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Word of Life

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詩集です、よしなに。
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記事一覧

儘に

As it is Ⅱ<Ⅲ<Ⅳ 見て、聴いて、嗅いで、味わって その瞳で泣いて その手を叩いて 感じ…

KASUMI /  霞澄
3か月前
1

言の葉

Creation≠Thought 突き動いては留まらせ 言葉のマジカル 子どもは起きている間 ずっと何かに…

KASUMI /  霞澄
3か月前

しがなく

京に焦がれて 来たとて 何者にもなく 持たざる者は 何者かになろうと必死 追えば追うほど な…

KASUMI /  霞澄
3か月前
1

ひかり

暗がりに 息を潜めては 蛍火を見る つい光ばかりを 追い求めて 身を投じたくなる 目の前にあ…

KASUMI /  霞澄
3か月前

あお

明けに静けさ 静けさに明かり 夜明けの頃 澄みきった青の 静けさを望み 夜更けの頃 静まりか…

KASUMI /  霞澄
3か月前
1

心さらい

あの日 聴こえていた 喧騒がかき消す Wanna 瓦礫に埋もれた まま 情報が溢れかえる現代 ふ…

KASUMI /  霞澄
3か月前
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ざわめき

綺麗さばかり 追い求めていた いつしか現実とは かけ離れていき やがて自分を見失う 真実はノイズとともに届く その時に聴き分けれる? 現代音楽はノイズを嫌います 直取りのカセットテープの時代 独特なノイズと周囲音は 当時の稽古さながらの 臨場感が伝わり熱気を感じられる 考えてみれば この瞬間に周りの音に耳を傾けると 色んな音が混ざり合っている 多くの情報が溢れる現代 このノイズをカットした 耳障りの良いことばかりだと 目的を見失います 時には、世の中のダークに

余韻

余韻 / After taste 会話は音そのもの 言葉の残響を感じて 間合いを図りながらの 相手とのハ…

KASUMI /  霞澄
3か月前

かりそめ

Plastic flower 仮初ならいらない 家族と一緒にいる時 テレビを見ながら どうして世間の出来…

KASUMI /  霞澄
3か月前

兆し

目を開けると オレンジの光に 包まれていた 微睡の中 少し息苦しい 半円の筒状を 抜けた先…

KASUMI /  霞澄
4か月前