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聞かせたい音を強調する

• 聞こえへの注意を喚起します。
• 「 自然な話し方の中で」「 さりげなく」でも「ハッキリとメリハリをつけて」発音します。
• 大声になっては逆効果ですので気をつけましょう。
• 「あなたの言うことをしっかり聴いてるよ」と態度で示すことは、「あなたもしっかり聴いてね」と伝えることでもあります。

方法
• 聞こえへの注意を喚起します。年齢によって「視線を合わせる」「補聴した耳に口を近づける」「耳に手をやるなどして『聴く』を強調す る」などの方法を工夫しましょう。
• 赤ちゃん期:喃語や赤ちゃん語を真似してあげながら、一音一音をゆっくり発音したり、抑揚をつけて発音してみましょう。
• ことばが出てきたお子さん:発音のお手本となってあげるつもりで、抑揚豊かに、会話をしましょう。
• お話できるようになったら:知らない語やまだ上手に言えない語や音をそっと強調してあげます。「ああ、そうね、〇〇ね」のように相槌
を打つことで、自然な形でもう一度、はっきりと聞かせてあげられます。
• 大きな声は音が割れる・母音ばかり強調されるなどの理由で逆効果です。補聴した耳に心もち近づいて、ささやくように発音しましょう
(ソフト・スピーチといいます)。

 目的
• 「聞かせたい音を強調する」ことで、意識して聴く姿勢を育みます。
• 「直す」「言い直させる」ためではありません。いいお手本をたくさん聞かせてあげることが大事です。
• 子どもは強調した言い方のお手本を真似ることで、自分の発音をお手本に近づけやすくなります。これを【聞こえのループ】といい、聞いて学ぶための基本となります。

絵本の読み聞かせでの「聞かせたい音を強調する」コツは声援隊のオンライン・エホ研(絵本の読み方研究会)をご参照ください。


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