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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 第10週

とうとうこの「東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界」も2桁の10週目を迎えることになりました。
これからも、どんな試合展開になろうともスワローズを勝たせていきますので、どうぞよろしくお願いします!

そんな記念すべき今回は、2年ぶりに開催されたセ・パ交流戦の開幕戦からはじまる。

まずは、本拠地神宮球場で現在パリーグ最下位の日本ハムファイターズとの3連戦。
主砲中田翔がいないので、打線に迫力がないファイターズをしっかり抑えていきたいところ。
しかし、交流戦開幕投手となった金久保は、3回表に大王ワンボーロン、渡邉にタイムリーを打たれて、2点を献上してしまう。
一方、スワローズは5回裏に歯負いのGⅠ馬塩見がレフトスタンドにホームランで反撃の狼煙をあげる。
しかし、7回に2イニング目となる梅野がピンチをつくり、平沼にタイムリー、そして代わった坂本は西川に犠牲フライを打たれてしまう。
終盤に3点差と広げられ、敗色濃厚となるも、ここからスワローズの猛攻がはじまる。
それは8回、クローザー降格となってしまった石山が、意地で3者連続三振に切ると、それに応えるように打線がようやく目醒めた。
要でありつなぎもこなす中村がツーベースを放ち、ツーアウトながらランナー2塁。
ここで村神様、オスナの連続フォアボールで満塁とすると、バッター青木の場面で相手のワイルドピッチで1点を返す。
結局、青木もフォアボールで再び満塁にすると、チャンスに強く満塁の場面では3打数3安打の満塁髭サンタナクロース。
堀から代わった玉井の6球目を力強く引っ張ると、レフト線を破る走者一掃のツーベースで一気に逆転に成功する。
「満塁のチャンスというピンチ」なんて言葉をつくらせるくらいに、満塁に弱いスワローズにおいて、なんとも頼もしい助っ人である。
この燕の子の1点を守り切り、交流戦開幕を劇的な逆転勝ちでものにした。

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ファイターズ002000200 4
スワローズ 00001004× 5
石山2勝目!

次戦の先発は、未だ神宮で勝ち星の無い、公式生え抜き田口。
しかし、サニブラウンに勝ったけど並木に負けた五十幡がヒットを打つと、すかさず盗塁を決められてしまう。
だが、内野ゴロの間の1点のみで、最小失点で切り抜けた。
なんとかして田口に神宮初勝利をプレゼントしたい打線は、その裏に先頭の塩見、中村と連続ヒットでチャンスメイク。
ここでミスタースワローズ山田哲人が振り抜いた打球は、レフトスタンド上段に吸い込まれるホームラン。
今月初めてのホームランで、すぐさま試合をひっくり返した。
その後、ツーアウトになるも、ここで打席に立つはレジェンドオブレジェンド青木宣親。
ここ最近、不調を窮めるも、やはりこの男が必要である。
この高津監督、そして全国289689610人のファンの想いを乗せた打球は、1・2塁間を破るヒット。
これでなんと日米通算2500本安打を達成。
さすがNPBにおいての通算打率歴代ナンバーワンの打者である。
改めて、ノリはすげぇ。
こんなめでたい日となったら、今日も勝つしかない。
3回表に渡邉が連夜のタイムリーを放つも、その裏にオスナサンタナのコンビで取り返す。
その後、何度かチャンスをつくるも追加点を奪うことはできず。
しかし、田口の後を継いだ清水が1点を失うも、今野→石山→マクガフのリレーでこの日も1点差守り切って勝利した。
これで、ようやく神宮初勝利となった田口。
これからは先発する試合、すべて勝ってもらいたい。
しかし、この試合で残念なことが。
防御率0点台で清水に代わって勝利の方程式に昇格したばかりの近藤がわずか1球で降板。
まさかのアクシデントとなり、翌日には登録抹消となった。
これまでどんな場面でも動じずに抑えてきた近藤。
この抹消は本当に痛いが、なんとか早く復帰して、あの力強いピッチングを見せてもらいたい。

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ファイターズ101001000 3
スワローズ 30100000× 4
田口5勝目!

連夜の1点差試合を勝利したスワローズ。
今日は快勝といきたいところ。
しかし、先発の奥川さんは、昨日に引き続き、サニブラウンに勝ったけど並木に負けた五十幡のツーベースでさっそくピンチをつくる。
ツーアウトまでこぎつけるも、渡邉の3試合連続となるタイムリーで先制点を許してしまう。
2回表には、今度は五十幡がタイムリーを打ち0対2。
一方、スワローズも毎回先頭打者がヒットで出るも、併殺打でチャンスをつぶしてしまう。
そんな悪い流れを打ち破ったのが、絶好調の歯負いのGⅠ馬塩見。
3回裏、左中間にホームランを放ち、打線に勢いづけると、5回には相手のエラーと再び塩見のヒットでツーアウト2・3塁のチャンス。
ここでミスタースワローズ山田哲人がショートを強襲するタイムリーで逆転に成功する。
奥川さんは3回以降は無失点に抑え、プロ入り最多投球数となる6回96球9奪三振。
未来のエースの片鱗を見せた。
その後、今野→清水が三者凡退に抑えると、8回には昨日日米通算2500本安打を達成した青木宣親がレフトの頭上を越えるツーベースでダメ押し。
最終回は、新守護神マクガフがきっちり3人で抑えて勝利した。

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ファイターズ110000000 2
スワローズ 00102002× 5
奥川4勝目!

次カードは大阪ドームでオリックスとの3連戦。
12年前には、11連続ヒットを記録したこともある。
今年も猛打爆発で勝っていきたいところ。
しかし、スワローズに立ちはだかるは、現在の日本のエースと言っても過言ではない山本由伸。
さすがのピッチングで3回まで得点をあげることができない。
4回表もツーアウトランナー無し。
ここで村神様がフォアボールを選ぶと、オスナ青木サンタナの3連打で2点を先制する。
スワローズの先発は、移籍後2試合目となるバンデンハーク。
しかし、謎のトラブルによってアウトを2つとってまさかの降板。
突如の登板となった大西は、それには動じず3回まで無失点に抑えると、吉田大喜もそれに続き、ファンを大喜びさせた。
山本由伸が投げる試合は、オリックス打線が沈黙するとは聞いてはいたが、ここまでとは思わなかった。
その後も坂本→梅野も好投し、ワンチャンスをものにしたスワローズが完封勝利を決めた。

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スワローズ 000200000 2
バファローズ000000000 0
吉田大喜1勝目!

昨日はオリックス投手陣に抑え込まれるも、なんとか勝利したスワローズ。
今日こそ、大量得点で勝ちたい。
そんな期待に応えてくれるかのように、先発の田嶋の立ち上がりを攻めて、塩見がヒットで出塁すると、中村山田はフォアボール。
さっそくノーアウト満塁のチャンスを迎えると、これまで交流戦ノーヒットの村神様は、きっちり犠牲フライで先制点をあげる。
続くオスナの内野ゴロの間に得点し、わずか1安打で2点を取る。
続く2回には先頭のサンタナクロースがどでかいホームランを放つと、塩見中村の連続タイムリーで3点を奪い、5対0とワンサイドとする。
一方、ライアン・マダックス・小川は、この日も好投し、再昇格後23イニング連続無失点を記録する。
しかし、7回裏に代打モヤがスリーランを打ち、全国289689610人のスワローズファンの気持ちをモヤモヤさせた。
それでも8回すかさずオスナが前打席のタイムリーに続くはホームランで、小川の無念を晴らす。
その後は不調を極める石山が1点を失ったものの、清水→マクガフの継投で締めくくった。

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スワローズ 230010010 7
バファローズ000000310 4 
小川7勝目!

この日も序盤から得点して、優位に試合を進めていきたいスワローズだったが、先発のスアレスが初回からピリッとしない。
ラオウ杉本にツーランを浴びると、2回も1失点。
4回表にオスナのタイムリーで、1点差に詰め寄るも、再び杉本に2点ツーベースを打たれ、2対5と3点差のリードを許してしまう。
しかし、このくらいでは音を上げないスワローズ。
6回表、未だ交流戦ノーヒットの村神様が放った打球は、大きな放物線を描いたツーランホームラン。
19打席目にして、やっと本来の姿を見せた。
続く8回も塩見のタイムリーで同点に追いつくと、相手の悪送球で2点追加し、とうとうリードすることに成功した。
そして、石山がマウンドにあがる。
しかし、連打を浴び、送りバントでワンアウト2・3塁のピンチ。
ここで女房役の中村がマウンドに寄って、石山に檄を飛ばす。
石山は、これに応えて、福田と宗を連続三振。
ことなきを得た。
9回は、若松勉さんよろしく小さな大打者吉田正尚、ラオウ杉本、かつての本塁打王T-岡田と1発のある打者が並ぶも、マクガフの力強いピッチングには歯が立たず。
3点差をひっくり返す逆転勝利を手にした。

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スワローズ 000202300 7
バファローズ210200000 5
今野4勝目!(三振が圧倒的に少ない吉田正尚から三振を奪ったから)

来週は、スワローズ黄金期のエース石井一久率いる楽天イーグルス、そしてオレがパリーグで贔屓にしている埼玉西武ライオンズとの6連戦。
ここでも粘り強い試合運びを展開してもらいたい。

今週は、勝ちパターンのひとり近藤が離脱し、青木がデッドボールによる負傷、さらに次の日には久しぶりのスタメンだったオレの母校の後輩である松本友も下半身の張りにより初回でベンチに退いてしまい、登録を抹消されるという「ヤ戦病院」という忌々しい名前がちらほら出てくるようになっているが、技術面だけではなく体調面にも気を付けてもらって、万全な状態でこのままがんばってもらいたい。

143連勝まで、あと94試合!

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