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日本柔道復活の立役者井上康生監督がかっこいい!!

関口修平です。

コロナ禍で開催自体が危ぶまれた東京オリンピックが開幕しましたね。
この開催にあたって賛否両論あるのは承知の上でオリピックの記事を取り上げます。

4年に一度という大舞台、アスリートの気持ちを思うと開催して良かったと思う反面、コロナ禍で学生が修学旅行や運動会すらできない状況でオリンピックが開催されることへの疑問もあります。

ただ、やはりスポーツは感動を運びますね。
私がこれままで一番感動した競技は、男子柔道です。

2012年ロンドン五輪金メダルゼロからの復活

男子柔道といえばオリンピックで必ずと言っていいほど、メダルラッシュを繰り広げてきた競技です。

オリンピック3連覇の野村選手や鈴木啓治選手、井上康生選手、女子にも谷亮子選手など実力派揃いの日本柔道界。

それが、2大会前のロンドンオリンピックで金メダルゼロは衝撃的でした。

ロンドンオリンピック前から不協和音は伝えられていましたが、
それが現実となり史上初の金メダルゼロに終わりました。

井上康生が監督に就任してから復活した日本柔道

井上監督の指導方法はとてもユニークなものでした。
精神論が中心だった柔道の練習に科学的な根拠やデータに基づき、各個人に合わせた練習方法を取り入れたり、違う競技を通じて選手に戦う上での大切さなどを教えてきました。

ただ、日本柔道が復活した要員はユニークな練習はもちろんですが、井上康生監督の愛情と情熱だと言われています。

柔道に普段は触れることのない自分に取っては、ニュースで井上康生の監督就任を知るぐらいで、実際の指導法や実績などにはオリンピック前までは触れる機会が少なかったです。

結果を出し続けてきた9年間

ロンドンオリンピックでの金メダルゼロで迎えたリオのオリンピック。
男子柔道はここではなんと史上初の全階級メダル獲得を成し遂げました。

もちろんオリンピック以外の世界大会でも日本男子柔道は復活と言える活躍を見せてきました。

私は東京オリンピック前の代表発表会の会見を見て、男子柔道の強さと団結を感じました。

オリンピックの各階級での代表選手を発表しているこの会見で、井上康生監督が一番想いが溢れたのが、代表から漏れた選手を読み上げるところでした。

こんな監督に付いていきたい。
本物の愛情と情熱、そして想いが伝わってくる会見でした。

柔道は基本的には、個人競技。
同じ国の選手といえども一つの代表枠を争うライバルでもある。

そんな環境下でも今回の柔道日本男子は井上康生監督の元、一致団結していたのだと思います。

当たり前ですが、選ばれる人もいれば落選する選手もいる。
それを選手の時代から知っている井上康生監督だからこそ想いが伝わってくんですね。

選ばれなかった選手は、代表になった選手を応援し、選ばれた選手は、選ばれなかった選手の思いを背負って戦ったのだと思います。

この短い会見の映像に今の日本男子柔道の強さが詰まっていたのだと思います。

井上康生監督から学ぶリーダーシップ

井上康生監督の逸話はたくさんあります。
試合に勝ったら選手を立て、試合に負けたら監督が責任を取る。

柔道の天才と言われた高藤選手の素行が問題になったとき、指導不足ということで井上康生監督自らが頭を丸めて心を入れ替えたのです。

そして今回の高藤選手の金メダル。
まさに筋書きのないドラマですよね。

スポーツに限らず、仕事においても学ぶことが多々あります。
チームをつくるチームビルディングにおいて、井上康生監督の姿勢や取り組みは学び満載です。

9年の任期を終え東京オリンピックで退任となった井上康生監督ですが、今後の活躍が期待されます。

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