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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 第9週目

甲子園でタイガースと3連戦を向かえるスワローズ。
先発は、前回の初登板でジャイアンツ打線に捕まってしまったサイスニード。
彼の趣味が狩猟ということもあり、兎狩りは失敗に終わったが、虎狩りにはおまかせしたいところ。
そんな全国289689610人のスワローズファンの期待に応えるように、ストレート主体のピッチングで抑えていく。
また、投げるのはもちろんのこと、打って走って全力プレーは心を打たれた。
スワローズ打線は、2回表に先発の西から「ノーアウト満塁のチャンス」というピンチを招いてしまうも、元山は押し出しフォアボールで先制し、山崎の内野ゴロの間に追加点を奪うことに成功する。
5回には、先頭の山崎がツーベースで出塁すると、中村は送りバントでクリーンアップに託した。
そして、ミスタースワローズ山田哲人は見事にタイムリーヒット。
なおもチャンスをつくり、サンタナクロースがツーベースでさらに2点を追加した。
サイスニードは、これまで22打席ノーヒットだったロハスジュニアにホームランとタイムリーを献上する余裕っぷり。
6回には、代わった小野が4者連続のフォアボールで得点をプレゼントをもらうと、再びサンタナクロースの走者一掃のツーベース。
8回は先頭の村神様が第12号ホームランを放てば、天才川端慎吾のタイムリー。
さらに9回には、6階級制覇のパッキャオ並木が、プロ初安打となるタイムリーツーベースで、終わってみれば14点もあげていた。
最終回にマウンドに上がるは、昇格後初登板となる吉田大喜びが力強いピッチングで、ファンに喜びを与えて大勝した。

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スワローズ 020034032 14
タイガース 000012000 3
サイスニード1勝目!

昨日の勢いをそのままに、今日も勝ちたいスワローズは、公式生え抜きとなった田口が先発。
なぜか好投するも、味方打線からの援護ももらえず、勝ち星が伸び悩んでいる。
一方のタイガースの先発は、奥川さんと同じく高校時代のBIG4のひとり、西純矢。
昨日と同様、西をめった打ちしたいところだが、まさかの5回無失点。
しかもヒットを1本も打つことができず、プロの洗礼を浴びさせることになった。
そんな中、田口は7回途中を2失点に抑える好投をするも、またも勝ち星に恵まれず。
8回もツーアウト。
まだノーヒットが続いているスワローズは、ここで代打に西浦を送る。
スタメン落ちした悔しさからか、センターに弾き返し、ノーヒットノーランを阻止。
すると、これまた代打の歯負いのGⅠ馬塩見、中村もヒットを放ち、見事な3連打で1点を返した。
そして、ここで打席に立つは、ミスタースワローズ山田哲人。
能面岩崎のストレートを捉えると、打球はレフトスタンドに突き刺さるスリーランホームランで、一気の逆転劇。
その後、坂本がサンズに1発を浴びるも、見事に勝利した。
これまでの散発が嘘かのような集中打だった。
そして、田口のムエンゴには同情するのみだった。

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スワローズ 000000040 4
タイガース 000010110 3
今野3勝目!

翌日も勝って3タテを決めたいところだったが雨天中止。

次カードは本拠地神宮球場にて、ベイスターズとの3連戦。
開幕から元気がなく、すでに自力優勝の可能性が無くなったチームだけに、難なく勝っていきたいところ。
スワローズの先発は、ソフトバンクからやってきたバンデンハークが初登板。
ここ数年は、ケガの影響で彼らしいピッチングができないままでいるが、かつては、2年越しで14連勝をマークしたこともある素晴らしいピッチャー。
新天地であの時の輝きをもう1度見せてもらいたい。
しかし、初回は無失点で抑えるも、降板する4回まで毎回失点で3点を失った。
しかし、サイスニードも2戦目は好投したように、バンデンハークも次戦に期待したい。
一方、スワローズ打線は、これまた外国人ピッチャーのロメロを打ち崩せず、3回まで無得点。
だが、4回裏に相手エラーとミスターツーベースサンタナでチャンスをつくると、元山の内野ゴロの間にまず1点を返し、続くは代打オレの母校卒の松本友のツーベースで1点差に迫った。
その後は、梅野→今野→清水がベイスターズ打線を無失点に封じ込める。
スワローズ打線は5〜7回までランナーを出すも、併殺打でことごとくチャンスの芽を潰してしまう。
しかし、8回に指差し山崎から、塩見のタイムリーヒットで同点。
そして、9回に守護神石山が投げるも、ノーアウト1・2塁のピンチを招いてしまい、大和のツーベースでまさかの2失点。
でも、ここで意気消沈しないのが、スワローズ。
ベイスターズの守護神三嶋にも同じ地獄を見せなければならない。
先頭の山田がレフトにホームランを打てば、続く村上はセンターにホームランで同点。
そして、オスナがライトにホームラン。
相手が3者連続ヒットなら、スワローズは3者連続ホームランの100倍返しで、サヨナラ勝ちを決めた。
最近の石山の不調にはいささかの不安が残るが、早いうちに復調することだろう。

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ベイスターズ011100002 5
スワローズ 000200013 6
石山1勝目!

ドラマチックな勝利をあげた翌日は、前の試合で完封すると次の試合でも好投するライアン・マダックス・小川が先発。
やはり、この日も素晴らしいピッチングを披露していき、8回を3安打無失点で17回連続無失点をマークした。
打線は、西浦の先日のヒットに続く値千金のホームランで先制するも、追加点は奪えず。
1対0のまま最終回を迎える。
ここでマウンドに立つのは、石山ではなくマクガフ。
やはり8回と9回ではプレッシャーが違うのか、先頭の桑原にツーベースを打たれる。
そして、次の打者関根の場面で、ワイルドピッチでノーアウト3塁と同点に追いつかれるもやむなしの展開となってしまう。
しかし、ここからがマクガフの本領発揮。
関根をファーストゴロで打ち取ると、佐野にはアウトローにズバッと投げ込み三振。
そしてオースティンには、ファールて粘られるも最後はセンターフライ。
3年ぶりに1対0のスコアで勝利をあげた。

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ベイスターズ000000000 0
スワローズ 001000000 1
小川6勝目!

3タテを決めたいスワローズは、昇格後、初登板となるスアレス。
ライアン小川のように、休養を取ったところで再び好投を期待したいところ。
初回にさっそく味方のエラーで先制点を献上してしまうも、6回2失点でゲームをつくった。
ベイスターズの先発は、昨年の手術し、今シーズン初登板となるエース今永。
そんな今永だが、スワローズ打線は容赦しない。
立ち上がりを攻め立て、塩見のヒット、中村のツーベースでわずか3球で同点に追いつく。
さらに山田村上がフォアボールを選び、ノーアウト満塁。
ここでさらに追加点をとれば、優位に試合展開を進めていくことができる。
青木の併殺崩れで勝ち越すも、これでは満足せぬとサンタナがサードの頭上を痛烈に越えるタイムリーツーベースで、もう1点を加えた。
3回には、オスナが低空弾丸ライナーでレフトスタンドを突き刺すホームランで追加点。
打線が止まらないスワローズは5回にはミスタースワローズ山田哲人の17打席ぶりとなるヒットで得点をあげると、村神様はジャイアンツ岡本を突き離す第13号ホームランをライトスタンド中段に運んだ。
7回には、これまでになかったくらいに絶不調の青木が左中間を破るツーベースで2桁得点となる。
観戦していた佐知夫人は、このヒットに涙を流していたらしい。
コロナで今年2度も濃厚接触者に認定され、調整がうまくいかなかったであろう。
この打席をきっかけにヒットを量産してもらいたいし、あと1本に迫る日米通算2500本安打を明日達成してもらいたい。
最終回には、3点失うもダブルスコアで完勝した。

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ベイスターズ100001003 5
スワローズ 30104021× 10
スアレス4勝目!

明日からは2年ぶりに開催されるセ・パ交流戦。
ここでもスワローズが勝って勝って勝ちまくってもらいたい。

143連勝まで、あと100試合。

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