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からだの動きとことばをシンクさせよう

子どもはことばをカラダで覚えます。身体感覚たっぷりのことばがけは、耳だけでなく五感でことばを学ぶことにもつながります。

赤ちゃんには、「大きいね!」と言いながら両手に手を添えて広げるように動かしてあげたり、「ワッハッハ」と笑いながら体を揺すって あげたりします。「コチョコチョ」でゆっくりくすぐり、「コチョコチョコチョコチョ」で速くくすぐったりもいいですね。
ボール遊びができるようになったら、「ボール、ポーンして」ということばをかけながらポーンと投げる動作をさせたり、一緒にしてあげ たりします。電車ごっこでは「ガタン...ゴトン...」から「ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン...」へとスピードをあげて電車の速度アップを表現し てあげましょう。
 絵本や物語を読む時にも、登場人物になりきって、体を動かしながら動作をします。例えば『大きなかぶ』では「おじいさんがカブを引っぱって、ヨイコラショ、ドッコイショ」のところでは体を前後に動かして一生懸命カブを抜く動作をしながら読みましょう。

小さなお子さんはカラダ全体で周囲と関わり、コミュニケーションします。そのコミュニケーションの一部が耳でありことばであるような 自然な関わりをたくさん持たせてあげたいものです。
小さなお子さんにとってことばは具体的なもの、リズミカルなもの、身体感覚と結びついたものですから、そのようにことばをかけてあげ ましょう。


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