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【番外編】映画感想『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』

『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 を観てきましたので感想をnoteにしたいと思います。2024年では2回目の映画!

最高の、一戦を劇場で見ることができたので幸せでした!!!

#ネタバレ を含む内容となっていますので、まだ『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 を観ていない方は、この先は、まだ見ないようにお願いします!

ハイキューについて

ハイキューはアニメにて4期まで放送済みで、稲荷崎高校との対決まで終えています。今回の劇場版ではその後の音駒高校戦が描かれます。

原作はマンガですが試合の様子やメンバーの描写などリアルに表現されていて、思わず手に汗握って、熱くなって見てしまう、そんな魅力的な作品となっています。私は原作を見ていないので、完全に初見。戦いの結果がどうなるので、気になって、気になって、気になっている状態で行ってきました。

劇場版のあらすじ

東京の音駒高校との合同合宿で、日向は因縁のライバルとなる孤爪研磨と出会う。超攻撃的なプレースタイルの烏野高校に対し、“繋ぐ”をモットーにした超守備的なプレースタイルの音駒高校。春高3回戦で、因縁のライバル校・音駒高校と対戦することとなる。幾度となく練習試合を重ねても、公式の舞台で兵刃を交えることが一度もなかった両雄烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”。約束の地で、「もう一回」が無い戦いがいよいよ始まる―

公式のストーリーを一部抜粋


もう一回がない試合

劇場版の公開直前PVが出ています。これ、かなり良いシーンが盛りだくさんなので、劇場版を観に行く前に見ても良いかも。

もう一回がない試合だ!研磨 !

日向翔陽

期待に目を輝かせている日向翔陽と新しいゲームを買ってワクワクしているような不敵な笑みを浮かべる孤爪研磨。因縁のライバル対決は必見です!

試合前の一幕

満を持して勝ちに来ました

武田一鉄監督

それは春高前の合宿にて武田監督と猫又監督とで交わされた会話を思い出すような宣言。あまりにも堂々とした宣戦布告。これを堂々として返すやり取りは、試合を前にして、両校のボルテージは最高潮。これからの展開を期待させるような展開は良いですね。

孤爪研磨

翔陽の攻撃機会を減らすために作戦を淡々と指示する研磨。翔陽をプレッシャーをかけ続ける一方で、ずっと面白いままでいてね、と思っている。戦うなら強いボスと戦いたいと望んでいるけれど、倒してしまうとエンディングを迎えることになるので、それはそれで悲しい。そんな相反する想いをしつつも”いつもとは違う"高いテンションで試合に臨んでいる研磨はとても印象的でした。

用意した策をかいくぐられる度に新たな策を準備する研磨。策が綺麗にハマったときはテンションは変わらないのですが、策をかいくぐられると、生き生きとした表情に戻って、次の策を打つ。その繰り返しが何とも面白いなってなるのでした。

疲労が溜まってくるといつもは表に出さない感情を露わにする性質がある研磨。イライラもそうだし、感謝の気持ちもそう。重力に対して文句を言ったりする一方でバレーに誘ってくれた親友に対して素直な気持ちを伝えるのもそう。油断すると涙してしまうようなそんなシーンがいくつもありました。リアルな心理描写を含めて感動できるのではないでしょうかね。

日向翔陽

試合開始直後、研磨に対して「もう一回がない試合だ!」と目をキラキラさせて言っている翔陽。試合展開としては、研磨に速攻をする機会を大幅に削られ、だいぶ苦戦を強いられます。悪くするとベンチに下げられるのでは、という感じでしたが、戦い方を変えることで対抗。影山からのトスは、ほぼクイックでしたが、オープンに切り替えることで、高さを使った攻撃を開始。この時の、オープントスに向かって飛ぶ翔陽の表情があまりに生き生きしていて、爽快感のある展開となっていました。

そして印象的なシーンをもう一つ。それは試合中、研磨に”楽しい”と言わせたことで、これまでで一番の雄叫びをあげていたこと。周りの観客はどこか違和感を感じている様子だったのも印象的でした。翔陽が雄叫びをあげた要因は分かり切っていて、バレーに対して、そこまで感情を動かされない研磨にようやく楽しいと言わせたことに対して、感極まるものがあったのだと。

試合を終了させる点が入った瞬間の翔陽もまた印象に残っています。マッチポイントを取ったにも関わらず、次のゲームをはじめようとしていました。それは試合の終わりなんて全く意識していない、いつまでも続いて欲しいという願望があるんだろうな、と思ったのでした。

烏養一繋

最後の最後、試合が終わり、烏野と音駒の両監督が握手を交わすとき、テレビ越しではあるけれども握手を求める元監督。当然、その手は空を切るのだけれでも、何故か、ちゃんと繋がりはあるように感じられました。この時、ゴミ捨て場の決戦を行えたのは、烏野高校バレー部の元監督影である烏養一繋という立役者がいたのが大きいんだろうなと思ったのでした。

オフショット

ハイキューの大ポスター

映画館の入り口で巨大なポスターがかかっていました。かなり注目度の高い作品なんだな、としっかり伝えてくれる感じがします。

ナイフでの斬りあいをしているようなシーン。バレーの試合を少し違った目線で見ると、こんな様子になるのかもしれませんね。

入場者プレゼント【第1弾】「ハイキュー!! 33.5巻」を頂きました。劇場版のネタバレがあるので、観終わった後に見た方が良いです。感想を言うならば、あの裏でそんなことを考えていたんだな、ってなるかと思いますよ。

最後に

劇場版を見ている中で印象に残ったワードがあります。「凄いものを見ると自分の中の"できそう"のラインが少し更新される」(研磨)。確かにそんなことあるかも、と思ったので。

劇場版ですが、主題歌を聞きつつ、エンドロールを迎えて、これでもう終わりで満足だから付け足すようなものなんて何もないよねってなってなりました。ただそこでは終わらず、少しだけ続きがありました。蛇足なんじゃないかな、と。付け足すことなんて何もないんじゃないかなって思っていたのです。

ーーーいや、あったわ

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