_ニンジャスレイヤーエピソード投票2018_コメントとか

「ニンジャスレイヤーエピソード投票2018」コメントとか

ニンジャスレイヤー界隈ではよくこのような投票が行われるが、どのエピソードが上位に来たとかで一喜一憂するのではなく、投票時によせられた多角的なしてんのコメントを読んだり、みんなでジャンボリー楽しい気分するのが目的だ。

ということで、せっかくなので的外れなことも含めて、僕もなんか書きつつ、投票行為をしてみようと思います。

総評とか。

正直、めっちゃ悩みました。AOMは時系列通りの連作ということもあり、たとえば第三部などと比較すると「バラエティ」という意味ではエピソード間の振り幅が少ないなと感じていました。

またAOMのシーズン1はSoCの個性的な面々によってエピソードごとのテイストの違いが色濃く出ていましたが、シーズン2はシーズン全体を通してドラマが描かれていく…という側面がより強かったように感じています。

さて、こう書くと「なにお前、シーズン2をdisってんの?」って思われるかもしれません。が、そうではありません! シーズン2は冒頭から畳みかけるような展開が続き、飽きさせることがまったくありませんでした。また個々のエピソードの熱量もすごい。つまりどのエピソードも熱いわけです。これは悩む。

一方、第三部までは本編中で色の異なる数々のエピソードが描かれていましたが、そういった側面はニンジャスレイヤープラスの側に移行した感もあります。つまりプラスのエピソードは非常にバラエティ豊か。これも悩む。

そんなこんなでギリギリになってしまいましたが、僕の出した結論はこうです。

1. 【アルター・オブ・マッポーカリプス】

言うまでもないシーズン2最終エピソード。ほのめかされるダークカラテエンパイアの到来。シンウィンターとの決着。ヒャッキ・ヤギョ。ラオモト・チバの登場。ザイバツの来襲。新旧主人公、フジキドとマスラダの覚悟。そしてそのカラテ。まさに怒涛。

最後のエピローグでマスラダは「ニンジャスレイヤー」と名乗らなかった。これはサツガイが滅びた(ように見えた)結果、マスラダはニンジャスレイヤーである必要が無くなってしまったのか。それとも、単に暴走の果てに力を失ったのか。コトブキとの旅はどこに行きつくのか。復讐に駆られたヘラルドはどうなるのか(ちなみに、ヘラルドのような主人公に復讐心を抱いて追いつづけるキャラクター造詣、個人的にすごく好きなのです)。

次のシーズンへの期待が高まるエピソードでした。

2. 【ドラゴン・ドージョー・リライズ:奮闘編】

最終的に誰も悪人がいない。爽やかな読後感。すごく好きです。ベンガルタイガー=サンの再登場は果たしてあるのかっ!?(ありますよねっ!?)

3. 【クルセイド・ワラキア】

「アセイルド・ドージョー」で初登場したレッドドラゴン=サン。まさかこんなキャラクターだったとは作者以外は予想だにしなかったことでしょう…。フジキドとの共闘が熱い! そしてケイトー・ニンジャのすっとぼけ。本編での奇矯な振る舞いといい、どうにも気になる存在です。

4. 【サムライニンジャスレイヤー:ショーグン・アンド・ニンジャ】

最後の一つは特に悩みました。が、これは続きが読みたい…続きが…続きが読みたいです! ということで選びました。オヤカタサマの登場でサムライニンジャスレイヤーがニンジャスレイヤーの歴史、その断片をつなぐストーリーとなっていく予感がひしひしとします。そしてなんといっても乾いた文体、その表現がいちいち格好良い。特にこのエピソードで登場した罪罰影業七本槍! 言葉だけでも良すぎです。

最後に。

僕の中では【ザ・ホーリイ・ブラッド】が当確だったんですが、まだ最終セクションが残されているので今回の投票対象外でしたね。残念!

今回、各エピソードを見返していて、2019年のニンジャスレイヤーへの期待が高まりました。楽しみでなりません!

【おわり】


きっと励みになります。