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身軽になれた空間を作っていたものたちを考えてみる

着飾らなくてもええやん。その時々の気分で着るものを選んだらいいし、誰かとぬくぬくしたらええやん。

それに気づけたフォルケ8日間。
心地よくて、でもたまにハッとする、そんな空間を作っていたものたちに思いをはせてみた。

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ー ”聴く” 

誰かの言葉に、声を傾けること。
ちらほら出てきていた要望「深い話をしたい」っていうのは、さらけ出しあいたい、ではなくて、あなたをもっと知りたいだった。

言い換えると、相手にもプレッシャーをかけるような、言葉のぶつけ合いじゃなかった。
相手が紡ぐ言葉をじっくり味わって、自分もぽーんと鳴らしてみると思いがけない音だったり。相手とまざって新しい音になったり。
そんな時間だった。


ー ”背中合わせ”

共有スペースの存在は大きかった。
誰かはカタカタ誰かは本読む。
空間を共有してお互いの存在を感じながら、それぞれの方向を向いてた。
ホットドリンクコーナーが日に日に種類増えていってたのもあったかかった&ありがたかったなあ。
次の人用に絶えずお湯がセットされていたことにも思いやりを感じた。


ー ”みんなでごはん”

わいわい数人でごはんをつくり、おいしさを共有しながら食べて、お皿洗いをする。
食事をするって、ただ食べ物を口に入れるだけじゃないんだよなあと改めて思った!
図書館から帰ってきてもうご飯食べずに寝ようかと思ってたら、豚汁あるよここ座りなー!って声かけてくれてとってもジーンときた。


ー ”おかえり⇔ただいま”、”おはよう⇔おやすみ”

誰かの存在があるから、口にする言葉たち。


ー ”1日のチェックイン/チェックアウト”

大半をばらばらに過ごしているからこそ、どんな気持ちで一日を始めて終えるのか共有したのは大きかった。
悩みだったり、おいしかったごはんだったり。
情報共有することで「他人」ではではなくなっていった気がする。


ー ”Democracy Fitness”

限りある時間、できるだけここにいる人たちのことを知りたい!っていう気持ちがある程度みんなの中にあったのは前提で。
民主主義=対話からはじまるっていうのを知って筋トレして、ますます聴くことそして自分事として考えることの重要性がじんわりと浸透した。
意見としてのNOの伝え方、私があなただったら/私だったら。


ー ”ハグ”

無理に言葉にしなくても、気持ちを共有できる。誰かのぬくもりを感じる。
ハグって、いいよね。


いろいろ挙げてみたけど、やっぱり一番はこれ。

「お互いがお互いのことを知りたいと思っていること」

知りたいから相手の話を聴いていると、それだけでいろいろなことを受け取って、自分の中に変化が起こる。

聴くサイクルが起きる空間設計、いいなあ。


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