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【RWC振り返り】どこいく準々決勝。(後編)20201020

こんばんは!コダカです。

今日も1年前に開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会を超個人的な視点で振り返って行こうと思います。

10/20 (日) 16:15
準々決勝3
ウェールズvsフランス
20 - 19
大分スポーツ公園総合競技場

10/20 (日) 19:15
準々決勝4
日本vs南アフリカ
3 - 26
東京スタジアム

ウェールズvsフランスが終了し、日本戦まで1時間ちょっと。
上野のスポーツバーでテレビがまともに見えないは嫌だなーとなった我々は、意を決して移動を試みようと文明の利器を使って情報収集を始めます。

やはり都内スポーツバーは満席のよう、WiFiが通じる居酒屋でiPadに映して観戦するか?という後先考えないリスキーな案もでましたが絶対に見たいので却下。
すると一人がカラオケボックスで観戦できるとのネットの情報を発見しました。上野からできるだけ近いお店をしらみつぶしに電話攻撃していきますが、どこも断られます。が、友人がよし!予約できる!と声をあげたので、どこ?と聞くと赤羽との答え。

もう選択の余地はないので勝ったら朝まで飲んだくれようと、お店を飛び出し宇都宮線か高崎線かどちらかわからない電車に乗っていざ赤羽!

上野から赤羽まで近くて試合30分前に到着しカラオケボックスに入りました。

スペースもあって落ち着くね。料理もあるしお酒もすぐ出ててくる。

まるで家みたいだね。

最初から誰かの家で見ればよかったんじゃない?

苦笑いがボックスの中に響きました。

さて、試合です。

前半は南アフリカのシンビン一時退場もあり、ほぼ互角の展開でした。
テンションあがりました。

あがりすぎてカラオケボックスのをいいことにアカペラで一曲歌いましたね(笑)

しかし浮かれていたのもつかの間、ここからが優勝経験のある強豪国のチカラをまざまざと見せつけられることになります。
後半スクラムで押され始め、反則からPGそしてトライと点差を離されていきます。随所で南アフリカのフランソワ・デクラークが操るスクラムモールの強度と精巧さなど試合巧者ぶりを発揮され日本の反撃を許さずノーサイド。

カラオケボックスではよくやった!本当によくやったよ!とちょっとウルっときつつ言葉にしていたけど、感動のウルじゃなかったんだよなぁ。

内心、本気で悔しかったです。
決勝トーナメントが未知の体験だったこと、予選グループの最終戦まで勝ち抜けが決められなかったこと。
どうにかなったんじゃないかと頭の中でぐるぐるしていました。

南アフリカも2015年のようなことにはならないように入念な準備をし、W杯直前の9月に熊谷で親善試合を組むなど対策を施してきましたからね。
結果を受け入れるしかないのか…はぁ。

あんまり悔しすぎて酔ってしまう居酒屋はパスして、餃子屋でビールをちびちび飲みながら試合のことをずっと喋っていましたね。

でも、悔しいと思えることが本当に素晴らしいと思います。
強豪国には力負けしてしまうのが定番だったジャパンが、前回のイングランド大会では大善戦するまで成長しました。
しかしそれは予選グループの中での話でした。
それが自国開催でイギリス2国の破り決勝トーナメントに1位で進出し、優勝経験がある南アフリカに前半は互角の戦いをしたのは評価に値すると思います。



桜は散ってしまいましたが、そのひたむきさと美しさに魅了され多くのファンの心に種を蒔きました。

大勢のファンがスタジアムはおろかファンゾーンやPV会場に集まり声援を送り、キャンプ地の自治体の人々は地球の各所から集結したラグビー代表の大男たちに最上級のもてなしと心からの勝利を祈りました。


この日、奇しくもミスターラグビー平尾誠二さんの命日でした。
生きていたら、この試合や日本列島がラグビーに染まった光景を平尾さんはどのように見たのでしょうか。

平尾さんをはじめとして多くのレジェンドたちがワールドカップを待たずして亡くなりになりました。
あるオールドファンはアイルランド戦で勝利した際、その方たちの名前を出してツイートしていらっしゃいました。
彼らの日本ラグビー界への貢献がこのような舞台を導いてくれたのかもしれませんね。感謝しないと。



ジャパンの冒険はここで幕を閉じますが、日本列島のラグビー熱は冷めるどころか決勝に向けてますますヒートアップしていきます。

今日も最後までお読みいただいありがとうございました。







参考サイト


つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。