ありがとう岸田総理!

細かなことは今さら言うまい。
消去法ではあったものの、2021年(令和3年)秋、首相候補の中では岸田さんがいい、と思った。以来、オレの期待は世間並みに裏切られ、期待値は内閣支持率どおりに下降線をたどった。
だが、今――。
あれから2年と半年。
岸田総理はようやく覚醒し、オレの期待に応えてくれようとしている。

金まみれの汚れきったA派、妖怪N派を道連れに、少なくとも表向きは派閥を潰し、その勢いで真にあるべき首相誕生に道筋をつけようとしている。対岸の母様を信望する二枚舌でなく、部下のせいだと逃げまくるあいつらでもない、真に日本国総理大臣の器である女性が立つ土壌を整備しつつあるのだ。

まあ、ミゾウユウなあの人は相変わらず便乗商法に打って出ようとしているようだが、それだって彼女の実力があってこそのパフォーマンスだ。漢字は苦手でも、あの人は決して馬鹿ではない。権力にかけた指先の力はボルダリング選手並みであろう。その人が、女性総理が誕生するなら上川陽子だ、と認めたわけだ。残念ながら、相変わらず漢字は苦手だったけど。

ともかく、このまま行けば、日本発の女性総理が誕生しそうだ。
厚化粧のあの人でも、A派の腰巾着でも、ぱっと見がオレのタイプなあの人でもない。かつて、「二番目ではダメなんですか」と凄むことなく、「何がなんでも一番になりなさい!」と叱咤激励していれば、きっと日本初の女性総理になっていたに違いないあの人以来の逸材が、ついに実力相応の立場になる日が見えてきたのだ。

岸田総理、ありがとう。
人それぞれ、様々な役割があるというものだ。たとえ、あなたの名前は歴史に残らずとも、日本発の女性総理誕生に道筋をつけた総理大臣として、未来の歴史家はあなたの名前を発見するだろう。
ここから先、あなたは余計なことを考えず、ひたすら露払いに徹して「政治活動の自由」などと財布を隠す魑魅魍魎どもを一掃してください。あ、自分で言っちゃダメですよ。

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