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【RWC振り返り】大分。オールブラックス戦当日。20201002

こんばんは!コダカです。

1年前に開催されたラグビーワールドカップ2019を超個人的視点で振り返っていきます。

今日は昨日の続き、大分に宿泊し、いよいよオールブラックス戦の朝をむかえました。



試合当日、余裕持たしたのは良かったのですが時間が出来すぎてしまいました。とりあえず大分に来たら行けと言われた砂風呂へ。

早朝。

学生の通学時間と重なり大分駅から満員電車に揺られやってきました最寄駅。
まだまだ人もまばらで、料金を払い素っ裸の上に浴衣を羽織り砂風呂へ。

ドサっドサっ、スタッフの年配の女性のスコップによってカラダが埋められてきます。あれよあれよと言う間に動けなくなりました。


朝日に照らされ波の音を聞きながらずっぷりと埋まる砂風呂。

カラダ全体がほんのり暖かくなっていきます。
そしてジト〜とした発汗とともに、疲れもとれてきたのか心地よい眠気が。
ここまでの苦労が報われた感じでもうこのまま寝てしまおうか…とは思いませんでしたが大変気持ちいい体験でした。

それでもまだ10時ぐらい、ここからさらに別府に移動して名物「別府地獄めぐり」へ。

赤かったり、白かったり、吹き上がったり、ワニがいたり。

まさに地獄だ…。

当時日韓関係が冷え込んでおり一番のお得意様である韓国の観光客のみなさんがいなかったので、だいぶ空いているとのことでした。

お店もだいぶ閉まっていて、別府駅前まで戻って居酒屋さんのランチでカツ丼を食べたのを覚えています。
(このコロナウイルスの感染拡大を受けてどうなっているんだろうな。)

そんな中、ああ、ワールドカップだなと思ったのがオールブラックスのラグビージャージだけではなく、様々な国のジャージを着た人々が別府にいました。

やはりオールブラックス目当てなんでしょうか。
九州で前後で試合があるチームのファンなんでしょうか。

そんな彼らと庭園を歩き地獄を巡り足湯に浸かって一休み。

四角く囲まれた足湯にみんな慣れた感じで足をひたし、まんじゅうをパクついていました。

何度か経験した感覚。これがワールドカップだなと。

さて、そろそろ大分に戻ってスタジアムに向かおうかなと別府駅に向かうと、人で溢れています。

オールブラックスのキャンプ地ということもあり数日前ぐらいからホテルもほぼ満室で、試合当日は観客でさらにキャパオーバーだったのか、レストランの入り口には列ができ、駅前の路上で地べたに座る人が続出。
小倉方面からやって来る電車も2両ぐらいしかなくて来る電車来る電車が満員でした。

満員電車に乗らない国の人たちは2本見送った僕が電車に乗った後も、まだ待っていたけど大丈夫だったのだろうか。

これが試合5時間ぐらい前だったので、さらにすごい混雑だっただたでしょうね。

そして開催地決定時点から言われていた大分駅からスタジアムまでのシャトルバスでの輸送問題。

覚悟。

まさにこの2文字でしたね。
通常であれば30分ぐらいで到着する道ですが、バスに乗り込むまでの時間と渋滞を見越さなければなりません。
大分で開催されるワールドカップ初戦、しかもオールブラックス戦のため、まったく予測がつきませんでした。

3時間余裕を見ていて着かなかったら途中で降りて歩こうと思っていました。グーグルマップをあてにして暗闇の大分の山を。割と本気で。

ホテルに着きチェックインからの身なりを整え荷物を投げ込み急いで出発。駅に隣接するファンゾーンを囲むようにバス乗車への列がずらーっと並んでしました。

こりゃーやばいかもしれないと思いましたが、列は長いけれど止まることなく進み続けます。

30分ぐらいならんで臨時ロータリーのようなところに出ると、動線が3つぐらい分かれ、そこに次から次へとバスがやってきました。

バス、バス、バス。

大分はもちろん、福岡、熊本、佐賀、宮崎…いろいろな土地の会社のラッピングがしてあります。豪華な観光バスからローカルで使われるような乗り合いバス、さらには村を循環しているコミュニティバスまで、
九州にあるバスを全部集めたんじゃなかろうか?と思うくらいでした。

バスは多少のストップはあったものの、大きな渋滞にも巻き込まれずスタジアム駐車場に到着。
そこから徒歩を入れて大分駅からトータル1時間半ぐらいかな。
なんとかスタジアムに着くことができました。

帰りもスタジアムから一気に吐き出されたかのような観客の列がすごかったけど、大分駅の臨時ターミナルで見たバスの数と大分県と県警のメンツみたいなものをヒシヒシと感じていたので、まぁ、乗るのに何時間かかっても観客を見捨ててバスが来ないということはないだろうなと変な安心感がありました。

試合終了から60分ぐらいでバスに乗れました。バス内では寝てしまったのであんまり記憶はありません。

これがその日のうちに福岡に戻るという選択をしていたら、ここまで大きく構えられなかったですね。

人生余白が大切と言いますが、まったくその通りだと思います。

しかしここまで別府駅や周辺のキャパシティオーバー以外はバス輸送からボランティアの献身さ、ボクが知らないところで何かはあったかもしれませんが、メディアが懸念したような問題は起こらなかったし、また大分駅のパブリックビューイングの充実ぶりは他の都市を凌駕するほど充実していて、非常にホストシティとして頑張っていたんじゃないかな?と思います。

これも2002年のサッカーワールドカップの開催地だった経験も生かされているのでしょうか。



さて、試合会場となった大分スポーツ公園総合競技場こと通称ビッグアイ。

場所柄、周りに何もないは仕方がないのですが、トラックありの陸上競技場でしたが外観内装とも綺麗で見やすいスタジアムでしたね。

試合開始まで結構あったので、グルっと2周ぐらいスタジアムを練り歩いていました。

↓当時のnoteです。

やけに好戦的とういうか興奮してますよね、このnote(笑)

真剣勝負っていうことも大事だけどもう少し現地の状況を書けばよかったなぁ。

客席は地元の人が大勢いましたね。
2割ぐらいがツーリストかな。東京と比べると外国からのお客さんはやや少なめだったと思います。

観戦は座りながらで拍手や声援はあるものの、欧州的な統一した応援はなく。オールブラックスのタックルやトライが決まるたび、わー!と騒ぐ感じでした。

すでに数試合が終了し、オペレーションが全国的にシェアされたのかアルコールの購買する列はそんなに長く待つこともなく、売り子さんもいたのでみなさんスムーズにビールにありつけている感じでした。

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日本列島がラグビーに熱狂する中、最後まで残っていたのは福岡、熊本、大分の九州開催のチケットでした。

高校ラグビーで有名校はありますが、関東や関西と比べてラグビーがあまり盛んとは言い難い土地であり、チケットの値段もワールドカップということで高額なのもあるでしょう。

地元の人に配ったという話も聞いたし、人気のオールブラックスのチケットですが、この試合も例外ではなく残っていたと思います。(確証はありません。チケット公式サイトで見てです。)

そして直前にも関わらず、その恩に預かりこの試合のチケットをゲットし、オールブラックスに会いたいがために日程を前倒ししてまで組んだ九州関西遠征でした。

実はもう1試合、10月5日同じく大分で開催されるオーストラリアvsウルグアイのチケットも持っていました。

しかし日本の快進撃を受けてどうしても同日の夜おこなわれる日本戦をライブで見たい…おそらくスタジアムから大分駅への移動すると見れて最悪後半ぐらいになってしまうかもしれない。

さらには翌日、大分と同じくスタジアムへのアクセスが懸念されている熊本でフランスvsトンガの試合を見るため、前日には熊本、遠くても福岡あたりまでは行っておきたかったのもあって、その大分のチケットは泣く泣くリリースしました。

そんなボクの最初で最後だったビッグアイでの試合。
本物のブラックスに会えると異常な興奮状態で選手入場を迎えた瞬間、正直涙ぐみましたよね。

試合は自力に勝るオールブラックスがフォワードを中心に頑張ったカナダに実力の差を見せて勝利した試合となりました。

このときは優勝は間違いなくオールブラックスかなと思うほど、圧倒的な強さとプレーの一つ一つに自信のようなもの感じました。
点差は開きましたがオールブラックスの流さないプレーにとても満足した記憶があります。

駅に着き、飲食店はどこも満員で疲れていたのでコンビニで何か買ってシャワーもそこそこにビールで流し込み、ようやく一人になって落ち着きました。

見た。

ラグビーの象徴、オールブラックスのウォークライ。
しかも日本のワールドカップの本戦。

ここまで生き延びて良かったなぁと。

明日は朝一番に起きて、小倉から新幹線で神戸まで行き、またアイルランド戦を見ます。一刻の遅刻も許されません。

なぜなら早朝の小倉からの新幹線を逃すと次の試合は10月6日の熊本でのフランスvsトンガ戦なので、関西のホテルやフェリーをキャンセルして、それまで通常の九州旅行になります。

でも、なかなか興奮して眠れなかったな。
そのぐらい嬉しかったです。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

参考サイト


つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。