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ひでしまさん。ざっつぶん#09

どうも、コダカです!
唐突ですが、みなさんラジオって聞いていますか?

ボクはラジオが好きです。
好きな番組は山のようにあるけれど、東京のFM局、Jwaveで放送されている「GROOVE LINE」という番組をよく聞いていました。
ピストン西澤さん、秀島史香さんのツインナビゲートで平日の16時半から20時まで放送されていました。(現在はピストンさん一人で時間も変更され放送中)ピストンさんの軽快DJミックス、ひでしまさんはセクシーな美声で、天然なボケをかますギャップが素晴らしく、リスナーからの投稿メールを読みながら夫婦漫才のような掛け合いを展開していました。本当に面白かったです。

その頃のボクの仕事は終電で帰れたらラッキーな24時間営業状態だったので、ごはんや移動中に良く聴いていたし、なんなら作業中に聴いていました笑

特にひでしまさんは同じ歳ということもあり、小柄ながらも番組企画に果敢に挑んでいくとんでもないガッツがあったり、経歴やラジオDJあるあるのオシャレさも微塵も感じさせず、惜しげも無くコントやネタに美声を使っていくスタンスが大好きでした。そして、番組が継続するにつれてナレーションの仕事が決まってどんどんメジャーになって活躍していく姿に励まされました。

まだHMV渋谷がセンター街にあったころ、そこのサテライトスタジオから公開生放送をしていたので、「あの人か!」と祝日にひでしまさんの勇姿を拝みに行ったことも、番組の投稿コーナーにメールを送ったこともあります。

やがて、サテライトスタジオも閉鎖され、永遠に続くと思っていた二人の掛け合いもひでしまさんの番組卒業で終了。その後、ひでしまさんは結婚出産、旦那さんの仕事で海外に移住して、一時期ラジオの世界から遠ざかっていました。

ボクも仕事が変わったりで夕方のラジオを聞くこともなくなって数年が経ち、相変わらずアホみたいに働いていた春、体調崩したまま結果的に病院のベッドでひっくり返ってTwitterをしていました。
するとTLに秀島さんが帰国してFM YOKOHAMAで新番組を始めるとのつぶやきがあがりました。
これは聞かなくては!と、退屈な病院生活もそれだけを楽しみに日曜日を待ちました。

わー、なつかしい!

まだ夜明け前、他の患者さんに迷惑がかからないように、イヤフォンをスマフォに刺しながらradikoのアプリを立ち上げると、耳元に流れてきた慣れ親しんだ声。

ああ、ひでしまさんだ。

番組を聴いていたら、あれなんでボクはここにいるんだった?と急にハッとしました。
天井を見上げながら、今この病室にいることがどこか信じられなかった自分が、急に現実とつながったんです。

こんなことになるなんて働いているときは考えてもいなかった。

人間いつ死ぬかわからない。
行きたい場所に行って会いたい人には会わないとダメだなと心から思いました。

幸い何事もなく体調も戻り、ひでしまさんが本「いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則」を出版するというので出版記念イベントに行きました。別に何をするわけでもないのですが、せっかくなんで感謝の言葉ぐらい伝えたいなと。

サインを頂くほんの少しの時間に、
あのラジオ大好きでしたよ!ってお伝えしました。
ひでしまさんは「恐縮です」って言った後ボソッと「あー、覚えててくれるんですね。ありがたいです。」真剣な表情に。
この一言のちょっと空いた間に、ひでしまさんもいろいろ大変だったんだなと感じました。この本にも笑顔の裏にあった苦難の日々が綴られています。

そして、強いチカラでアメリカ風の信頼を示すシェイクハンドをギュッとしてくれたことを今でも忘れません。
これから何人も握手するだろうにな。これ全員にやるのかなと。
本当にリスナーを大事に思ってくれたんだなって感動してしまいました。

今日もTVでも、コンビニでも、空の上の飛行機でも、日本各地のどこかしらで彼女の声が流れています。

今でも声が素敵な女性に惹かれるのはひでしまさんの影響かもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

著・秀島史香さん
「 いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則」 

以前、ひでしまさんと燃え殻さんのDJで放送した特別番組の感想。
「あの小説の中で集まろう」  


つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。