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PJCS2024参加レポート_サーナイトex


1.はじめに

 2024.06.01〜02にパシフィコ横浜で開催されたポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)へ選手として参加しました.

 <結果>
カードゲーム部門マスターリーグ:40位(35pt)
 ∟参加資格はシティリーグシーズン3で獲得

世界大会(32位以内権利獲得)まで後1勝が届かず悔しい結果となりましたが,折角の良い体験を経験値にするためにアウトプットしたいと思います.
※自分向けの備忘録ですが気軽に覗いていただければ幸いです.

2.デッキ選択・採用理由

◾️デッキ選択理由

 両日共にサーナイトexを軸にしたデッキを使用しました

<CL札幌〜PJCS直前間で自分が感じていた環境変遷>
※いつも環境を纏めてくださる方々には本当にお世話になっております
① CL札幌
 ドラパルトex・ルギアVSTARが中心.
 ミライドンex(雷軸)が優勝&サーナイトexが準優勝
② 直後のシティリーグ等
 ライコポン(タケルライコex+オーガポン緑の仮面ex)の台頭.
 リザードンexのシェアが徐々に高くなる
③Twilight Masquerade発売
 ライコポン爆増.Limitlessで日々開催される結果を見ても使用者多数.
 ライコポンに有利を取りやすいサーナイトのシェアが徐々に増える
④PJCS環境予想(DAY1)
・2回以上マッチしそう
 ∟ライコポン/ロスト系統/ルギア/ドラパルト/リザードン
・1回はマッチしそう
 ∟LO系統/古代系統/サーナイト

<デッキ選択>
 ①〜②時点ではゲッコウガexを調整しようと考えていましたが、増加するライコポンやサナに対して勝てる未来が見えずに断念.
 そのため比較的手に馴染んでいたリザードンexを調整しようと思っていましたが,今回のPJCSはシティリーグ優勝者の参加が確定していたため,カビゴンLOでシティを抜けてきた方がカビゴンを握る可能性が高そうだと脳裏にチラつき前向きに選択ができない状況でした.
 デッキ選択に悩んでいたところCL札幌準優勝者様のnoteを拝読し,サーナイトであれば有象無象の環境デッキに対して最後まで勝ち筋が追いやすいこと・元々好きなデッキであったことから,残り少ない時間で調整してみようと選択しました.
 結果的にPJCSでも様々なデッキタイプにマッチしたため,サーナイトは良い選択だったんじゃないかなと感じています.

※苦労点
 サーナイト自体Eレギュレーション時代は存分に触っていましたが,Fレギュレーション以降は殆ど触っておらず,アルカナシャインやミラージュステップが無い中のプランの違いなどを抑えるのに苦慮.PJCSの一週間前でしたが,PTCGLで同じ環境が実装されたのが社会人の私にとっては非常にありがたかったです(一人の練習でもそれなりに経験を積めたため)

◾️採用/不採用(採用候補)カード

 サーナイトは進化ラインやエネルギーに大きく枠を使うためデッキの空きスロットが厳しく,多くの場合似たり寄ったりの構築になると思っています.
 強者多数のPJCSにおいては採用枚数単位でネタ割れしていると思っているため,自分の言葉で採用理由を説明できることは前提に,採用カード種類・枚数には拘ることが大事かなと感じました(改悪にならない範囲で自分の色を出せないか探す)

上記の通り基本的には多くの構築と差がないため,自分なりに拘ったポイントのみ以下に記載しています


採用カード
【ポケモン】
⚫︎ラルトス(テレポートブレイク):4枚
 ・メモリースキップ:HP60が対ドラパルトでネックと感じて見送り.優先的に置いて進化させる意識は持てるが,後発で置くことになったラルトスの選択肢がHP60しかない場合に辛くなってしまう.また,昔はリザードンのバーニングダークを選択して逃げエネ消費を狙ったりもできたが昨今はスグリ等の入れ替え札も採用されていることから効果的に差しにくくなってしまったように感じた.
・サイコショット:30点のダメージが強いタイミングは存在するが,30点よりハンディサーキュレータを貼られていない状態のカビゴンLO対面で裏逃げすることに価値を感じたため不採用へ

⚫︎サーナイトex:2枚
 ・マシマシラの活躍でかなり場持ちの良いアタッカーになった事や0.85%の確率で2枚サイド落ちした際にゲームが破綻することから3枚採用も無しではないと感じる.一方で1枚あればゲームが成立することと,他に入れたいカードが多すぎるため2枚で構成

⚫︎クレッフィ:1枚
  ロスト系統(特にロスバレ)が多いと想定してピック.昨今のロスバレはロストを溜める速度が尋常ではなく,ハバタクカミ1枚ではハイパーブロアで悲しい気持ちになってしまうことが多かった…。
 クレッフィであれば(アクロマとロストスイーパーを除いて)ロスト溜めを大きく妨害をできるため,ラルトスが進化するターンを作ってあげられる
<メリット>
 ・対ロスバレで時間を作りやすい(対ロスギラはアビスシークが強いので微妙)
 ・なかよしポフィンに対応している
 ・対LOにおいてロトムVの妨害や道具バニッシュの技が活きるシーンも存在する
 ・その他,隠し札やイキリテイク,緑の舞なども妨害できるためターンを作ることに貢献しやすい
 <デメリット>
 ・自分のゲッコウガ/マナフィ/マシマシラの特性まで消してしまう
 ・序盤以外には不要であり,相手から無視されやすいのでベンチを圧迫する
 ∟ 中盤以降にフトゥーのシナリオ等で消してあげないと月光手裏剣をバチこりもらってしまう

⚫︎ミミッキュ:1枚
  不利なリザードンや速度の速いライコポンに対して準備するターンを貰うために採用.バトル場にプレイするとベンチを呼ばれて倒されていくが,プライムキャッチャーやボスの指令を"使わせているマインド"でプレイする.リソースを消費させることが終盤の干渉の価値を上げる.
 (ただPJCS直近でリザードンにキャンセルコロンが採用されたりしていたため油断は禁物だった)
  技も70点出るのが偉く,ポッポやビーダル,ダンバル等を倒してくれた.
※この子を使っているとリザード(フレアヴェール)がとても憎たらしくなる

⚫︎フワンテ:1枚
  2枚採用している構築も多いが個人的には1枚運用で特に不快感はなかった.
 マシマシラのおかげで攻撃を介さずとも相手へダメージを蓄積できるため,フワンテの1ショット攻撃(お守り付き300点以上の攻撃)に頼るシーンは1ゲーム中複数回あることは稀だったこともあり1枚で構成

【トレーナーズ】
⚫︎ボール系統:9枚(ボウルタウン除き)
  ボール総数は増やしたかったが,1-2枚増やしたところで初動で事故るときはガッツリ事故るためヒスイのヘビーボールを含めて4-2-2-1枚で練習段階から回していた.
 1ターンラルトスの着地が遅れてもエヴォリューションを打つことができればゲームに参加できるようになったのはエヴォリューションの強みと感じる.
 
[ハイパーボール]:主にサーナイトexを持ってくる際に使用する.キルリアに乗せるために使用することもあるが,準備段階の序盤〜中盤は手札コストが非常に重たいためなるべくエヴォリューションを経由したい.サイド落ちするとサーナイトexに全く乗れなくなるため最低2枚は採用したいと感じた.
[ネストボール]:賛否あると思うがボールの総数を増やす際はハイパーボール<ネストボールで検討をしていた(序盤の面づくりにおいて置きたい種ポケモンが多いため)
 [ヒスイのヘビーボール]:1枚採用の種ポケモンが多く,ラルトスの救出にも用いる.手札に他のデッキ確認できるカードがある際は一生懸命ポケモンのサイド落ちがないか確認し,不要な際は無駄打ちせずに手札コストとして取っておくことを意識をした.

⚫︎大地の器:2枚
  ペパーの採用価値を少しでも上げたかったためエネルギーの現物を減らして大地の器2枚に枠を割いた.基本エネルギーの扱いに気を張れば超エネルギーが7枚でもギリギリ足りていたため,山札からエネルギーを引き抜き,引きたいカードを引く確率を上げようと考えていた.

⚫︎すごい釣竿:DAY1→2枚
         DAY2→1枚(ミモザへ変更)
  DAY1は一般的な採用枚数で構築.ペパーから繋がるグッズのため利用しやすい.
  1枚採用のアタッカーを使い回す必要がある構築 且つ 序盤でやむなくコストにしたカードを戻せないと取りたいプランに影響が出るため,サイド落ちも考慮しポケモンをトラッシュから戻すカードは2枚以上採用したい
(尚,多くの場合2回は使用するのでサイド落ちケアだけが2枚採用の主目的ではない)
 すごい釣竿はサーナイトの初動で事故札になることが多く,尚且つ中〜終盤で必要なカードのためリファインやハイパーボールのコストにしにくい点がネック.
 手札が増やせるカードでもなく,相手から受ける手札干渉からの復帰ハードルを少しでも上げたかった)DAY2では,”すごい釣竿”1枚を”ミモザ”に変更した(ドローカードを増やしたかった)

⚫︎カウンターキャッチャー:2枚
  AceSpecがプライムキャッチャーではなく,DAY1では”ボスの指令”を1枚しか使用できないため打ちたいシーンで利用できるように2枚採用(こちらは使用回数は1度のことが多い)
  優秀なAceSpecの登場でサポート権を利用せずとも手札干渉やベンチ呼び出しができるようになったためAceSpec次第では1枚採用でも問題ないと感じる.

⚫︎AceSpec:DAY1→アンフェアスタンプ
      DAY2→ハイパーアロマ
・DAY1:序盤から相手の行動に制限かけることで逆転を狙いやすいアンフェアスタンプを採用.ライコポンやロスト系統などの早いデッキに対して牽制できるカードのため心強いカードだった.手札事故の際に無理やり手札リフレッシュできる点も高評価
・DAY2:特殊なBO3ルールであり,ロングゲームになった際にサイド差が勝敗に直結することから早期に面と山札構築に貢献できるハイパーアロマを採用.確実に先攻が回ってくるBO3ではハイパーアロマによって先攻2ターン目からリファインが使いやすい点は安定して強かった.
※その他のAceSpec採用候補
 DAY1においてはギリギリまで”プライムキャッチャー"の採用を検討していた.
 サーナイトにおいて採用率が低いため,相手の意表をつけ,終盤のペパーの価値が非常に高くなるカードとなる.ミラー戦においても終盤相手のサーナイトexを取りやすくなったりと練習段階では非常に高評価だったが,終盤の勝ちやすさより相手の速さを諌めたかったためアンフェアスタンプに席を譲った.

⚫︎わざマシンエヴォリューション:DAY1→2枚
                  DAY2→2枚(不思議な飴へ変更)
  後攻になった際にエヴォリューションが打てるかで出力が変わるため,このカードのサイド落ちケアをする価値はあると考えている.一方で2度利用することは稀であり,多くの場合2枚目は手札コストになる.ただ,勇気のお守りをコストにしにくい都合上,複数枚採用することで若干ペパーの価値は向上する.
  DAY2は AceSpecにハイパーアロマを採用したため,1枚分の枠を不思議な飴に譲った.

⚫︎不思議な飴:DAY2→1枚
  AceSpec欄でも触れたが,今回のルールではサイド差が勝敗に影響する.時間切れ後のサドンデス(サイドを先に取ったほうが勝利となるルール)において通常構築では先攻2ターン目の攻撃権利を放棄しているため,圧倒的不利になると感じた.採用することで戦術に幅を持たせられることからエヴォリューションの枠を1枚割いた.

⚫︎フトゥー博士のシナリオ:DAY1→2枚
               DAY2→1枚(ともだち手帳へ変更)
  DAY1で使用者が一定数いると予想していたカビゴンLO対面において”フトゥー博士のシナリオ”のサイド落ちは死活問題だったため2枚から減らすことはできなかった.
  DAY2のBO3ではカビゴンLOが2ゲーム取り切ることは難しいと考え使用者が減る見込みで1枚をともだち手帳へ変更.
 ともだち手帳への変更理由は”ボスの指令”を使える回数を増やしたかった点と,”すごい釣竿”を”ミモザ”に変更することで序盤の手札コストを確保しやすくしたかった点がある

【スタジアム】
⚫︎ボウルタウン:1枚
 ジャミングタワーが流行っていたためスタジアムを割るカードはもう一枚採用したかったが,他のカードを優先したかったため已む無く1枚で構築.
 ジャミングタワーが採用されそうなデッキタイプは事前に意識しておき,なるべく後発でプレイする意識をした ※種切れ負けが危ぶまれる状況であれば利用する

【基本エネルギー】
  DAY 1/DAY2で超・悪エネルギーの比率を変更.DAY2はある程度上振れないと勝ちきれないと思ったため,悪エネルギーのサイド落ち(約10%)は割り切ってデッキとしての出力を優先した.


不採用(採用候補)カード
 デッキの枠が許せば採用したかったカード群(順不同)
 ⚫︎ネストボール(3枚目)
 ⚫︎基本エネルギー(10枚目)
 ⚫︎ロストスイーパー
 ∟ジャミングタワー対処やミラーにおける相手の意識外のフワンテ対応など
 ⚫︎改造ハンマー:
 ∟テツノカイナに貼られたレガシーエネルギーを割って縛り対象に
 ⚫︎スタジアム(2枚目):
 ∟シンオウ神殿かボウルタウン増枠が候補.シンオウ神殿はルギアやロスギラへのガードを上げ,ボウルタウンは自分の安定性向上に繋がる(相手の安定性も上げる)
 ⚫︎シャリタツ
 ∟序盤サポートが欲しいサーナイトにおいてとても強い特性持ち.他の採用ポケモンを割り切れなかった点とカビゴンLOの存在がチラつき採用を見送った
 ⚫︎ハバタクカミ(2枚目)
 ∟クレッフィと悩んだ枠.アタッカーとしてクレッフィより圧倒的に強いが,ロスバレ対面等で2面置くハードルが高かったためクレッフィへ
 ⚫︎マシマシラ(2枚目)
 ∟マシマシラ2面展開は宇宙に行けるほどパワーを感じたが,実証段階で2匹置いて運用するハードルが高く感じてしまった.釣竿等を介さずに再準備できる点もとても強い
 ⚫︎博士の研究
 ∟終盤に自分・相手のナンジャモでは手札が細くなりすぎるため終盤の山札構築や手札干渉からの復帰に強いドローサポートを採用したかった.DAY2ではこの点から少しでも手札を増やせるミモザを採用

◾️使用レシピ

<図1.DAY1使用レシピ>
<図2.DAY2使用レシピ>
アンフェアスタンプ → ”ハイパーアロマ”
エヴォリューション → ”不思議な飴”
フトゥー博士のシナリオ → ”ともだち手帳”
基本悪エネルギー → ”基本超エネルギー”

3.対戦レポート

各対面で印象に残った内容を記載

◾️DAY1(8-2)|22位通過

①ルギアVSTAR(先攻) 勝
∟お相手のスタートがテツノカイナex.
 自分はかがやくゲッコウガスタートで隠し札をしたものの他の種おけず…
開幕早々”終わった”と思いましたが,お相手がルギアで一旦安心.先2ナンジャモから種をおけましたが既に遅れてて厳しいな〜と思っていたところ,お相手もVSTARに乗れずターンが返ってきたことやお守りサケブシッポで裏のルギアVを倒せたりと,相手の遅れが相まってなんとか勝利

②ロストバレット_青(先攻) 勝
 
∟どのように勝ったのかあまり記憶がない…

③サーナイトex(後攻) 勝
∟最終盤までシーソーゲームでしたが,相手のナンジャモの返しにカウンターキャッチャー+お守りフワンテを揃えられて勝利(運が良かった)

④ロストバレット_青(先攻) 勝
∟ハバカミとクレッフィで緩い展開作りつつもコンスタントにアクロマを打たれ続ける展開.途中お相手の挙動が怪しかった(目線が外れそうな際に右手のみデスク下に入れたりを繰り返してた)ため注意深く見てましたが,一瞬で何かが手札に加わったような気がしました(返しのターンでドローカードじゃないカードでキャンセルコロンを打たれる)
 ジャッジ呼ぼうにも確認しようにも大量にあった相手の手札が増えたのか確信が持てず,且つ自分のプラン的に大きな影響はなかったのでそのまま進行しましたが,以降は徹底的に手札枚数を確認しました…
※カード総数確認する手もありますが残り時間も怪しく断念…
快勝だったもののモヤモヤ(不正だったら摘発したかった気持ち)を抱えた状態で次戦へ

⑤リザードンex_ピジョットex+ビーダル(先攻) 勝
∟お相手のネオラントスタートとミミッキュの鬱陶しさをうまく発揮出来て勝利

⑥ライコポン(後攻) 勝
∟対戦準備の既にWCSの権利をお持ちの方(凄い).ライコポンにヤバソチャが入っているお洒落構築でした.お相手がなかなかオーリムを打てない中,アンフェアスタンプがガッツリ決まりテンポを取れました

⑦ロストギラティナ(先攻) 勝
∟お相手キュワワースタートだったためポフィンからクレッフィをバトル場にセットしてターンを返しましたが,後1の状況からロスギラと判明.しっかりジェットエネルギーからアビスシークで準備されるものの,早期からマシマシラやハバカミの押し付け,クレッフィをフトゥーで回収できるターンがあったりと緩く妨害し続ける展開ができて勝利

⑧ディアルガVSTAR(先攻) 勝
∟怒涛の7連勝で迎えた8戦目.勝てばDAY2確定の状況でまさかのディアルガ対面で震えました.加えて先1・先2ともにドローゴーで負け濃厚の状況.
先3のドローでナンジャモが引けたため,そこから何とか種の展開ができましたが既にエネルギーが大量にプールされ始めている状況のため厳しすぎる状況.更に勇気のお守りをトラッシュしないとキルリアにも進化できなかったためお守り2枚もトラッシュへ(もうVSTARが1ショットできない)
 絶望的な状況でしたが,お相手が攻めの展開をするために序〜中盤に博士の研究でボス2枚・プライム・釣竿3枚を使用していたこと,ディアルガが1面しか立っていなかったことを確認していたため,最序盤のテレポートブレイク10点+バルーンボム180点,複数回のアドレナブレインでディアルガにダメージを蓄積させて何とか気絶させることに成功.
 最終的にはサーナイトexを押し付けてサイド取り切る予定でしたが,時間前にお相手に投了いただきなんとか勝利手にしました.
 ※対戦相手の方もその後の配信卓で活躍されて共にDAY2へ.2日目も声をかけてくださり本当にいい方でした.またCLでお会いしたいです.

⑨サーナイトex(先攻) 負
∟最終戦績DAY1全勝の方とのミラー戦.序盤からお互い渋い展開でした.
キルリアの狩合い後にサーナイトexで突貫してしまう愚行を犯し,当然の如くバルーンボムで吹き飛ばされて敗戦.お相手が上手だったのは勿論ですが,普段意識できていることをケアできなかったのは気が抜けた自分の弱さの一つだったかなと思います(反省)

⑩ディアルガVSTAR(先) 負
∟DAY1初めてのマリガンを貰い,しっかり展開できた上でミミッキュ挟みながらダンバル・メタングを上手く倒せる有利展開にて進行.お相手もしっかりダンバル・メタングを再展開しながら徐々にディアルガ(2面)にエネルギーがプールされていく状況でした.
 最終局面でお相手サイド3.スタークロノス残しの状態だったのでターンを返す前にサーナイトexを場から消さないと取り切られる可能性があったので山札のフトゥー(2/10)を探しにいきましがた拾えず…。仕方なくナンジャモしつつ裏にミミッキュを置くことで3枚目のボスの指令(お相手トラッシュにボス2/プライム有)を引かれないことをお祈りでしたが,博士の研究+スタークロノスで山札堀切り,しっかりボスを打たれて負け.
※とても上手いディアルガでした.後から知ったのですがXではお名前拝見したことがある強いプレイヤーの方でした(世界権利おめでとうござます!)

◾️DAY2(11点獲得)|最終40位

①ロストギラティナ 2-0 先攻→後攻
∟お互いにBO3を公式にやるのが初めてで時間配分の難しさを感じた第一試合でした.1ゲーム目はハバタクカミを運用できたターンが長く,上手く有利を取れて勝利.2ゲーム目は月光手裏剣でラルトスライン2面が倒される可能性のターンがありましたがゲッコウガやヤミラミ等の1枚差しカードのサイド落ちがあり幸いにもテンポとれて勝利.
※最終順位発表の際に向かいの席に座られており,縁を感じた1日でした.
 お互いTOP64と悔しい結果になりましたが今後のCL等でいつかお話できたらと思います.

リザードンex_ピジョットex+ビーダル 1-2 先攻→先攻→後攻
 1ゲーム目:お相手がなかなかリザードンexにアクセスできない状況だったため,ポッポ・ビーダル等のシステムポケモンを序盤から倒しこちらがサイド先行する状況.
 最終盤,お相手の場にリザードンex,ベンチにネオラントVのみの状況でサケブシッポの技をネオラントに刻んでおかないといけなかったところをリザードンに120点の攻撃するプレイミス.
 最終的にリザードンのHP210を出せるポケモンが準備できずに負けてしまいました.相手にシステムポケモンがおらず,手札2枚から裏のサーナイトexをサイド倒される可能性は低いと慢心してしまったのも弱さでした(反省)
(ペパーからカウンターキャッチャー2枚目と森の封印石をピックされてしまった)
 2ゲーム目:お相手のポッポ2枚がサイド落ちだったため理想プランをとるハードルが高くなっており,テンポを取れて勝利.
 3ゲーム目:後手スタートで何も展開できない大事故.相手は逆に最強ムーブで最速ピジョット+リザードンを揃えられ,毎ターン裏予備をされることでなす術無く敗北.

③ロストドラパルト 2-1 先攻→後攻→先攻
  DAY2にてようやくドラパルトと対面.ロスト軸だったためクレッフィやハバカミで時間を稼ぎながらサイドを進めました.
 1ゲーム目勝利、2ゲーム目敗北と五分の展開で3ゲーム目へ突入.開始直後に時間が切れたためサイドを先に取った方の勝利という条件になりました.
 先1からハバタクカミをバトル場に押し付けられていたことに加え、お相手は後攻1ターン目にアクロマが打てずにナンジャモをしてターンを返す.
 自分の構築には不思議な飴が採用されていたため,ワンチャン進化を狙えるかと思ったのですが噛み合わず,お祈りしながらハバタクカミでエボリューションしてサーナイトexを準備.お相手返しのターンにプライムキャッチャーを使われハバタクカミの効果を消されてしまったため負けを覚悟しましたが,偵察指令2回,花選び3回してもアクロマに辿り付かず…。運に助けられて先攻3ターン目で勝利

④サーナイトex 1-2 先攻→後攻→先攻
 着席前からお相手がサーナイトexだということは認識できていました(近くで対戦されていたため).最終戦に自信がないミラーだったため気持ち的には不安な状況でした.
 そんな中始まった1ゲーム目はハイパーアロマによるキルリア大量展開とお相手の展開の渋さでサイド2枚差をつけることに成功してなんとか勝利.
  2ゲーム目は後攻で初手にペパーとポフィンがあり,いけるかもしれないと思った矢先にエヴォリューションサイド落ちを確認…。後1ターン目では進化叶わずにターンを終えました.その後,至らないプレイがいくつもあり2本目は返されてしまう結果になりました(下手負け濃厚)
 3本目は対戦準備中に時間切れとなり,3戦目同様サイド先攻=勝ちの状況で進むことになりました.1,2ゲーム目でお互いに不思議な飴が採用されていることが見えていたこともあり先攻を選択したものの,スタートラルトス,初手サポートはナンジャモのみ,ボールはハイパーボールのみという状況でかなり苦しい立ち上がり.
 一方,お相手にはがっつりラルトス3面展開からエヴォリューションまで決められてしまい,勝ち筋が自分のナンジャモでサーナイトex/不思議な飴を揃えるしかない状況へ.ナンジャモからは何も引けず,ターンを返して敗北.

勝てれば世界権利が獲得できたゲームだったため非常に悔しい結果となりました.
後攻を選択しておいたらどうだったのかなぁなどタラレバ回想に悩まされました笑
(対戦相手の方は無事に権利獲得されました!WCS応援しています)

4.良かった点・反省点

◾️良かった点

・デッキ選択(環境を正しく理解できた)
・各対面におけるプランを理解できていた(ミラー以外概ね)
・大型大会における対戦体力・気力が足りていた

◾️反省点

・ミラーの理解度の低さ(練習不足起因)
・土壇場におけるプレイエラーの発生(練習不足起因)
・BO3ルールにおける時間の使い方

 BO3ルールにおける時間の使い方は世界を経験している方々とは天地の差があると感じました.今回のDAY2における3,4試合目は2ゲーム目をお相手に取られ,3ゲームは時間切れで縺れ込むパターンだったが,もう少し上手く時間を使うことで2ゲーム目で決める(1-0でもゲームを終えられるなど)ことができたシーンもあったと感じます.
 PJCSでは正直DAY2に行けると思っていなかった点もあり,全くルールの対策をしていなかった点は大きな反省点の一つでした.

5.総括

 2024シーズンは大型大会への縁がなく,PJCSが初参加だったが一定の成績で終えられたことは素直に誇らしく思います.
 一方で,世界権利獲得にはもう一歩必要だと再認識させられた大会でもあったため個人的得るものは大きかったです.

2025シーズンはCL東京から開幕されますが,優先権があることを祈りつつ,次は今シーズンの成績を超えられるように取り組みたいなと思います.

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対戦相手の方々含め,関わってくれた人に改めて感謝します.

Appendix

<これまでの大型大会参加履歴・戦績>
・2021:CL横浜 1-3|ピカチュウ&ゼクロムGX @抽選参加
・2023:CL新潟 DAY2進出 |サーナイトex  @抽選参加
・2023:PJCS     3-3     |サーナイトex  @抽選参加
・2024:PJCS  DAY2進出(TOP64) |サーナイトex @優先権参加
※2021年CL横浜以降全てのCL・PJCSに抽選応募していましたが参加できたのは上記のみです(落選)笑

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