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映画「数分間のエールを」と僕の話

ずっと前から敬愛している映像制作チーム「Hurray!」のみなさんが、劇場中編映画「数分間のエールを」という作品を作り、全国の劇場で公開中です。まずは完成本当におめでとうございます!2年前くらいに「映画を作ってる」という話だけは聞いており、どういうものになるのかとても楽しみにしていました。

映画のざっくり概要は「MV制作をする高校生と、音楽の道を諦めた教師のお話」です。

ティザーとお話の概要を見て「あぁめっちゃHurray!っぽい題材だ」と思いました。ものづくりをする全ての人へ向けたエール、応援のようなお話。ともすれば綺麗事のように思われてしまうような内容だけど、Hurray!のみなさんがこれを作るから説得力がある!と自分は本編を観る前からとてもワクワクしていました。そして本編を劇場で見て、そのワクワクは間違ってなかったと感じました。

これは8年前に作られたHurray!結成時のコンセプトムービーです。この時から「誰かを励ませる人でありたい」と言及されていて、映画の劇中でもそういったニュアンスのセリフが印象的に入ってきて物語が展開していくのですが、チーム結成時からこの人たちは根っこの部分が変わらないままずっと進み続けてきたんだなぁと。ずっと思っていたことを68分に凝縮したんだなと映画を見てそう思いました。

個人的なエピソードですが3年前くらいに自分は一度映像業界をやめて別業界に転職しようかなと思っていた時期があり、Hurray!のみなさんに相談したことがあります。フォートナイトの4人チームのモードをプレイしながらボイスチャット越しに「映像制作楽しいよ!?なんか一緒に作れたら嬉しいな!!」と敵をバカスカ撃ちながら励ましてもらったことをよく覚えています。その後わりとすぐにHurray!の皆さんと一緒に作ったのが「フロムトーキョー」というMV。

この作品は主にblenderを使って作られた作品ですがこの作品を作る前、自分はblenderが全然使えませんでした。なので最初は自分には無理かなと思っていたところぽぷりかさんに「僕がblender教えるから一緒に作ろ!」と力強く言ってもらい、それならばと挑戦したMVです。Discord越しにすごく親身に教えてもらいながら作り上げていったのですが、その時間が自分にとってはとても充足感のある時間でした。それが映像制作に対する熱が冷めかけていたけれどまだまだ楽しくやれそうだ!と思わせてくれる機会になり、今に至ります。映像制作って楽しい!

自分語りが多くなってしまいました。しかしそういった個人的なエピソードもあり、Hurray!のみなさんが「ものづくりをする人たちにエールを贈りたい」というなんともキラッキラした、目が、目がぁ~!となるような眩しい気持ちに嘘がないことが自分にはよく分かります。少なくとも僕はMV制作を通して励ましてもらえたから。なので映画本編からまっすぐにそのエールを僕は受けとったし、まわりのものづくりに関わる人たちにも本当に見てもらいたいなと思える作品!と胸を張って言えます。

そしてそういう気持ちになっていたところにぽぷりかさんから、映画主題歌のMVを作ってくれないかと依頼を受けて作ったのがCYANのMVです。

フレデリックのみなさんがこの映画のために作った最高の楽曲を何度も聴き、解釈を深め、歌詞と映画のシーンを紐付け、映画本編の内容やルック、タイトルロゴ等のデザインワークをリスペクトしながら作りました。
"これが誰かにとってのエールになりますように"と願いを込めて。
よかったら見てください!映画本編も劇場で是非!!


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