株式会社シーエスジーから学ぶお金の貸し借りと表現方法

2020年12月8日 18:30

こんにちは。しゅふうう（主婦）です。

毎度のごとく、突然ですが、みなさん株式会社シーエスジーという会社を知っていますか？

株式会社シーエスジーとは

株式会社シーエスジーは北海道にある賃金業者の会社です。

住まいはとても離れているのですが、ひょんなことから知り合った人が株式会社シーエスジーの従業員だったようで、出張でこちらにいらしてたみたいなんです。
今思うとよくあの状況で話しかけてきたなと思うわけですが、今回はその紹介は置いておいて、その株式会社シーエスジーという会社を調べたときの状況に難を抱いたのでお伝えします。

株式会社シーエスジーという会社を調べたときの状況

ネットで検索した際に思ったことが、ネットにある情報は人それぞれ受け取り方が異なるんだろうなと改めて思いました。

どういったことかと言うと、
・シーエスジーと消滅時効の援用 | 消滅時効 | いなげ司法書士 ...
・【シーエスジー（CSG）】から請求や訪問があったときの対策
というページがあり、わたしは「借りたお金にもかからず、返す義務を放棄しようとする方法が紹介されている。。。」と思ってしまいました。

情報を受け取る側からすれば、他には「借りたお金を返さなくてもいいんだ」、「弁護士のサイトで紹介されているから正しいんだ」と解釈する方もいるでしょう。
解釈自体に正解不正解はないのですが、ページ内で紹介されている内容が真実だとしてもこのような表現は適切でないなと感じます。

もとより借りたものは返すことが当たり前です。人として当然のことだと思います。
何より借りる対象がお金となれば、借りる際にきちんとした手続きをしているはずです。
その手続きは基本的に本人が行うもので、借りると同時に返済の義務を負うことに合意しているはずです。
それにも関わらず、返済の意志がない方々に対しても記事内で紹介されている「消滅時効の援用」が有効であることを示唆してしまっているのではないでしょうか。

もちろん、世情やいろいろな理由によって致し方なくお金を借りたものの、返済が難しくなってしまった方もいるでしょう。
そういった本当に苦しんでいる人々に対して発信する内容であれば問題ないと思います。

ただ、意図的に返済をしない方々にとっての有益な情報となってしまうことが負におちません。

また、

株式会社シーエスジーは賃金業者のため、債権の回収も行うと思います。

回収時にお金を借りた人に連絡を行いますし、出向くこともあるでしょう。
よく賃金業者は悪者扱いされがちですが、悪いことをしているわけではなく、サービスに同意して借りた人の返済が滞っているから回収する必要があるわけです。

そういった内情を加味しないことで情報を受け取る側での理解度に差が出てしまうのはネットの怖いところだなと思いました。

少し前にテレビで放送されていた「3年A組-今から皆さんは、人質です-」という番組のテーマにもなっていましたが、ネットで情報を発信することの怖さを改めて感じましました。