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にんげんを休んでいる話

私事なのだが、仕事へいけなくなってしまった。
きっかけはとてもつまらないことでついったーにも書いたのだが、仕事で疲れて帰ってきた夜、睡眠導入剤と安定剤を酒で飲んだら昏倒してしまったことだった。失禁もしていた。あのときわたしは一回死んでしまったのかもしれない。それからなんとなく一度も出勤できずじまいで土日挟んで四日めになる。
いまは朝目が覚めて、睡眠導入剤で夕方まで寝て酒を飲んでまた寝るクソみたいな生活をしている。気分転換に連れが一度ラーメン屋に連れていってくれたがそこでもつまらないことで涙が止まらなくなり、ボロボロ泣きながらつけめんを食べていた。世間が花粉症の季節で本当によかった。
わたしは職業柄メンタルが強く、無神経な方だと思っていた。まさか自分がこんなふうに職場にいるべき時間に泣いたり寝たりしてばかりいるようになるとは思いもしなかった。廃人の世界は深い谷の底にあるもの想像していたが、ほんとうはドッジボールコートの白線の内と外くらいの違いしかないというのが学びといえば学びであった。

書きながら明日は仕事にいけるだろうか、と思った。いまは本も新聞も読むのが苦痛で、熱心だった短歌もひとつも作らなくなった。このままだと仕事どころか人間社会からもゆるーくフェイドアウトしてしまいそうで、とても怖くなる。

寝よう。

最後に補足すると、わたしの職場は決してブラックではなく、むしろこんなクソみたいな理由でも快く有給を取らせてくれる究極のホワイト企業です。

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