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未明のラジオと小説とーFMヨコハマ「あの小説の中で集まろう。」ー

こんにちは!コダカです。

今日は6月14日(木)(明けて15日の早朝)27時からFMヨコハマで放送されたラジオ番組「あの小説の中で集まろう。」について書きたいと思います。文末には番組で取り上げられた書籍をピックアップしました。

この番組、平日のど深夜27時~30時!という深い時間にオンエアされました。ラジコを使えば、翌日でも聞くことはできるのですが、大好きなお二人(テレビ関連会社勤務の燃え殻さん「ボクたちはみんな大人になれなかった」の著者と、人気ラジオDJの秀島史香さん。)が出演することと、何よりラジオはオンタイムじゃないと!ということで、徹夜をすると3日は立ち直れない年齢になってしまったボクのですが、早寝で放送直前に起きるという応急処置を行使し放送に臨みました。

番組の柱としては大きく3つ。

燃え殻さんと秀島さんが著書やハッシュタグ「#あの小説」を拾うトーク。

燃え殻さんと尾崎世界観さん(クリープハイプ)の中目黒での居酒屋トーク

西寺郷太さん(NONA REEVES)を迎えて、「ボクたちはみんな大人になれなかった」の時代への感じ方と選曲

首都圏の方はradiko、その他の地域の方はradikoプレミアムのタイムフリーで1週間聞けます。燃え殻さんを好きな人が大勢いるnoteでこれを書くのは勇気が要りましたが、まだ聞いてない人に届きますように!ぜひ、あなただけの「真夜中~未明」を楽しんでください。

あの小説の中で集まろう。 | FMヨコハマ | 2018/06/14/木 27:00-29:00 http://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20180615030000

あの小説の中で集まろう。 | FMヨコハマ | 2018/06/15/金 05:00-06:00 http://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20180615050000

さて、番組の感想及びネタバレはここから。

まだ聴いていない方はご了承ください。

番組放送前からツイッター上でハッシュタグ「#あの小説」で自分の好きな小説を投稿してくださいと募集がおこなわれ、番組を楽しみにしているリスナーさんをはじめとして、番組のことをおそらく知らないと見受けられる読書好きの人まで、多くの小説を紹介していました。

中学生の時に読んだ本、知ってはいるけど読んでない大作、まったく未知の傑作、etc...古典、ドキュメンタリー、SF、いろいろなジャンルの小説がズラーとTLに並びます。これを眺めているだけでも面白い。放送でお二人が言っていたように夜中なのに本屋さんに行きたくなります。

番組が始まると燃え殻さんが何故この著書「ボクたちはみんな大人になれなかった」を書いたのか、その時代の空気感の話、SNSについて、好きな作家さん話、そして、深夜ラジオへの想いを、ターニングポイントや象徴となった楽曲を挟みながら、尾崎世界観さん、西寺郷太さん、秀島史香さん、そしてリスナーへと寄り道・遠回りをしながらカオスになりながらも澱みなく語り合っていきます。

「不安で仕方がなかった」

だから本を読んだという燃え殻さん。誰かにダイジョーブだよと言ってほしかった。過去にいけるとしたらその時の自分に言ってあげたいと続けました。そして、尾崎世界観さんとの居酒屋での対談では、好きな本のくだりで、(作者?登場人物?)小説には自分よりやばい人がいっぱい出ているから、それで安心したと目からウロコの経験談も(笑)

そして、もっとも印象に残ったのが、テレビ関係の会社員、小説家、多数のフォロワーを有する人という様々な顔を持ち、小説出版からここまで走ってきた燃え殻さんだからこそ言えた(メディアの)手段と受け手の話でした。尾崎世界観さんとの対談で、誰かが言っていたという「テレビの前のみなさん、ラジオの前のあなた」という、深夜ラジオ独特のリスナーとDJとの距離感を称した言葉を燃え殻さんが発したとき、ぱっと目が開きました。この言葉に付随して、「小説を書くことでラジオのような1対1を取り戻した」とも。

孤独を恐れるが、それ以上にコミュニケーションを恐れるこの時代ですが、この原点回帰をするような言葉がスピーカーが流れてきて、ラジオ好きには嬉しかったというかなんというか、なんだかホッとした瞬間でした。

最後、DJの秀島さんがまさに音楽のコンサート・ライブのような放送でしたと形容したように、夜なのか朝なのかわからない時間にどんどん溢れていくような会話がとても心地よかったです。

また、あの小説の中で会いたいな。

番組ハッシュタグ「#あの小説」は番組終了後もゆらゆらと更新され続けています。それと番組開始前からのものを合わせると結構なツイート数となるため、以下、番組内で紹介された本だけ、書き残しておきます。

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最後までお付きあいありがとうございました。

とてもいい放送だったので色々な人に届くといいなぁ。

つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。