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泡沫の描き方研究

①補助線(赤)は水流として、泡を配置します。

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②地塗り(背景色)

今回は青をベースに、端をやや暗くエアブラシをかけています。

その上に新規レイヤーで、光の色をエアブラシで描いています。

今回は水中なので、光は少ないです。

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今回はコピペ不使用。全て水の泡の形を手描きしています。たまには実物を見ながら描いた方が覚えられるよねって理由から。(途中から面倒になり実物みてません)

③次に1番暗い色を塗りました。

バケツ塗りです。コピペ無しのためにとても面倒な作業になりました。(バケツ塗りをする時は背景を非表示にしてください。背景にグラデーションなどがある場合、バケツ塗りがグラデーションで分割して塗りきれなかったりします。)

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④次に中間色を塗りましたが、後々手間になった為、下記の手順をおすすめします。

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いわゆる影をつけるときの例として

1→1番暗い

2→2番目に暗い

3→暗くも明るくもない中間色

4→明るい色

5→ハイライト(発光レイヤー等)1番明るい

のようにわけて考えるといいです。

今回はうっかり、2番をとばして、3の中間色を先に塗ってしまいました。

⑤2番目に暗い色を塗っています。

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新規レイヤーに2番目に暗い色を塗りました。もし先に2番目に暗い色を塗っていれば、中間色のレイヤーがこのレイヤーの上に来ます。

すると、中間色の色にこのレイヤーの暗色がくい込まず、また、中間色を上から塗る事によって荒い部分を誤魔化せます。

逆にメリットは、中間色の書き込み、例えば円を囲むように中間色を塗る、などの手間は省けます。

(大きな丸の中に小さな丸で影を落とすことで、大きな丸(明るい)部分がはみ出て、光を細かく書き込む手間はなくなるのです)


★中間色は背景の色にあわせてください。

人の肌の上では肌色になります。

⑥明るい色とハイライトを入れました。

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明るい色は複製して、1枚をぼかします。

輪郭線をぼやかす為です。

ハイライトは発光レイヤーです。


⑦下記は参考レイヤーです。

1番下からです。

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乗算とオーバーレイで、全体の色を調整。

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調整しながらどの色にしようかなーと悩みます。

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こちらは先程完成した泡を複製、縮小しながらリピート(描いたものが縮小した時に画面いっぱいに並ぶのがリピート)にして、背景に敷きつめ、それをぼかしました(今回はレンズぼかしを使いました。丸くぼけます)

それを下地にして先程の泡をのせたものです。

こうすると、奥にも泡があるように見えます。

単純な青背景よりも奥行を感じます。


⑦四角に置き換えたver.

上記の方法を四角に置き換えて試したのがこちら。

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スクリーンレイヤーに描かれた色は下地をやや透過してくれます。

より透過させるときは覆い焼きリニアを使いました。

背景はリピートしたものをぼかしてます。

今回は手前のパーツを複製して、拡大したり縮小したりしながら、前後のパーツを増やしました。

水は光を反射し、背景の色を移すため、様々な描き方やパターンがあると思います。

色んなパターンの描き方を知っていると、表現の幅も広がりそうですね。

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