Squarespaceに幽閉されたjpドメインを奪還した話
幽閉とは
2024年7月に GoogleDomains はサービス終了し、全てのドメインは Squarespace に譲渡されました。
それに伴って Squarespace に収容された .jp ドメインが操作不能となり、whois情報の編集や外部への移管ができない状態となっていました。
Squarespaceへのドメイン移譲は段階的に行われていましたが、
僕の .jp ドメインは2024年6月半ば頃にSquarespaceに渡りました。
その直後に異変に気づいたためサポートへの連絡を行い、最終的に8月末にやっと移管を行うことができたので、およそ2ヶ月以上の激闘でした。
そもそも
どうしてこのような問題が起こったかという話なのですが、
通常は .jp ドメインを Squarespace へ移管することはできません(2024年現在)。
ところが、GoogleDomains からの大異動があったために通常フローでは対応していないドメインも全て受け入れざるを得ず、結果としてこのような不具合につながっているのではないかと考えられます。
問合せ(序盤 2024/06中旬~)
(2024年6月半ば〜)
一生懸命問題点を取りまとめて問合せを送ったところ、
「ドメインの移管方法はこちら😀!」みたいなテンプレが送られてきて終わりました。
このとき X(旧:Twitter)で検索したところ、同じような問題で困っている方がいらっしゃったので、やはり .jp ドメインに固有で起こっている問題であることを確信します。
問合せ(中盤 2024/07中旬~)
(2024年7月半ば〜)
.jp ドメインに固有の問題が起こっているみたいだから調べてくれ、ということを強く伝えた結果、
移管用のAuthコードを手動で発行してくれたので、そのコードを使って移管申請を行いました。
が、
・移管先でコードを入力した時点でエラーが発生
・その旨をまたSquarespaceに伝える
・コードを再発行してもらう
・以後、2~3度繰り返し
という感じで解決には至らず、
Squarespace 側で引き続き調査をしてもらうことになりました。
問合せ(終盤 2024/08下旬)
流石に長い期間ドメインの操作が効かないことで困っていたので、
少し強い文調でクレームを入れ続けた結果、
プロダクトスペシャリストを名乗るスタッフの方から返信があり、
・再びコードの発行
・そのコードで移管申請をしたらSquarespace側に一報寄越せ
という通達がありました。
結果として、このコードで移管申請が通り、無事に Squarespace からドメインの奪還に成功したのでした。めでたしめでたし。
早期解決のコツ
前提として、これは Squarespace 側に問題があり、先方のオペレーションで解決可能な事です。
ですが、おそらくGoogleDomains からの大量の流入によりサポートがパンクしており、雑なテンプレ回答で問合せをクローズされるため解決のテンポが非常に悪いです。(新規で問合せを送って早くて10日後にやっとテンプレでの返事が来るぐらい)
そのため、できる限り情報を整理して伝えることと、
(常識の範囲内で)ある程度強い口調でキレ気味にいくことで、末端のサポートスタッフから偉い人に取り次いでもらうのが早期解決のコツだと思います。
また、僕の方で問題が解決した時の問合せケース番号が 10605965 なので、「これと同じ感じのやつだと思うから!!!!」って伝えると多少はスムーズになるかもしれません。しらんけど。
おわり
とにかく粘り強く問合せを続けるしかない現状ですが、システム側の改修が少しでも早く完了すると良いですね。。。
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