夜中の地震アラート

こんにちは。村田珠禾です。
子どもと寝ていたのですが、地震速報のアラートで目が覚めました。

11年前、私は横浜にいて地震の影響を少なからず受けました。
震度5強でオフィスをでて避難した駐車場から見えた、余震の揺れでしなる高層ビルの恐怖は今でもはっきり覚えています。いつ倒れるのかと生きた心地がしませんでした。
震源地に近い人たちの恐怖はこんなものではなかったと思います。地震だけではなく津波まで。

この経験ですごく感じたのは、人の優しさと恐さ。
地震の影響で停電になって、信号が消えた町でみんなで譲り合い秩序を保った行動には感動を覚えました。
でも、翌日からは買い占めが至るところで勃発。スーパーに入るのに2時間並んでも欲しいものが手に入らないとか、奪い合いの光景を何度も見ました。これがすごく怖くて。。。

みんな必死だったと思う。
生きるため、自分のため、家族のため。
でもその必死さが、初日にみた思いやりと秩序、翌日以降の買い占めや奪い合いではベクトルが違いすぎて、人って怖いっていう感情が生まれてしまって、しばらくは他人が怖くてたまりませんでした。

あれ以来、停電よりなにより地面が揺れることがダメになってしまいました。

子どもが産まれて少しは強くなった気がしますが、地震はパニックになります。
高さのある家具は置けなくなったので、上から落ちてくるものも無いのだけど、子どもの頭を守りながら子どもよりも泣いてしまいます。
子どもからすれば、自分よりママが泣いてたら冷静にならざるをえないのかもしれませんが。

どうかもうおさまりますように。
津波がきませんように。

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