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ソロキャンプ初心者の方が失敗しないために 体験談

 最近は本当にソロキャンプしてる人が増えましたね。女性の方もいますし。一人というのは静かに、自分のペースでゆっくりできるから好きなのですが、必ずしも周りもそうとは限らないので注意が必要です。
先日関東のキャンプのメッカ、道志川沿いのとあるキャンプ場に行ったときのことです。
私が陣取ったところは両側もソロの人で、皆互いに干渉せず静かに過ごしていました。週末だったので徐々に混んできたものの、なんとか平和に過ごせそうと思っていたのですが。

ソロは場所選びが一番大切
 とても自由なキャンプ場として知られたところで、悪く言えば無秩序。フリーサイトで深夜も出入りが可能です。騒々しい団体も多いので、場所選びは慎重に行いました。
なんとか上手くソロの人達の間に入ることができたので、これで静かに過ごせるだろうと思っていたのですが、そうはいきません。
夜8時過ぎ、簡単な食事も済んでいよいよキャンプのメインイベント、焚き火を見ながら静かに飲むという至福の時間を迎えたところで、騒がしい声と懐中電灯の光りが近づいてきました。

フィリピン人御一行
 何を言ってるのか分からない、近づいてくる女性の声にとても嫌な予感がしました。錦糸町でよく聞いたタガログ語と日本語が混じった明るい声ですが、ここでは不快でしかありません。
思っていたより混んできたようで、静かに過ごしていたとなりのソロと私の間に7〜8人の団体が入り込んで、「ココデイーヨー」などと叫んでいました。
心の中で「いいワケねーだろ」と思っていると、引率者とおぼしき唯一の男性が近づいてきて「ココイーデスカ?」と声をかけてきました。なんとしても今の静寂を維持したかったので、丁重にお断りしたのですが、強制力があるワケではありません。しばらくすると私の存在を無視するかのように、テントを張り始めました。
乾杯の声が聞こえてきたのは9時過ぎです。一般的なキャンプ場の消灯時間は10時くらいで、以後の大声や焚き火は禁止としているところが多いと思いますが、ココは自由。薪も尽きてそろそろテントに入って静かにしようと思った時には、逆にとなりはアルコールも回って大盛り上がり。大音量で音楽を流し始めました。
酔っ払って寝てしまえばいいと思い、諦めて静かにしていたのですが、結局ほとんど寝ることができませんでした。

ソロキャンプで気をつけるべきこと
 というワケで、これからソロキャンプに挑戦しようと思っている方へのアドバイスです。
もちろん管理やマナーもしっかりした予約制の区画サイトなら心配ないかもしれませんが、ソロならフリーサイトが私はお勧めだと思います。それに区画サイトは高いですし。
早くキャンプ場についてベスポジを狙いたい気持ちは分かりますが、まだ最終形が全く見えない状況で場所を決めてしまうと私のような事になりかねません。ソロは身軽でフットワークが軽いことがメリットですので、そんなに慌てずに、少しゆっくり到着するくらいの方がいいと思います。
もし混んでしまい、まともな場所が取れなかったとしたら、そこは初めから行くべきではなかったと考えるべきです。ソロ向きの環境ではないのですから。さっさと別のキャンプ場を探すか、家に帰りましょう。
事前にキャンプ場に電話して混みそうかどうか聞くことも大事です。多くの人が事前に問い合わせをしますので、キャンプ場はそれなりに混み具合を予測しています。曖昧なことしか答えてくれないかもしれませんが、聞いておいた方がいいでしょう。
アクセスが良く、行動をあまり制限されないキャンプ場は、宴会目的のような団体も多いことを覚悟しておいた方がいいでしょう。夜も出入りできるかなどのルールを調べて、そういうキャンプ場を避けるのも必要な判断だと思います。
私はヤバそうだなと思ったら、すぐに別のキャンプ場に行けるよう、第一候補の近くの別のキャンプ場も調べておきます。それでもダメなら潔ぎよく帰るつもりで。

最後に
 結局最後は運任せですので、どうにもならないことが多いと思いますが、キャンプ場は環境が本当に大切です。以下、今回のポイントを3つ上げます。

1.慌てて場所取りをしない。
キャンプは後から来る人で環境がガラッと変わってしまいます。早く落ち着きたい気持ちはわかりますが、慌てずにじっくりと場所を決めましょう。

2.キャンプ場のルールを事前によく調べる。
自由なキャンプ場はそれなりに楽しむことができますが、秩序が保たれていないケースがあります。門限や消灯時間が決められている方が安心できます。

3.別のキャンプ場も調べておく。
ヤバそうだなと思ったら、違うキャンプ場に行くことも考えておくといいでしょう。近場であれば潔ぎよく帰ることも。

気にし過ぎと思われるかもしれませんが、私は何度も周りがうるさ過ぎて眠れなかったという経験をしています。初めてのソロキャンプでガッカリしないよう、行かれる際はこの話をちょっと思い出してください。




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