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インスタ映えよりコミュニティ映え?

「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのは2017年。

「インスタ映え」とは、Instagramで「いいね!」を獲得するために、”映える”写真を撮ることからできた言葉ですが、そこからのインスタ映えブームはすごかったです。

街にはフォトジェニックなインスタ映えスポットができ、インスタ映えのみを狙った料理メニューが登場しました。

はい。私も行っちゃいました…

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博報堂キャリジョ研によると「20代~30代女性にとってはインスタは“見せたい自分を見せる”ための『自分ブランディングメディア』」だと定義しています。
https://seikatsusha-ddm.com/article/10642/

ところがここへきて、インスタは変化しました。「ブランディングツール」だったインスタが、それを見てモノを買ったり調べたりという「行動促進ツール」になってきたというのです。同記事によると、以下の5つの変化が見られるといいます。

1)写真から動画メインへ
2)加工からナチュラルへ
3)スローから、ファストへ
4)承認欲求から、コミュニケーション欲求へ
5)見るだけから、きっかけメディアへ

ストーリーズの機能が出てきてから、インスタは写真から動画投稿がメインになってきました。それに伴い、動画の内容も「盛り」から「ナチュラル」へ変化してきました。さらに作りこむのではなく、即時性が重視されています。

また投稿の動機も、自分ブランディングして「いいね」だけを求めるのではなく、そこからのコミュニケーションを求める形に変わってきたといいます。さらに写真から商品の詳細ページやECサイトに飛べるようになったので、すぐに購入のきっかけのメディアになってきているのです。

実は私はスイーツの食べ歩きのインスタをやっていたのですが、このコロナ禍で外出もままならなくなり、投稿ができなくなってしまいました。そこでこの先インスタをどうしたものかと、他の人のタイムラインを見ていたのですが、心なしか素人っぽい投稿が増えたように思います。ビジネスで使う人も増えたせいか、文字だけの投稿も増えましたね。

今後は、ますますインスタの役割は変わっていくのでしょう。食べ歩き好きの身としては、インスタ映えばかりを求めた料理が減ってくれたらうれしいです。


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