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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 8月31日〜9月6日

未だ負け知らずのスワローズ。
今シーズンも残り50試合となった。
143連勝までおよそ1/3。
今週行われる6試合もすべて勝利していきたい。

まずは岐阜と大阪ドームでジャイアンツとの3連戦から。

コロナから回復したライアン・マダックス・小川が先発するも、ピリッとしない。
初回に青木のソロ、3回にはサンタナのツーランでリードをするも、再びリードを許してしまう。
結局、4回途中4失点とらしくないピッチングとなってしまった。
次回からは、いつもの好投を見せてもらいたい。
しかし、打線は好調。
5回表には、村神様のヘッドスライディングでタイムリー内野安打で同点とする。
だが、今日は投手陣は不調。
坂本は4失点、吉田大喜は2失点と、ジャイアンツ相手に10点も奪われてしまった。
しかし、勝ったのはスワローズ。
8回表だった。
デラロサから中村、サンタナ、元山と3連打を放つと、ここで代打に送られるは天才川端慎吾。
どんな球にも粘りに粘る。
決着が着いたのは、14球目。
インコースへのスライダーを力強く引っ張った打球は、ライト線に鋭く切り裂くツーベース。
これでまず2点と返すと、歯負いのGⅠ馬塩見も続きタイムリーヒット。
2点差と迫ると、打席に立つは、7回にタイムリーを打ったミスタースワローズ山田哲人。
ここで打たなきゃいつ打つんだと言わんばかりに、代わった中川からレフトスタンドに突き刺さるスリーランで一挙6得点で、逆転に成功する。
その後は、石山→マクガフの完璧リレーで1点差を守り切って、見事な逆転勝ちとなった。

       123456789
スワローズ  120010160 11
ジャイアンツ 200204200 10
吉田大喜4勝目!

昨日の逆転劇の勢いそのままにこの日も勝利したいスワローズだが、ここで菅野が立ちはだかる。
5回までデッドボールで出塁したのみで、ノーヒットに抑え込まれてしまう。
一方スワローズ先発の高橋奎二も丸にツーランを浴びたのみで、今日も好投を見せる。
そんな好投に報いたい打線が、ようやく6回表に目覚める。
先頭の塩見が内野安打で出塁すると、青木はこの日ふたつめのデッドボールを食らってしまう。
やはり威圧感が半端ないのだろう。
ここで打席に立つは、昨日のヒーロー、ミスタースワローズ山田哲人。
しっかり振り抜いた打球は、まるで昨日のVTRを見ているかのようなスリーランで、今日もひと振りで逆転。
高橋奎二は7回まで投げ切り、その後は巨人の星、もといスワローズの星が再昇格後の初登板をゼロに抑えて、ワンチャンスで勝利を手にした。

       123456789
スワローズ  000003000 3
ジャイアンツ 002000000 2
高橋3勝目!

初回からフォアボールとエラーでいきなりノーアウト満塁のチャンス。
ここで村神様の内野ゴロの間に先制するも、たった1点のみで攻撃を終えてしまう。
すると2回裏に打たれてはいけない岡本にソロホームランを放たれてしまう。
その後、8回まで一進一退の攻防が続き、1対1のまま最終回を向かえる。
ここで32試合連続無失点のビエイラがマウンドに上がる。
一方、スワローズの先頭打者は、25打席連続ノーヒットのオスナ。
ツーナッシングと簡単に追い込まれた3球目。
インハイを鋭く振り抜いた打球はレフトへのツーベースとなり、チャンスをつくる。
さらに犠牲心の塊中村がきっちり送りバントを決めて、ワンアウト3塁とすると、神様となった天才、川端慎吾が打席に立つ。
162キロのストレートをいとも容易くセンター前ヒットで、ビエイラの記録を破るとともに、ようやく勝ち越しに成功する。
その燕の子の1点を守護神マクガフがワンアウト2塁のピンチを背負うも、後続を抑えてこの日も1点差ゲームをものにした。

       123456789
スワローズ  100000000 2
ジャイアンツ 010000000 1
清水5勝目!

ジャイアンツと戦った後は、カープとの3連戦を東京ドームでホームゲームとして迎える。
サンドウィッチマン富澤よろしく、何言ってるのかよくわからない。状態である。

カープの先発は、スワローズが苦手としている大瀬良。
しかし、今シーズンのスワローズ打線はこれまでとは違う。
さっそく歯負いのGⅠ馬塩見が先頭打者ホームランで幸先良く先制する。
3回裏には最近不調の村神様のタイムリーツーベースで2点を追加する。
一方、スワローズの先発は久しぶりとなるスアレス。
2軍で何があったのかと思わせる好調っぷりで、160キロまで出してしまう。
しかし、主審のジャッジに苦しめられてしまう。
いくら東京ドームだからといって、ジャイパイヤならぬカーパイヤにならなくてもいいだろうと不満が募る。
それでも6回途中を無失点で抑えると、坂本→今野が安定したピッチングで7回までゼロに抑える。
8回表に清水が鈴木誠也に一発を浴びてしまい、完封リレーにはならなかったが、序盤のリードをそのまま守り初戦を勝利した。

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カープ   000000010 1
スワローズ 102000000 3
スアレス7勝目!

続く2戦目は、さっそく初回にツーアウトながら満塁のチャンスをつくるも、この日久しぶりのスタメンとなった坂口がベンチの期待に応えられることなく凡退。
すると2回表に鈴木誠也が、ドーナツ大好きサイスニードからこの日もホームランを放ち先制する。
毎回ランナーを出すも、得点を奪えばないスワローズをよそに、カープは菊池と坂倉のホームランでリードを4点に広げられる。
サイスニードは、次回の登板までドーナツお預けの罰を与えたい。
これまでゼロに抑えられてきた打線だったが、7回裏に不調のオスナのタイムリーで1点を返すと、続く8回に猛攻が待っていた。
ワンアウト後、これまでいい当たりをするも抑えられていた坂口が内野安打で出塁すると、続く国民的歌手西浦が全打席出塁となるフォアボールを選び、またしても神様となった天才川端慎吾がきれいな流し打ちで満塁とする。
ここで代打に送られるは、レジェンド青木宣親。
ベテランでつくったチャンスを野手最年長が取りこぼす訳なく、これまた流し打ちのタイムリーで1点を追加。
そして、先ほどタイムリーを打ったオスナが打席に立つ。
力強く振り抜いた打球は、ショートの頭を遥かに越える走者一掃となるタイムリーツーベースで、お得意である終盤に逆転した。
この燕の子の1点を石山がなんとか抑えて、劇的な逆転勝ちとなった。

      123456789
カープ   010012000 4
スワローズ 00000014× 5
大西4勝目!

カープ戦に滅法強い田口が2週間ぶりの先発となった試合。
しかし、2回表に鈴木誠也に3戦連続となるホームランで先制を許す。
オリンピックの時は打たなかったくせに、なんたる非国民である。
さらに菊池にタイムリーを打たれてしまい、この回2点を失う。
3回は三者凡退に抑え、その裏にはヒットも打ち、リズムを取り戻したかのように見えた田口だが、4回表にノーアウト1・3塁のピンチを招き、ここで降板してしまう。
そして、ここで登板するは、先週ここ東京ドームで強力ベイスターズ打線を7回無失点に抑えた原樹理。
ピンチにも動じることなく、しっかり無失点で切り抜けた。
しかし、6回表にまたも菊池にタイムリーを打たれ、0対3とスワローズ劣勢の展開。
しかし、粘り強く相手を苦しめていくのがスワローズの強いところ。
サウスポーの床田だろうと関係なく、坂口→宮本丈と左打者を代打に送り、しっかり結果を出してノーアウト1・2塁。
そんな気迫のこもった出塁にこの男は黙っていない。
レジェンド青木宣親だ。
鋭く振り抜いた打球は、からくり空調なんていらんのよと言わんばかりのライナーでライトスタンドに一閃。
あっという間に同点に追いついた。
そして、大下がこの日も無失点に抑えると、その裏には、犠牲心の塊中村がツーアウトから右中間にツーベースを放ち、とうとう逆転に成功する。
その後は、坂本→星が難なくカープ打線を抑えて、この日も終盤の猛攻で勝利を収めた。

      123456789
カープ   020010010 1
スワローズ 000003100 3
大下3勝目!

本拠地神宮球場が使用できないことで、ホームゲームでも東京ドームをはじめ、慣れない地方球場で戦い続けているスワローズ。
勝ち続けてはいるものの、厳しい試合ばかりとなっている。
そして、火曜からは鬼門の甲子園でタイガースとの3連戦。
ここでも脅威の粘りで、しっかり勝ってもらいたい。

143連勝まで、あと44試合!

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