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誰から聞くか。20210222(日記)

こんばんは!コダカです。

今日は移動中、偶然聞いていたラジオのことについて書こうかなと。
TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』2月18日(木曜日)放送回のオープニングトークでのリスナーさんからのメールについてです。

2月13日の福島県沖を震源とする大きな地震が発生し、その後のラジオ放送について、担当した蓮見アナにリスナーさんから感謝のメールが寄せられていました。

ジェーン・スー 生活は踊る | TBSラジオ | 2021/02/18/木 11:00-13:00

※radikoエリア内ではタイムフリー機能で1週間放送を聞けます。エリア外の方はradikoプレミアム(有料)となります。ご了承ください。

番組MCは音楽プロデューサーや作詞家、コラムリストとマルチな才能を持つジェーン・スーさん。この日のパートナーはTBSアナウンサーの蓮見孝之さんでした。

冒頭のオープニングトークで取り上げられた一通のメール。

メールのリスナーさんの地域は地震後停電になってしまったそうです。電池で起動するラジオをつけて情報に耳を傾けていたそうですが、アナウンサーの方が淡々と福島県の情報を読み上げるのを聞いているとドキドキして眠れなくなってしまったといいます。

その後局をTBSラジオに変えたら、知っている記者と蓮見アナが出ていて、語りかける口調といつも聞いている声だと安心してそのまま眠ってしまいましたとの感謝のメールでした。

緊急対応でTBSに駆けつけニュースや揺れが大きかった地域との電話のやりとりをした蓮見アナの話があり、それについては土曜日の蓮見アナの番組でも取り上げられています。


こちらは今日の内容とは違うので割愛しますが、情報インフラとして集合しなければならないけれど、家族を残して放送局へ向かう葛藤、来れない人来れる人の線引き等、結論として臨機応変に回していくしかないとなるわけですが、迷える放送人のおもいが吐露されていたのでそちらもご興味あればぜひ聞いてみてください。

スーさん「似たような話を他にも聞きましたよ。知っている人の声っていうのはホッとするんだね。」

蓮見アナ「(知っている声というのも)大事な情報、要素なんだなと実感させられました。」

東日本大震災(テレビで)や熊本地震の本震の第一報も蓮見アナ。
テレビは映像だけで情報が伝わるがラジオはそれがない分、町の人と電話をつなげたりSNSからリスナーからの声を集めることをして、とにかく話すといいます。
テレビではカバーできない車のドライバーさんや外国人の方にも手助けしてあげてくださいということも一言付け加えたそうです。

それを受けてスーさんは、「映像で知らなきゃいけないこともある」とテレビの使命を認めた上で、一人で被害の映像だけを見ているとドキドキしてしまうと話します。
さらには「ラジオも知らない人より知っている人の方が安心する。」と続けます。
「情報の質と加えて誰から聞くかというのが人の気持ちを落ち着かせるということがよくわかった」とスーさんは熱く語りました。

またそれに加えて、蓮見アナは初動対応の重要性とニュース特番との線引きについても語っていました。
揺れから1時間放送した初動対応のメンバーに感謝の言葉を送っていました。

繰り返しとなりますが「情報の質に加えて誰から聞くかというのが、人の気持ちを落ち着かせる要素となる」というスーさんの言葉は金言だと思います。

テレビだと収録が多く、さらに担当番組も報道とバラエティで違いがあったり、普段から慣れ親しんだお茶の間の人気者のアナウンサーがニュース特番の画面に登場する可能性は低いですよね。

ラジオはまだまだ局社員のアナウンサーが自分の番組を持っていたり、番組途中のニュース読みや生放送のアシスタントでの出演番組を複数持っています。

映像でダイレクトに伝えることができないデメリットがありますが、初動以後のメンタルケアの部分で、気持ちを安心させるというのはラジオの大きなアドバンテージであり役割なのかと思いました。

もちろん被害の程度にもよりますし、危機的状況が迫っているのであれば話は異なりますが、今回の関東地方のように被害が低い地域でも余震への不安や東日本大震災へのフラッシュバック的なこともあるので、冷静さと安心を届けることができた今回の蓮見アナとメールを送ったリスナーのようなケースは参考になるのではないでしょうか。

実際あの日、ボクもずっとテレビを見続けていて4時ぐらいまで眠れませんでしたからね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。