながりかねないので差し控えますが、宝塚って本当に「人事」に左右されるものです。

で、この人事って、たとえば私にとって「NO」だからといって、それを歓迎する人はこの世界のどこかにいるわけです。

この難しいところが、大の大人やずいぶん肩書きのおありの偉い人のようなのにわかっていない人もいるのですが、必ずしもマジョリティの支持があるからその判断が“是“であって、受け入れられない苦痛を抱え、自分を責めている人がマイノリティであれば「あなたは少数派だから我慢してね」というのは本来おかしいのだということ。最も、反対に「私の意見は多数派なのだから、少数派をとった劇団の判断は間違っている」というのも、ちゃんちゃらおかしい。公民の授業を最初から受け直してきてくださいね☺️という気持ちになります。

贔屓を愛する人の数だけ「欲しい夢」があって、叶う夢の裏には破れる夢があるわけです。

つまり、私はこの2008年の期間、贔屓がトップになっていながら「破れる夢」側にいました。村上なんかの記事で力説するのは変なのは重々承知しているのですが、敗れる夢に苦しんでいる間、村上という逃げ場があったことが大きな救いになりました。

別に宝塚を見続けることだけが全てではないし、ムカついたら離れればいいと思います。ただ、この間村上にすがったことで離れずに済んだ宝塚は、今改めて新しい光を私に与えてくれてもいます。

なんだかんだ見続けて良かったと思っています。そうやって紅さんに会えたんだし、私は幸せです。

その支えになったのが「別界隈」だったし、その後もTwitterをフォローしてくださっている方は良くご存知だと思うんだけど、私は腹立つ事があるとちょいちょい「別界隈」に逃げているのでww

誰にと具体的に顔が浮かんでいるわけじゃないし、劇団に言いたいことがあるわけでもないのだけど、もしかしたら今「もう宝塚なんて嫌だ」「劇団しね」と思ってる人が多いかもなあと思ったので、書きました。

私が思うよりもずっと、あの人たちは善処していて、見続けるとなんだか実生活にも生きることがあるなと。そんな感想です。

このツアー、前回との違いはなんだったんですかね

半分以上の尺を宝塚の人事に対する怒りにぶつけてしまったのですが、今回ご紹介する「お焚き上げうちわ」は前回の続きになります。ドーン

「夏だ！ツアーだ‼︎ワッハッハー!!!KANJANI∞LIVE TOUR2008」7月6日〜8月31日

前回が政令指定都市のアリーナ系だったのに対し、今回は東京ドームが皮切りに福井、静岡、鹿児島、広島、福岡、三重、大阪、熊本、そしてオーラスは長野と、地方都市を中心に回っていたようですね。

こういう会場のチョイスって何なんだろうね。多分だいぶ早くから会場は抑えているはずで、すごく気になります。長野がオーラスというのも興味深かったなぁ。熊本なんかは来る率が高かったんで、こいつら（スタッフ含め）温泉に入りに来とるんか？と訝しがったりなどしました。実際熊本ってちょうどいいよね。遊びに行くには大好きな地域です。

で、遺影がこちら

私も飽きてきて顔死んでますね……　というか眉毛描いてるがメイクいい加減やな。在宅勤務の弊害です。顔も弛んでるし……何より目に光がありません。流れ作業わらう。

前回のうちわでは、髪型の重さのバランス、特にレイヤー感がとても良くなったと申し上げました。

今回、より頭頂部分がそれよりも短く切り込まれていることもあって、髪型としてのバランスは割といいと思っています。また前回、こうも言っていて

ただ、なんで顔は正面なのに肩が斜めなんですかね。ネックレスも意味わからないけど、これがないと肩脱ぎに見えるしちょっと気持ち悪いのかな。まあ、ツッコミどころはそれなりにあります。

この辺りのきしょさもちゃんと解決されています！素晴らしい！

日進月歩洗練されていくところに、のちの大物司会者たる風格を感じます。

ただ、やっぱり全体的に、特にスタイリングや質感がイモくさいのは気になります。

前回せっかくスッキリしたハチ周りですが、全体が短くなったことによって少し重たいですよね。思い切って前髪の長さをもう少し残すか、ここまで切るならハチ周りの長さはもっと切り込んで良かったと思う。このこめかみより少し上のあたり、もう少し切り込むと今ふうの束感ヘアになるんだよなぁ。

ここからは珍しく村上さんにデレるのですが、こういうポートフォリオ的に仕上げるとなると村上さんって難しいんだけど、こんなイマイチな髪型でも、実際に舞台で動いているとかっこいいというのが非常にけしからんところがありました。外周を走り回って滝汗かいて、スタイリング剤とかが落ちちゃってからが村上みたいなところがあったので。

だから、うちわの写真としてはイマイチなんだけど、カットベースとしては別に正解なら正解でもいいかなって。そういう感じです。ヘアカタとかで、写真では可愛いけど実際はヘタみたいなのの逆ですね。髪型って奥が深いんだよ。

これは毛量がめちゃくちゃ多いので、ウエット状態の方が盛れるという特質のせいではあるんですが…… なにそれおしゃれじゃないじゃんと思われるかもしれないけど、同世代の男子が薄毛に悩み始めることを考えると、彼の剛毛多毛は武器であり、年食ってから大物司会者として老若男女の好感度を得るために必要な「清潔感」みたいなものの礎になったのかなと思ってます。その辺も、改めて観察して気づいたことで、このお焚き上げをやってて良かったなって、今思いました（？）

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この更新スピードで、中身のない話をつらつらとすみません…

次回からはマジで宝塚ネタは一切なくなると思いますので、ご興味のない方はぜひリムーブの方よろしくお願いいたします。

村上の話しかしないよ。

何はともあれご静聴ありがとうございました。

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