見出し画像

技術者として大切にしたいこと

技術者として何を大切にして仕事を行うか。
人それぞれ思うところがあると思います。

私が大切にしたいこと。それは、
目の前のものは、正しくできているのか?

設計者であれば、
自分の設計したものが正しく
できあがってきているか。

生産技術であれば、
自分が手配した治具・設備が正しく
制作されているか。

当然の事なのですが、
当然すぎて見落としやすい

とても重要なことです。

よくある事例。

製品を組み立てる。
完成品を見ると部品AとBの隙間が大きい

その場で解決するために、
部品の組付け部に貼りものしたり、
削ったり・・・

なんとかしてその問題を解決しようとします。

でも、こういうやり方をしている場合、
時間が立つとまた同じ問題(隙間大きい)が出てくる。

これの繰り返し最悪のパターン

根本的な原因をつかまずに
対策すると陥る罠。

現場にて、
応急処置をしなければまわらない。

このような時はしょうがありません。

しかし技術者がおさえておくことは、
「部品AとBはそれぞれ正しい姿なのか
ということ。

正しい姿」とは、
寸法は?材料は?変形は?保管状態は?・・・
様々な項目があげられます。

寸法が異なれば、
もちろん隙間に直接影響するでしょう。

材料が異なれば、
加工による変形が大きかったり、
組み付け時に欠け、割れが
発生するかもしれません。

保管状態が適切でなければ、
経時による変形等が出てくるかもしれません。

すべてが正しいのであれば、
もしかしたら設計がまずかったのかもしれません。

真の原因に到達するためにも、

目の前のものは正しい姿なのか
常に心がけておきたいです。

日々バタバタしていて、
うわべの対処になりがちな
自分への反省も込めて。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?